新着情報

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数学域談話会(11月25日)

数学域談話会を以下の通り開催します。ふるってご参加ください。(数学フロンティア対象科目です。)

世話人:竹内耕太

日時:11月25日15:15~16:30
場所:D509

講演者:池田宏一郎(法政大学経営学部)

タイトル:ジェネリック構成法
概要:
モデル理論は,公理とそれを満たす構造(モデル)との関係を研究する数学基礎論の一分野であるが, 特に現代のモデル理論の出発点になったのがShelah の分類理論である. それは簡単にいえば, モデルの数を数えることで公理を分類する方法である. モデルの数を数えるという観点から, 非常に扱いやすい公理として強極小な公理が知られている. 例えば, 標数が固定された代数閉体の公理は強極小になる. 一方,「強極小な公理で自明でないものは代数閉体の公理に限られる」という予想があった. この予想に対し反例を与えたのが Hrushovski であり, そこで使われた方法がジェネリック構成法である. ジェネリック構成法とは, 可算個の有限構造をうまく貼り合わせることで無限構造を作る方法であり, Hrushovski はこの構成法を用いてモデル理論の2つの有名な予想を解決した. 今回は, ジェネリック構成法の概略を述べ, 現在の研究内容との関連を説明する.

 

 

12月5日(木)談話会 今野北斗 先生(東京大学数理科学研究科)

12月の談話会を以下のように実施します.奮ってご参加ください.

なお,この談話会は数学フロンティアの対象科目です。

 

日時:12月5日(木)15:30 〜 17:00 (Tea time:15:00〜)

場所:D509

講演者:今野北斗 先生(東京大学数理科学研究科)

題目:Diffeomorphism group and gauge theory

概要:4次元は多様体の分類理論の中で特異的な次元であり,4次元多様体のみに対して発生する現象が存在する.このような現象の発見・追求の道具として,物理学由来の偏微分方程式を4次元多様体上で考察するゲージ理論が有効であることも,現在では良く知られている.他方,多様体のトポロジーにおいて,多様体の自己同型群である微分同相群は基本的な興味の対象である.半世紀以上前に分類が一段落ついた高次元多様体に対してもなおその発展は著しく,最近のトポロジーの重要な潮流をなしている.そのような流れの中で,4次元多様体の微分同相群の組織的な研究,特にゲージ理論的な研究は,少数の先駆的な結果を除いて長らく未開拓だった.しかしこの数年,4次元多様体の族に対してゲージ理論を展開する「族のゲージ理論」が急速に発展し,それに伴い4次元多様体の微分同相群の理解が前進しつつある.具体的には,多様体の分類理論と同様,多様体の微分同相群に対しても,4次元特有の現象が存在することが明らかになってきたのである.談話会ではこのような最近の展開を概観したい.

科研費国際シンポジウム(つくば国際会議場 (対面開催) 12月4日〜6日)

科学研究費補助金 基盤研究(A) 20H00576
「大規模複雑データの理論と方法論の革新的展開」研究代表者: 青嶋 誠

学術研究助成基金助成金 挑戦的研究 (萌芽) 22K19769
「テンソル構造をもつ巨大データの統計的圧縮技術の開発」研究代表者: 青嶋 誠

による国際シンポジウム
「International Symposium on Theories, Methodologies and Applications for Large Complex Data」

世話人: 青嶋 誠(筑波大学)、矢田和善(筑波大学)、石井 晶(東京理科大学)、江頭健斗(東京理科大学)
日 時: 2024年12月4日 (水) 〜 6日 (金)
場 所: つくば国際会議場 中会議室 202 (https://www.epochal.or.jp/access/ )
開催形式: 対面開催

プログラムは、下記サイトでご確認ください。
https://www.math.tsukuba.ac.jp/~aoshima-lab/Program2024.pdf

シンポジウムの最新情報は、下記サイトでご確認ください。
https://www.math.tsukuba.ac.jp/~aoshima-lab/jp/symposium.html

12月5日(木)に、高次元ランダム行列理論で著名なYao教授等、以下の
4名の著名な研究者による基調講演と特別招待講演を予定しています。

基調講演
Prof. Jianfeng Yao (Chinese University of Hong Kong (Shenzhen))
Prof. Su-Yun Huang (Academia Sinica)
特別招待講演
Prof. Shurong Zheng (Northeast Normal University)
Prof. Sungkyu Jung (Seoul National University)


参加人数の把握のため、ご参加にあたっては以下のGoogleフォームから
参加登録をお願い致します。
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参加登録(懇親会参加予定者は11月末までにご登録をお願い致します。)
https://forms.gle/Nem8UqsyoKrGBBvA7
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第14回 RCMS サロン「機械学習における数理」(12/12)

第14回 筑波大学 RCMS サロン「機械学習における数理」のお知らせ
https://rcms.math.tsukuba.ac.jp/events/rcms-salon-14

日時:2024年12月12日(木)15:15 ~ 17:30
場所:筑波大学自然系学系棟D509室
https://www.tsukuba.ac.jp/access/tsukuba-campus/naturalscience-d.html


数理科学研究コア (RCMS) は,数学を礎とした分野横断的な融合研究,
各種プロジェクト・国際連携・産学独連携,並びに若手人材育成を推進すべく,
筑波大学数理物質系数学域の教員を中心に2017年10月1日に発足いたしました.

数理科学研究コアHP
https://rcms.math.tsukuba.ac.jp/home
(数理科学研究コア長は 青嶋 誠先生です.
https://www.math.tsukuba.ac.jp/~aoshima-lab/jp/index.html )


数理科学研究コア(RCMS)では数理科学全般における様々な研究分野の相互理解を推進する場として,「RCMSサロン」を開催しています.
今回は「機械学習における数理」というテーマで3名の講師の方々に講演していただきます.

(参加登録は不要です) 皆様のご参加をお待ちしております.

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プログラム
★ 15:15 -- 15:50 矢田 和善(筑波大学 数理物質系)
タイトル:「正則化パラメータに依存しない高次元特徴抽出法について」


★ 16:05 -- 16:40 中山 優吾(日産自動車 総合研究所)
タイトル:「自動車工場におけるエルゴノミクス評価の数理モデル」


★ 16:55 -- 17:30 五十嵐 康彦(筑波大学 システム情報系)
タイトル:「ベイズ推論に基づく小規模化学実験データの変数選択」


各講演の概要はこちらでご確認下さい。
https://rcms.math.tsukuba.ac.jp/events/rcms-salon-14


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矢田和善
筑波大学 数理物質系 数学域
E-mail: yata@math.tsukuba.ac.jp

10月31日(木)談話会 福島 竜輝 先生(筑波大学数理物質系)

10月の談話会を以下のように実施します.奮ってご参加ください.

なお,この談話会は数学フロンティアの対象科目です。

 

日時:10月31日(木)15:30 〜 17:00 (15:00よりtea time)

場所:D509

講演者:福島 竜輝 先生(筑波大学数理物質系)

題目:パーコレーションにおける路の数

概要:整数格子の各辺において,独立にopen/closedが指定されているときに,いろいろな意味で連結性を調べることをパーコレーションの問題という.この模型については,無限に延びるopenな路の存在が中心的な問題として研究されており,多くのことがわかっている.一方で,指定された長さのopenな路がどれくらいあるかも,独立に興味ある問題である.この講演では,ある意味で「向き」のついた路の数については,長さについて指数的に増大し,増大率はランダムではない定数であり,各辺がopenである確率に連続的に依存する,といったことが証明できることを紹介する.
 

11月14日(木)談話会 吉川祥 先生(東京理科大学)

11月の談話会を以下のように実施します.奮ってご参加ください.

なお,この談話会は数学フロンティアの対象科目です。

 

日時:11月14日(木)15:30 〜 17:00 (Tea time:15:00〜)

場所:D509

講演者:吉川祥 先生(東京理科大学)

題目:楕円曲線の数論的同値について

概要:代数体上の楕円曲線は整数論において古くから研究されており,今なお重要で面白い対象である.楕円曲線に対して,その整数論的に重要な情報を備えた複素関数(L関数と呼ばれる)が定まる.このL関数はもとの楕円曲線の多くの情報を知っているが,実は楕円曲線の全てを知っているわけではない.この講演では,異なる代数体上で定義された楕円曲線から同じL関数が得られることがあり得る,という現象(楕円曲線の数論的同値)について説明する.さらに,そのような状況はかなり限定的であることについても説明したい.背景から始めて,楕円曲線について知らない方にも聴いていただけるように説明する.この講演は,伊藤哲史氏(京都大学)と千田雅隆氏(東京電機大学)との共同研究に基づく.
 

第5回 数理の交差点

下記の要領で「第5回 数理の交差点」を開催します。

数理の交差点は、研究内容やセミナー情報を共有することで数学域とシステム情報系4域との交流を目的としたセミナー形式の集会です。皆様奮ってご参加ください。また、数理の交差点は数学フロンティアの対象科目になります。

日時:   2024年9月30日(月) 14:00 -- 16:00
開催形式:  対面・Zoom ハイブリッド(状況次第でオンラインのみ)
対面開催地: 筑波大学 3A402

Zoomでの参加をご希望の方は下記URLからミーティング登録をお願いいたします。
https://zoom.us/meeting/register/tJItf-2sqzsjH9blhhO05H_SrNXeoUWAd_VF
※登録には名前・メールアドレス・会社名/学校名・役職 (学年) が必要です。

9月30日(月)

14:00 -- 14:10  開会

14:10 -- 14:50  三目直登(構造エネルギー工学)
       「グラフ」の視点からみた力学現象の数値解析

偏微分方程式に対する数値解析手法には、Taylor 展開に基づくものや、変分原理に基づくものなど様々な手法が存在する。また、空間の離散化に対しても、座標系に沿った規則正しい格子を用いるものや、四面体等の非構造メッシュを用いるもの、点群 (粒子) のみを用いるものなど、様々な形態がある。これらの多様な方法論に対し、数値計算の離散化された系と対応する「グラフ」を定義する方法を紹介し、スーパーコンピュータ向け並列化やマルチフィジックスシミュレーション、機械学習による代替モデルなどの問題を統一的に扱う一つの方法を紹介する。また、その数理に基づく複雑現象の数値解析戦略を議論する。

15:10 -- 15:50  及川一誠 (数学)
       有限要素法からHDG法へ

有限要素法は構造力学分野を中心として開発された偏微分方程式の数値計算手法で,現在では様々な問題に対して広く用いられている.本講演の前半ではPoisson方程式をモデル問題として,有限要素法の定式化と誤差評価理論について概要を解説する.近年では,有限要素法を不連続化およびハイブリッド化することで得られるHybridizable Discontinuous Galerkin (HDG)法という手法が提案されて盛んに研究されている.後半ではこのHDG法を紹介し,超収束と呼ばれる特有の性質に関して述べる.

15:50 -- 16:00  閉会

 

委員:

八森正泰(社会工学)
佐野良夫 (情報工学)
高安亮紀 (知能機能システム)
金川哲也 (構造エネルギー工学)
秋山茂樹 (数学) 
佐垣大輔(数学) 
坂本龍太郎 (数学)
三原朋樹 (数学)

 

アブストラクト.pdf
プログラム.pdf
ポスター.pdf

 

Tsukuba Workshop for Young Mathematicians 2024


2008年以降毎年2月に開かれるこの国際研究集会---筑波大学大学院数学専攻前期課程の学生が修士論文の研究成果を発表する場として、海外を含む学外の若手研究者をゲストに迎えて開かれます。

今年度はオンライン(公開2月6日--19日)にて東京大学の若手研究者をゲストに迎えます。
詳細は次をご覧ください。
https://sites.google.com/math.tsukuba.ac.jp/workshopyoung2024/

研究集会「リーマン幾何と幾何解析」(2024年2月19日〜21日)

研究集会「リーマン幾何と幾何解析」を下記の通り開催いたします.
皆様のご参加をお待ちしております.


研究集会「リーマン幾何と幾何解析」
日程:2024年2月19日(月)~21日(水)
場所:筑波大学 第一エリア 1D201室
HP:http://www.math.tohoku.ac.jp/~takumiy/RGGA24.html

プログラム:
2月19日(月)
10:00--11:00:服部広大氏(慶應義塾大学)
エネルギーを最小化する写像とcalibrated geometry

11:15--12:15:藤谷恭明氏(大阪大学)
Comparison geometry under lower bounds of 0-weighted Ricci curvature

13:45--14:45:Xingyu Zhu氏(ボン大学)
Interactions of positive scalar curvature and nonnegative Ricci curvature in large scales

15:00--16:00:大島駿氏(東北大学)
測度距離空間のオブザーバブル直径と正の測度を持つ点の存在

16:15--17:15:木上淳氏(京都大学)
距離空間上のソボレフ空間の構成

2月20日(火)
9:45--10:45:藤岡禎司氏(大阪大学)
Upper curvature bound and the curvature integral

11:00--12:00:篠田裕佑氏(岡山大学)
フィンスラー多様体上の等長変換群がリー群であることの測地線論的証明

13:30--14:30:辻寛氏(大阪大学)
Functional volume productの単調性について

14:45--15:45:三浦達哉氏(東京工業大学)
Stabilization phenomenon in p-elastica theory

16:00--17:00:筧知之氏(筑波大学)
Mean value operators on the sphere

2月21日(水)
9:45--10:45:山本光氏(筑波大学)
Some results on Ricci mean curvature flows

11:00--12:00:櫻井陽平氏(埼玉大学)
Almost splitting and quantitative stratification for super Ricci flow

13:30--14:30:高津飛鳥氏(東京都立大学)
Non-preservation of concavity properties by the Dirichlet heat flow on Riemannian manifolds

14:45--15:45:高橋淳也氏(東北大学)
Small eigenvalues of the Hodge-Laplacian with sectional curvature bounded below

16:00--17:00:井関裕靖氏(慶應義塾大学)
可算群上のランダムウォークと調和写像

備考:会場までのアクセスや周辺地図の詳細につきましては
HPに掲載しているリンク先をご参照ください.

世話人:
永野幸一(筑波大学)
本多正平(東北大学)
山口孝男(筑波大学)
横田巧(東北大学)

1月19日(金)談話会 櫻井陽平 先生(埼玉大学)

1月の談話会を以下のように実施します.奮ってご参加ください.

なお,この談話会は数学フロンティアの対象科目です。

 

日時:1月19日(金)15:30 〜 17:00

場所:D509

講演者:櫻井陽平 先生(埼玉大学)

題目:super Ricci flowの幾何解析

概要:本講演ではRicci flowの優解であるsuper Ricci flowについてお話しする.
super Ricci flowは非負Ricci曲率とRicci flowを結びつける概念であり,Bamler (2021+,2023)による幾何学流の収束理論やSturm (2018)による測度距離空間上の幾何学流理論に登場する.
まず非負Ricci曲率(より一般にRicci曲率が下に有界な)Riemann多様体の収束理論ならびにそのような概念を持つ測度距離空間の理論について振り返る.
その上でsuper Ricci flowの研究における今後の課題等について検討したい.
時間が許せば,國川慶太氏(徳島大学)との共同研究で得られた結果についても触れたい.

12月7日(木)談話会 竹内潔 先生(東北大学)

12月の談話会を以下のように実施します.奮ってご参加ください.

なお,この談話会は数学フロンティアの対象科目です。

 

日時:12月7日(木)15:30 〜 17:00

場所:D509

講演者:竹内潔 先生(東北大学)

題目:D加群の幾何学的モノドロミーへの応用について

概要:複素超曲面のミルナーファイバーとそのモノドロミーは、これまで非常に多くの数学者により活発に研究されてきた。柏原-Malgrange の定理により、モノドロミーの固有値とBernstein-佐藤多項式(b-関数)の根のあいだには美しい対応関係がある。Denef-Loeserによるモノドロミー予想とは、この対応関係の類似がさらにモチヴィックゼータ関数より定まる位相的ゼータ関数とb-関数、モノドロミーとのあいだにも成立することを主張するものである。本講演においては、まずモノドロミーを求める従来からの方法、講演者によるD加群からのアプローチなどについてお話しし、さらにb-関数やモノドロミー予想との関係について述べる。続いて後半部では、正則関数をさらに有理型関数に取りかえた場合でも、同様の結果が成り立つことをお話しする予定である。
 

12月7日(木)談話会 佐竹 郁夫先生 (文教大学)

談話会のお知らせです。

なお、この談話会は数学フロンティアの対象科目です。 

 

日時:2023年12月07日(木) 13:45   -   15:15
場所:自然系D棟509号室
連絡先:tange@math.tsukuba.ac.jp
講演者:佐竹郁夫先生 (文教大学)
タイトル:Coxeter 変換から定まる良い基本不変式とフロベニウス構造

アブストラクト:G を実ベクトル空間 V0 に作用する有限鏡映群とする。V = V0 ⊗R C
を V0 の複素化とする。
射影 π : V → V/G は同型ではないが、q ∈ V を Coxeter 変換の原始
h 乗根に対する(h は Coxeter 数)固有ベクトルとしたとき、q は鏡映
面の外にあるため、π は q においては局所同型である。
これを不変式環の言葉で言い換える。C[V] の生成元として、Coxeter
変換で固有ベクトルとなるものを固定しよう。すると上記は、V/G の
座標環である C[V]Gの生成元を C[V ] の生成元を用いて q でテイラー
展開したとき、1次の係数に十分 0 でない項がある、と言い換えられる。
テイラー展開の高次の項は、C[V]Gの生成元の取り方に依存するが、
逆に高次の項ができるだけ 0 になるように生成元を選ぶことができる。
こうして得られる C[V]Gの生成元が実は V/G に入るフロベニウス
構造における平坦座標(平坦不変式)であり、このとき 0 にならない
さらに高次の係数がフロベニウス構造の積構造に対応することを紹介
する。
楕円ワイル群についての不変式でも同様の結果が得られているので、
それも紹介したい。

科研費国際シンポジウム(つくば国際会議場 (ハイブリッド方式) 12月7日~9日)

科学研究費補助金 基盤研究(A) 20H00576
「大規模複雑データの理論と方法論の革新的展開」研究代表者: 青嶋 誠
学術研究助成基金助成金 挑戦的研究 (萌芽) 22K19769
「テンソル構造をもつ巨大データの統計的圧縮技術の開発」研究代表者: 青嶋 誠
による国際シンポジウム

「International Symposium on Recent Advances in Theories and
Methodologies for Large Complex Data」

世話人: 青嶋 誠(筑波大学)、矢田和善(筑波大学)、石井 晶(東京理科大学)、江頭健斗(東京理科大学)
日 時: 2023年12月7日 (木) ~ 9日 (土)
場 所: つくば国際会議場 大会議室 101 ( https://www.epochal.or.jp/ja/ )
開催形式: 対面+オンライン (Zoom)によるハイブリッド型


プログラムとアブストラクトは、下記サイトでご確認下さい。
https://www.math.tsukuba.ac.jp/~aoshima-lab/workshop_detail.html

シンポジウムの最新情報は、下記サイトでご確認ください。
https://www.math.tsukuba.ac.jp/~aoshima-lab/jp/symposium.html


なお、
高次元統計的検定論の第一人者として知られるZhang博士による基調講演、
高次元ランダム行列理論の第一人者として知られるPaul博士による基調講演、
さらに、ロバスト推測で著名なHung博士による特別招待講演、
高次元統計的分類で著名なAhn博士による特別招待講演
を予定しています。

基調講演
Dr. Jin-Ting Zhang (National University of Singapore)
Dr. Debashis Paul (University of California, Davis/ Indian Statistical
Institute)

特別招待講演
Dr. Hung Hung (National Taiwan University)
Dr. Jeongyoun Ahn (Korea Advanced Institute of Science and Technology)


ご参加にあたっては、以下のGoogleフォームから参加登録を
お願い致します。
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参加登録(対面・Zoom)
https://forms.gle/7YUKUKvVw4mAMJYNA
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問い合わせ先: 矢田和善  (yata@math.tsukuba.ac.jp)

第12回 筑波大学RCMSサロン(2023年12月14日)

数理物質系数理科学研究コア(RCMS)主催「第12回 筑波大学RCMSサロン」開催のご連絡です.

RCMSでは,分野横断的な研究交流の一助となることを目指し,互いの研究分野の相互理解を推進する場として「RCMSサロン」を開催しています.

今回のRCMSサロンは「同期現象」をテーマとしまして,カエルの鳴き声の同期現象,リザバー計算における同期現象の応用,再帰と同期,など同期現象に広く関わる話題についての講演を企画しています.

プログラムや講演概要などの詳細,またオンライン参加申込につきましてはこちらをご覧下さい.

多くの皆様のご参加をお待ちしております.

 

第12回 筑波大学RCMSサロン「同期現象の数理とその応用」

日 時:12月14日(木)15:00 -- 18:00(Tea Time を含む)
場 所:筑波大学自然系学系棟D棟5階 D509室/オンラインのハイブリッド形式
講演者:合原一究(筑波大学システム情報系)
    常木澄人(産業技術総合研究所・新原理コンピューティング研究センター)
    平山至大(筑波大学数理物質系)

世話人:川村一宏,永野幸一,平山至大

11月2日(木)談話会 John Duncan (Academia Sinica, Taiwan)

談話会のお知らせです。

なお、この談話会は数学フロンティアの対象科目です。 

 

日時:2023年11月02日(木) 15:30   -   17:00
場所:自然系D棟509号室
連絡先:carnahan@math.tsukuba.ac.jp
講演者:John Duncan (Academia Sinica, Taiwan)
タイトル:Moonshine and Arithmetic

アブストラクト:Research in moonshine has mostly been conducted over the complex numbers. In this talk I will explain how umbral moonshine incorporates some arithmetic structures into the moonshine story, such as singular moduli, class numbers, and rational points on algebraic varieties.  

数学域談話会(11月9日)

11月談話会のお知らせです。

なお、この談話会は数学フロンティアの対象科目です。 

 

日時:2023年11月09日(木) 15:15   -   16:45
場所:オンライン(zoom)
連絡先:kota@math.tsukuba.ac.jp
講演者:石井晶先生(東京理科大学)
タイトル:強スパイク固有値モデルに基づく高次元統計解析

アブストラクト:現代科学のデータは巨大化の一途を辿っています。ゲノム科学・情報工学・金融工学では、データの次元数は標本数を遥かに上回り、数十程度の標本数に対して次元数は数万を超えるようなデータがしばしば見られます。このようなデータに対して、従来の統計学である多変量解析では太刀打ちできません。そこで、2010年以降、高次元データに対する新しい統計学の理論である高次元統計解析が提唱され、発展してきました。
本講演では、ゲノムデータに代表される、非スパースな高次元データに対する統計的推測について紹介します。高次元データを2つの固有値モデルで分類し、固有値モデルに基づいた理論・方法論の構築の重要性について、実際のゲノムデータ解析例を交えて紹介します。

10月6日(金) 談話会 森 雅巳氏, 髙澤 光彦氏 (Arithmer株式会社)

10月の談話会を以下のように企画しています。

たくさんの方のご参加をお待ちしています。

なお、この談話会は数学フロンティアの対象科目です。

詳細は以下の通りです。

 

日時:2023年10月6日(金)15:30~17:00

場所:D509

講演者:森 雅巳氏, 髙澤 光彦氏 (Arithmer株式会社)

講演タイトル: 数学とAIによる社会課題解決事例

アブストラクト

https://nc.math.tsukuba.ac.jp/multidatabases/multidatabase_contents/detail/230/f83f48383e957e636df98f8db1181cb6?frame_id=109

 

第3回 数理の交差点


下記の要領で「第3回 数理の交差点」を開催いたします。

数理の交差点は、研究内容やセミナー情報を共有することで数学域とシステム情報系4域の繋がりを深める場であると同時に、他分野の方々にもオープンな場として開催される集会です。皆様奮ってご参加ください。

日時:       2023年9月28日(木) 14:00 -- 16:20
開催形式:  対面・Zoom ハイブリッド(状況次第でオンラインのみ)
対面開催地: 筑波大学 筑波キャンパス 総合研究練B棟1階0110室 (公開講義室)
       〒 305-8571 つくば市天王台1-1-1

※ Zoomからの参加をご希望の方は下記URLからミーティング登録をお願いいたします。

登録には名前・メールアドレス・会社名/学校名・役職 (学年) が必要です。

https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZMvd-GorT4qHdFD6iATd7ebDkTuomYXqzy6 

 

9月28日(木)

14:00 -- 14:10  開会

14:10 -- 14:40  新里高行 (知能機能システム)

       「不在としての全体が作る群れのダイナミクス」

14:55 -- 15:25  矢田和善 (数学)

       「高次元主成分分析: 推定の一致性とその応用」

15:40 -- 16:10  河又裕士 (人工知能科学センター)、岡田幸彦 (社会工学・人工知能科学センター)

       「分散機密データを想定した処置効果の推定手法の開発」

16:10 -- 16:20  閉会

 

プログラム:第3回数理の交差点_プログラム.pdf

アブストラクト:第3回数理の交差点_アブストラクト.pdf

 

 

第11回 筑波大学 RCMS サロン 「計算機によるAIとシミュレーションの数理」

筑波大学数理科学研究コア (RCMS) では、分野横断的な研究交流の一助となることを目指し、互いの研究分野の相互理解を推進する場として「RCMS サロン」を開催しています。

今回は「計算機によるAIとシミュレーションの数理」というテーマで3名の講師の方々に講演していただきます。

要項

  • 日時:2023年7月27日(木)15:00~18:00 (Tea Time を含む)
  • 開催方法:対面/オンラインのハイブリッド形式
  • 場所:筑波大学自然系学系棟D509セミナー室/Zoom meeting
  • 参加申し込み: 登録ページはこちら https://forms.gle/x3R74N7PVqE1YQmv5
    • 参加申込は7月24日(月)まで受け付けます。Zoomのアクセス手順はRCMSサロンの数日前に登録者へお送り致します。 
  • 共催:科研費 基盤研究 (A) 20H00576「大規模複雑データの理論と方法論の革新的展開」(研究代表者: 青嶋 誠)
  • サロンwebページ:https://rcms.math.tsukuba.ac.jp/events/rcms-salon-11

プログラム

★ 15:00 -- 15:15 Tea Time

★ 15:15 -- 15:50  照井 章(筑波大学 数理物質系/人工知能科学センター)

タイトル:数式処理によるロボットマニピュレータの逆運動学問題と経路計画問題の解法

概要:本講演ではロボットマニピュレータ(腕型ロボット)を動かす際の問題を取り上げます.与えられたロボットの先端の位置から各関節の角度を求める問題を逆運動学問題,ロボットの先端を動かす経路が与えられた際にその経路に沿った運動を行うための各関節の変位を求める問題を経路計画問題と呼びます.本講演では,数式処理を用いて,各問題の解の存在を厳密に判定・保証しながらそれらの解を効率的に求めるための手法を紹介します.

★ 16:05 -- 16:40 藤澤 誠(筑波大学 図書館情報メディア系)

タイトル:物理シミュレーションにおける数理とその応用

概要:現実世界の物理現象をコンピュータ内で再現するための技術として,物理シミュレーションが様々な分野で使われています.特にコンピュータグラフィックス(CG)分野では,複雑な自然現象をリアルに再現したいという要求から盛んに研究が行われています.本講演では,その中でも流体シミュレーションを中心として,その基礎となっている支配方程式およびそれをコンピュータで計算する際に使われる数理やアルゴリズム,CGでの応用などについて紹介します.  

★ 16:55 -- 17:40 石坂 敢也,加茂 碧唯(富士フイルムビジネスイノベーション (株) )

タイトル:小規模学習データによる商品棚の陳列状態推定

概要:小売業において,商品管理や棚割り作業の効率化のために,商品棚にある商品をAIで特定したいというニーズがあります.この問題は一般に物体検出と画像照合により構成され,店舗毎に異なる照明環境や陳列状態下で,類似デザインを含む数百~数千商品を検出・峻別でき,頻繁な商品デザイン変更にも追随できることが求められます.この問題に対して各商品のone-shot画像だけが与えられた前提でアプローチする深層学習技術について紹介します.

★ 17:40 -- 18:00 Tea Time

お問い合わせ先

世話人: 照井 章(筑波大学 数理物質系)

E-mail:rcms-salon at math.tsukuba.ac.jp ("at" を @ に置き換えてください)

謝辞

今回のRCMSサロンは科研費基盤研究(A) 20H00576「大規模複雑データの理論と方法論の革新的展開」(研究代表者: 青嶋 誠)の支援を受けています.

6月1日(木) 談話会 伊藤 昇氏(茨城工業高等専門学校)

12月の談話会を以下のように企画しています。

たくさんの方のご参加をお待ちしています。

なお、この談話会は数学フロンティアの対象科目です。

詳細は以下の通りです。

 

日時:2023年6月1日(木)15:30~17:00

場所:オンライン

講演者:伊藤 昇氏(茨城工業高等専門学校)

講演タイトル: A quantization of the Arnold strangeness invariant 

アブストラクト

https://nc.math.tsukuba.ac.jp/multidatabases/multidatabase_contents/detail/230/f83f48383e957e636df98f8db1181cb6?frame_id=109

 

登録フォーム(学外の方はこちらの参加フォームから登録してください)

https://forms.gle/pyA4bHJyGWYYabE96

連絡先:tange_(あっと)_math.tsukuba.ac.jp  (丹下基生)

ワークショップ「Tsukuba Global Riemannian Geometry」

ワークショップ「Tsukuba Global Riemannian Geometry」を
下記の通り開催いたします.
プログラムなどの詳細は決まり次第お知らせいたします.
皆様のご参加をお待ちしております.


ワークショップ「Tsukuba Global Riemannian Geometry」
日程:2023年3月6日(月)午後から,7日(火)15時前まで
会場:筑波大学自然系学系棟D棟5階 D509室
アクセス:https://nc.math.tsukuba.ac.jp/access

講演予定者:
近藤慶氏(岡山大学)
藤岡禎司氏(大阪大学)
Yuanlin Peng氏(東北大学)
永野幸一氏(筑波大学)

世話人:
山口孝男(京大・筑波大名誉教授)
永野幸一(筑波大)

Tsukuba Workshop for Young Mathematicians 2023

2008年以降毎年2月に開かれるこの国際研究集会---筑波大学大学院数学専攻前期課程の学生が修士論文の研究成果を発表する場として、海外を含む学外の若手研究者をゲストに迎えて開かれます。

今年度はオンライン(公開2月8日--20日)にてソウル大学(Seoul National University)の若手研究者のお二人をゲストに迎えます。
詳細は次をご覧ください。
https://sites.google.com/a/math.tsukuba.ac.jp/workshopyoung2023/ 

第10回 筑波大学 RCMS サロン 「数系と折り紙の数学」

筑波大学数理科学研究コア (RCMS) では、分野横断的な研究交流の一助となることを目指し、
互いの研究分野の相互理解を推進する場として「RCMS サロン」を開催しています。
今回は「数系と折り紙の数学」というテーマで3名の講師の方々に講演していただきます。

要項

日時: 2022 年12 月8 日(木)15:10~18:10
※15:00開場、15:10開始

開催方法: Zoom によるハイブリッド形式

場所: 筑波大学総合研究棟B棟1階0110室

参加申し込み: 参加申し込みは2022年12月1日(木)までにお願いいたします。
なお、ZoomのURLはRCMSサロンの数日前に登録者へお送り致します。

登録用url: https://forms.gle/LWpmPfgVACe5PWCz9

サロンwebページ: http://sites.math.tsukuba.ac.jp/rcms/events/rcms-salon-10

プログラム

★ 15:10–15:40 斉藤朝輝 (公立はこだて未来大学)
タイトル: カオス写像の真軌道計算と、その擬似乱数生成への応用

★ 15:55–16:25 三谷純 (筑波大学システム情報系)
タイトル: 折紙の研究分野における数学問題

★ 16:40–17:10 金子元 (筑波大学数理物質系)
タイトル: 数のb 進展開の一般化と数論への応用

★ 17:25–18:10 ディスカッション

大規模複雑データの理論と方法論~新たな発展と関連分野への応用~

科学研究費補助金 基盤研究(A) 20H00576
「大規模複雑データの理論と方法論の革新的展開」研究代表者: 青嶋 誠
学術研究助成基金助成金 挑戦的研究 (萌芽) 22K19769
「テンソル構造をもつ巨大データの統計的圧縮技術の開発」研究代表者: 青嶋 誠
による科研費シンポジウム

「大規模複雑データの理論と方法論~新たな発展と関連分野への応用~」

世話人: 青嶋 誠(筑波大学)、矢田和善(筑波大学)、中山優吾(京都大学)
日 時: 2022年11月4日 (金) ~ 5日 (土)
場 所: つくば国際会議場 中会議室 202 ( https://www.epochal.or.jp/ja/ )
開催形式: 対面+オンライン (Zoom)によるハイブリッド型

プログラムとアブストラクトは、下記サイトでご確認下さい。
https://www.math.tsukuba.ac.jp/~aoshima-lab/jp/symposium_detail_2022.html

シンポジウムの最新情報は、下記サイトでご確認ください。
https://www.math.tsukuba.ac.jp/~aoshima-lab/jp/symposium.html


ご参加にあたっては、以下のGoogleフォームから参加登録を
お願い致します。
感染症対策のため、対面での参加人数制限を設けております。
ご了承ください。
----------------------------------------------------
対面での参加登録フォーム (締め切り11/2):
https://forms.gle/KYRX3mHqUtEUQBNu8

オンライン(Zoom)での参加登録フォーム (締め切り11/3):
https://forms.gle/C8My9qbi4h9md6s28
----------------------------------------------------


対面で参加される場合の注意事項:
1. つくば国際会議場の感染症防止対策事項を遵守し、開催いたします。
広い会議室を用意しておりますので、前後左右を空けてご着席ください。
2. 会場では、マスクの着用と手の消毒をお願いします。
3. 開催日より過去2週間以内に発熱等の症状があった場合は、対面での参加は
ご遠慮ください。上記の参加登録フォームから、オンライン(Zoom)でのご参加
をご検討ください。

 

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矢田和善
筑波大学 数理物質系 数学域

12月1日談話会 中山 優吾氏(京都大学情報学研究科)

12月の談話会を以下のように企画しています。

たくさんの方のご参加をお待ちしています。

なお、この談話会は数学フロンティアの対象科目です。

詳細は以下の通りです。

 

日時:2022年12月1日(水)15:15~16:45

場所:オンライン

連絡先:丹下 基生

講演者:中山 優吾氏(京都大学情報学研究科)

講演タイトル:高次元データに対するガウシアンカーネルとその応用

11月24日談話会 野澤 啓氏(立命館大学理工学部)

11月の談話会を以下のように企画しています。

たくさんの方のご参加をお待ちしています。

なお、この談話会は数学フロンティアの対象科目です。

詳細は以下の通りです。

 

日時:2022年11月24日(水)15:30~17:00

場所:D509

連絡先:丹下 基生

講演者:野澤 啓(立命館大学理工学部)

講演タイトル:タイル張りやグラフに現れるカオスについて

アブストラクト:ユークリッド空間R^dの非周期的なタイル張り(またはその点集合版であるR^d内のデローネ集合)に対して,
平行移動包と呼ばれる空間が考えられ,自然なR^d作用を持ちます.
このR^d作用がカオス的であるようなタイル張りやデローネ集合は,複雑な対称性を持つことが期待されます.
本講演では,こういったタイル張りが非常に多く存在することや,
R^dのタイル張りの構成法としてよく知られている切断射影法の双曲版による具体例の構成についてお話しします.
また,彩色グラフのカオス性についても触れます.
(‪Jesús A. Álvarez López氏 (U. Santiago de Compostela) , Ramon Barral Lijó氏 (立命館大), John Hunton氏 (Durham U.), John Parker氏(Durham U.)との共同研究)

集中講義 情報数学特論I

科目番号 0AJAD01(数学学位プログラム(博士前期課程))

科目名  情報数学特論I   (1単位)

講師   中山 優吾 氏  (京都大学 大学院情報学研究科)

日時   2022年11月14~16日 (14日は13時から、15日と16日は10時から予定)

場所 自然系学系棟 D509

概要 この集中講義では、現代のデータ解析で欠かすことのできない機械学習の手法について、特に、高次元データに対する漸近的性質を学習する。科学と情報化の進展に伴い、多くの特徴量を観測することが可能となった。これに伴い、データの形態はますます複雑化し、データの高次元化が進んでいる。機械学習はこのような高次元データの解析手法として有用であることが知られ、盛んに研究されている。しかし、標本数が特徴量数より大きいという前提が崩れる場合には、従来の手法の見直しが必要となる。そこで、機械学習の基礎理論と高次元統計解析の方法論について学ぶことで、高次元データ解析のための機械学習を学習する。

TWINS履修申請期間     2022年9月6日(火)~11月14日(月)

世話人 矢田 和善

10月5日談話会 川節 和哉(熊本大学)

10月の談話会を以下のように企画しています。

たくさんの方のご参加をお待ちしています。

なお、この談話会は数学フロンティアの対象科目です。

詳細は以下の通りです。

 

日時:2022年10月5日(水)15:15~16:45

場所:オンライン

連絡先:Scott Carnahan(carnahan@math.tsukuba.ac.jp)

講演者:川節 和哉(熊本大学)

講演タイトル:アフィン頂点代数の表現論

 

アブストラクト:アフィン頂点代数のうちレベルが自然数のものは、
非同型な既約表現が有限個で尽くされる。
それらは全て(アフィン Kac-Moody リー環の表現として)
可積分表現であり、特に最高ウェイト表現である。
一方、(自然数でないが許容的な) 分数レベルのアフィン頂点代数は、
既約表現を無限個持つが、ある種の有限性を持ち、様々な応用がある。
近年、分数レベルアフィン頂点代数について、可積分表現や最高ウェイト表現とは限らないウェイト表現が注目を集めており、分類理論や応用などが進んでいる。
本講演では、分数レベルのアフィン頂点代数の表現論について概説し、
sl_3に付随する例を中心に、最近の進展を紹介する。

第1回 数理の交差点

 

以下のように「第1回 数理の交差点」を開催いたします。

数理の交差点は、研究内容やセミナー情報を共有することで数学域とシステム情報工学研究群の繋がりを深める場であると同時に、他分野の方々にもオープンな場として開催される集会です。皆様奮ってご参加ください。

 

日時:9月22日(木)15:00 --17:20

 

開催形式:対面・Zoomのハイブリッド
※ Zoomでの参加をご希望の方は9月19日(月)までに坂本(rsakamoto[at]math.tsukuba.ac.jp)宛にご一報ください。20日(火)にZoomのURLをご連絡いたします。20日にZoom URLの連絡が来なかった方は、お手数ですがもう一度、坂本までご連絡下さい。

 

対面開催地:総合研究棟B棟1階0110室

 


プログラム

15:00 -- 15:10  開会

15:10 -- 15:40  高野祐一 (社会工学)
「混合整数最適化による線形回帰モデルの最良変数選択」

15:55 -- 16:25  山木壱彦 (数学)
「ベルコビッチ解析空間入門」

16:40 -- 17:10  藪野浩司 (知能機能システム)
「機械システムに生じる非線形現象の解析・制御・利用」

17:10 -- 17:20  閉会

 

また以下が講演のアブストラクトになります。

数理の交差点_第1回_20220922_アブストラクト.pdf 

 

集中講義 幾何学特論Ⅰ

科目番号 0AJAB01 (数学学位プログラム(博士前期課程))

科目名  幾何学特論Ⅰ  (1単位)

講師    納谷 信 教授  (名古屋大学多元数理科学研究科)

題目  ラプラシアン固有値最大化と部分多様体

期間  2022年9月26日(月) 13:00 ~28日(水)

場所  自然系学系棟 D814 (対面実施) D509 に変更します

概要  この集中講義の主題は、「ラプラシアンの固有値を最大化する計量はユークリッド空間へのよい等長埋め込みをもつ」という命題である。  コンパクト多様体において、面積1のリーマン計量をすべて動かしてラプラシアンの第1固有値を最大化する問題(問題A)、およびリーマン計量と体積要素の対(滑らかな測度距離構造)に対する類似の問題(問題B)を考える。問題Aについて、これまでに知られている結果を概観し、とくに、閉曲面上の最大化計量が球面内の極小曲面の誘導計量として実現できるというNadirashviliの定理について詳しく解説する。次に、問題Bについて、リーマン多様体の等長埋め込みとの関係を中心に解説し、Nadirashviliの定理の類似を定式化して証明する。この定理は、問題Bが解けると、よい等長埋め込みが得られることを主張する。

TWINS履修申請期間    2022年7月20日(水)~9月26日(月)

世話人  相山 

8月3日談話会 内海 晋弥氏 (学習院大学)

8月の談話会を以下のように企画しています。

たくさんの方のご参加をお待ちしています。

なお、この談話会は数学フロンティアの対象科目です。

詳細は以下の通りです。

 

日時:2022年8月3日(水)15:15~16:30

場所:オンライン

連絡先:竹内耕太(kota@math.tsukuba.ac.jp)

講演者:内海 晋弥 (学習院大学 理学部 数学科)

講演タイトル:流体問題のための圧力安定化射影有限要素法について

講演アブストラクト:非圧縮粘性流の運動を記述するNavier-Stokes 問題の解を近似する数値解法を考える.流速と圧力が未知関数として現れるという特徴から,数学的な考察だけでなく,近似解を効率的に求解する計算効率の観点からも工夫を必要とする.本講演では,有限要素法と射影法を結合させた手法が主題となる.有限要素法は,応用上現れる領域に対して汎用的に計算可能な数値計算手法であり,数学的にも強固なバックグラウンドがある.ChorinとTemamから始まる射影法は流速と圧力を分離して解くことができる計算効率が良い手法である.本講演では,この射影有限要素法と,流速/圧力を近似する有限要素空間の通常許容される組み合わせについて概観した後,その組み合わせを広げる圧力安定化手法とその意義について解説する.さらに,物質微分の近似法に触れたのち,線形化問題に対する,解の正しさを表す誤差評価を示す.

 
 

第9回 筑波大学 RCMS サロン 「高次元統計解析とデータ科学」

筑波大学数理科学研究コア(RCMS)では、以下のように第9回 RCMSサロンを開催致します。

第9回 筑波大学 RCMS サロン 「高次元統計解析とデータ科学」
http://sites.math.tsukuba.ac.jp/rcms/events/rcms-salon-9

日時:2022年7月21日(木)15:15 ~ 17: 30

場所:オンライン(Zoomを使用)

参加申込:以下からご登録をお願いします。
https://forms.gle/mdcFC2Xmw7TAmE7S7
(ご登録は7月19日までにお願いします。なお、ZoomのURLはRCMSサロンの数日前に(登録者に)お送り致します)


プログラム
★ 15:15 -- 15:50 矢田 和善(筑波大学 数理物質系)

タイトル:「高次元統計解析: 高次元PCAとその応用」


★ 16:05 -- 16:40 坂本浩隆(トヨタ自動車株式会社 先端材料技術部)
タイトル:「高次元小標本統計学を活用した材料研究」


★ 16:55 -- 17:30 竹内 努(名古屋大学 理学研究科素粒子宇宙物理学専攻)
タイトル:「高次元統計学による宇宙物理学の新展開」


各講演の概要はこちらでご確認下さい。
http://sites.math.tsukuba.ac.jp/rcms/events/rcms-salon-9

多くの方々のご参加をお待ちしております。

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世話人: 矢田和善
筑波大学 数理物質系 数学域
E-mail: yata@math.tsukuba.ac.jp

 

数学域談話会(6/30:熊谷隆先生)

6月の談話会を以下のように企画しています。

たくさんの方のご参加をお待ちしています。

なお、この談話会は数学フロンティアの対象科目です。

詳細は以下の通りです。

 

日時:2022年6月30日(木)15:15~16:45

場所:オンライン

講演者:熊谷 隆 先生(早稲田大学理工学術院)

講演タイトル:複雑な系の上のランダムウォークとブラウン運動 — フラクタルからランダム媒質まで — 

講演アブストラクト:複雑な系の上のランダムウォークやそのスケール極限であるブラウン運動は、ユークリッド空間上のものと大きく性質が異なり、いわゆる異常拡散現象を起こす。本講演では、フラクタルを典型例とする自己相似性を持った図形の解析から話を起こし、パーコレーションクラスターなどのランダムな図形(ランダム媒質)における確率過程の漸近挙動に至るまで、複雑な系の上の確率過程や、対応するラプラス作用素の解析について概説する。講演の後半では、当該研究に関する講演者の最近の結果も紹介する予定である。

 

 

学外で講演の参加希望の方は以下のフォームに記入して送信してください。

https://docs.google.com/forms/d/1mJlZQWkiCgZHPrE4UXPrOJVDFv1n38KN8HDl1D2zXss/edit

数学域談話会(6/9:橋本義武先生)

6月の談話会を以下のように企画しています。

たくさんの方のご参加をお待ちしています。

なお、この談話会は数学フロンティアの対象科目です。

詳細は以下の通りです。

 

日時:2022年6月9日(木)15:15~16:45

場所:オンライン

講演者:橋本 義武先生(東京都市大学理工学部)

講演タイトル:安定曲線上の共形ブロックについて

講演アブストラクト:頂点作用素代数(VOA)とその上のn個の加群に対し、
共形ブロックとよばれる、種数gのn点つき代数曲線のモジュライ上の平坦ベクトル束Eが得られる。
このときEが安定曲線のモジュライ上のベクトル束に拡張できるかどうかが問題となる。
ここではその準備として、安定曲線のモジュライ上の連接層にEを拡張する方法について述べる。

 

 

学外で講演の参加希望の方は以下のフォームに記入して送信してください。

https://docs.google.com/forms/d/1mJlZQWkiCgZHPrE4UXPrOJVDFv1n38KN8HDl1D2zXss/edit

数学域談話会(5/12日:坂本龍太郎先生)

5月の談話会を以下のように企画しています。

たくさんの方のご参加をお待ちしています。

なお、この談話会は数学フロンティアの対象科目です。

詳細は以下の通りです。

 

日時:2022年5月12日(木)15:15~16:45

場所:オンライン

講演者:坂本 龍太郎先生(筑波大学数理物質系)

講演タイトル:楕円曲線のSelmer群とL関数

講演アブストラクト:楕円曲線の数論は長い歴史を持つが,現在でも活発に研究が行われている.この講演では楕円曲線やMordell--Weil群の定義からはじめ,Selmer群やL関数,BSD予想について説明する.その後,BSD予想について分かっていることを簡単に説明し,残りの時間で講演者が得た最近の結果を紹介する.

 

 

学外で講演の参加希望の方は以下のフォームに記入して送信してください。

https://docs.google.com/forms/d/1mJlZQWkiCgZHPrE4UXPrOJVDFv1n38KN8HDl1D2zXss/edit

数学域談話会(12/23:山木壱彦先生)

12月の談話会を以下のように企画しています。

たくさんの方のご参加をお待ちしています。

なお、この談話会は数学フロンティアの対象科目です。

詳細は以下の通りです。

 

日時:2021年12月23日(木)15:30~17:00
場所:オンライン
講演者:山木 壱彦先生(筑波大学数理物質系)
講演タイトル:グラフ上の因子理論と代数曲線
アブストラクト:グラフ上の因子理論は,Baker--Norineによるリーマンロッホの定理の確立以降急速に発展し,それ自体が興味深い理論であるのみならず,代数曲線上の因子に関する研究やモジュライの研究にも重要な応用がなされている.この講演では,前半には,基礎となるチップ発射ゲームの話から始め,有限グラフや(トロピカル曲線とも呼ばれる)計量グラフの上の因子理論を概説する.後半では,代数曲線上の因子理論との関連を概説し,この関連にまつわる近年の進展を時間の許す範囲で紹介する.

12月2日 RCMS サロン「ウェーブレットフレームとその応用」

研究集会:第 8 回 筑波大学 RCMS サロン「ウェーブレットフレームとその応用」
     共催:九州大学マス・フォア・インダストリ研究所
     (文部科学省委託事業「数学アドバンストイノベーションプラットフォーム (AIMaP)」受託機関)

 上記集会をオンラインにて開催いたします。どうかぜひご参加ください。
なお本集会は「数学フロンティア」対象科目です。
    
日時:2021 年 12 月 2 日(木)15:15 ~ 17:35 オンライン(事前申込制)
   以下のサイトにアクセスして、ご登録をお願いいたします(11月30日まで)。
   http://rcms.math.tsukuba.ac.jp/events/rcms-salon-8


プログラム:
■15:15 ~ 15:45 木下保(筑波大学 数理物質系) 
講演タイトル:ウェーブレットフレーム
概要:正規直交基底は冗長性がなく理想的であるが,それを構成するには強い条件
が必要となる.そこで近年脚光を浴びているのは,冗長性がありながらも弱い条件
で構成しやすいフレームの理論である.まずは有限次元の場合の簡単なフレーム
から紹介し,無限次元の場合としては拡大縮小と平行移動のパラメータからなる
ウェーブレットの形をしたウェーブレットフレームについて解説をしていきたい.

■16:00 ~ 16:30 藤井克哉(筑波大学 システム情報系)
講演タイトル:不完全投影データからの新たなCT画像再構成について
概要:被写体にX線を照射させた際に得られる投影データは,数学ではラドン変換
と呼ばれる積分作用素の像としてよく知られている.CT画像再構成とは,ラドン
変換の再生公式を構成することに他ならないが,近年,医学的な観点から欠損の
ある投影データ(つまりラドン変換の像の部分集合)からの再構成法が注目され
ている.その際に,再構成の解の一意性や安定性が理論,応用ともに重要となる.
本講演では,ウェーブレット変換などのスパーシファイ変換を用いる圧縮センシ
ング等を用いた不完全投影逆問題解法を提案し,議論したい.

■16:45 ~ 17:15 芦野隆一 (大阪教育大学)講演タイトル
講演タイトル:四元数値関数の時間周波数解析
概要:三次元空間における平行移動や回転の一連の操作は,四元数で高速で計算
することができる.そのため,四元数は 3D グラフィクスやアニメーション,
さらにコンピュータビジョン,航空機のナビゲーションなどに応用されている.
また,カラー RGB 画像は四元数値行列の虚部とみなせる.両側四元数フーリエ
変換をカラー画像へ応用するために試みた結果について述べる.


各講演のアブストラクトは上記サイトでご覧いただけます。
 
 お申込み・ご参加をお待ちしております。どうかよろしくお願い申し上げます。
                   世話人 木下保
                   問い合わせ先:rcms-salon_at_math.tsukuba.ac.jp

数学域談話会(11/25:竹内有哉先生)

11月の談話会を以下のように企画しています。

たくさんの方のご参加をお待ちしています。

なお、この談話会は数学フロンティアの対象科目です。

詳細は以下の通りです。

 

日時:2021年11月25日(木)15:10~16:40
場所:オンライン
講演者:竹内 有哉先生(筑波大学数理物質系)
講演タイトル:CR多様体の埋め込み問題について
アブストラクト:CR多様体は複素多様体の実奇数次元版に当たる幾何学的対象であり,様々な観点から研究が行われている.今回の講演ではその中でもCR多様体の埋め込み問題に焦点を当てて,これまでに知られている結果を紹介する.まず複素多様体の基礎的な話から始め,CR多様体の定義が確かに複素多様体の実奇数次元版になっていることを説明する.次にCR多様体の埋め込み問題について紹介する.この問題は古くから調べられているものであるが,現在でもなお完全解決に至っているとは言い難い.この埋め込み問題について何がわかっていて,何がわかっていないのかを強擬凸と呼ばれるCR多様体のクラスに制限して詳しく説明したい.最後に3次元CR多様体の埋め込み問題と密接に関わっているCR Paneitz作用素に関して講演者が得た結果を紹介する.

数学域談話会(11/11:伊藤健一先生)

11月の談話会は以下のように企画しています。

たくさんの方のご参加をお待ちしています。

なお、この談話会は数学フロンティアの対象科目です。

詳細は以下の通りです。

 

日時:2021年11月11日(木)16:00~17:30
場所:オンライン
講演者:伊藤 健一先生(東京大学数理科学研究科)
講演タイトル:Hypergeometric expression for the fundamental solution to the 2-dimensional discrete Laplacian
アブストラクト:偏微分方程式論において,基本解の方法は極めて基本的である.特にラプ
ラシアンに対する基本解は学部レベルでも必須の事項であり,広く応用も知られ
ている.一方で,ラプラシアンを離散化した離散ラプラシアンに対する基本解
は,積分表示や漸近挙動など,実用面での性質は古くから知られていたものの,
明示的な表示公式自体は(私の調べた限り)1次元を除いて知られていなかった
ようである.本講演では,多次元離散ラプラシアンのレゾルベントに対し超幾何
関数表示を与え,特に2次元の場合に適切な変数変換公式を適用することで,各
閾値周りでの漸近展開を計算する.この展開の第0次係数として,基本解の明示
的表示公式が現れることを見る.本講演はArne Jensen氏(Aalborg大学)との共
同研究に基づく.

数学域談話会(10/21)(山本光 氏(筑波大学), 小野肇 氏(筑波大学))

10月の談話会は以下のように企画しています。

たくさんの方のご参加をお待ちしています。

なお、この談話会は数学フロンティアの対象科目です。

 

詳細は以下の通りです。

日時:10月21日(木)14:45~16:15
場所:オンライン
講演者:山本光先生
講演タイトル:無限時間かけて非完備になる非コンパクト山辺フローの具体例
アブストラクト:最近行っている研究に関して説明する.コンパクト山辺フローに関する研究はある程度やり尽くされたと言っても良いと思うが,非コンパクト山辺フローの研究は分かっていないことが大量にある.今回は,東京工業大学の高橋仁氏との共同研究により,興味深い性質を持つ非コンパクト山辺フローの具体例を見つけることができたので,その紹介を行う.講演の最初の方は,山辺フローに関する基本的な事柄の説明に充てる.特別な場合には,山辺フローはfast
diffusion equationになることを説明する.後半で,今回見つけた具体例の説明を行う.

 

日時:10月21日(木)16:30~18:00
場所:オンライン
講演者:小野肇先生
講演タイトル:アインシュタイン・マックスウェル方程式およびその解の一般化について
アブストラクト:重力理論において、重力場(ローレンツ計量)
と電磁場(閉2次微分形式)が満たすべき場の方程式として、
アインシュタイン・マックスウェル方程式は非常に重要な位置を占めているが、
そのリーマン計量版は微分幾何においてあまり調べられていない。
しかし、LeBrunは、複素曲面においてはリーマン計量版
アインシュタイン・マックスウェル方程式の強エルミート解と
ケーラー幾何が密接な関係を持つことを指摘し、
いくつかの興味深い結果を得ている。前半ではその結果のうちいくつかを
紹介する。後半では、

(1) 強エルミート解の高次元における一般化である
共形ケーラー、アインシュタイン・マックスウェル(cKEM)計量
(2) アインシュタイン・マックスウェル方程式の一般化である
アインシュタイン・調和方程式

について紹介したい。

学類集中講義(数学特論B) (10月12, 15, 19, 22日)

科目:数学特論B (FB14161)

講師:茂手木公彦  (日本大学文理学部)

日時:2021年10月12, 15, 29, 22日

それぞれ、以下のようなスケジュールです。

[1] 10/12 2限10:10〜11:25
[2] 10/12 4限13:45〜15:00
[3] 10/12 5限15:15〜16:30
[4] 10/15 4限13:45〜15:00
[5] 10/15 5限15:15〜16:30
[6] 10/19 2限10:10〜11:25
[7] 10/19 4限13:45〜15:00
[8] 10/19 5限15:15〜16:30
[9] 10/22 4限13:45〜15:00
[10] 10/22 5限15:15〜16:30

場所:Zoom

題目:デーン手術と3次元トポロジー

キーワード:3次元トポロジー,デーン手術,ザイフェルト多様体,双曲多様体

概要:
第1回 多様体とは: ハンドル体と3次元多様体
第2回 結び目理論の速習コース:ザイフェルト曲面,絡み数 etc.
第3回 デーン手術の定義とその代数的側面
第4回 デーン手術と3次元多様体(Lickorish-Wallaceの定理,Kirby-Rolfsen計算)
第5回 3次元多様体内の曲面 I
第6回 3次元多様体内の曲面 II
第7回 ザイフェルト多様体
第8回 トーラス分解
第9回 双曲多様体
第10回 デーン手術に関する話題

シラバス:https://kdb.tsukuba.ac.jp/syllabi/2021/FB14161/jpn/0/

登録フォーム:https://forms.gle/ru52xhM5hUuSrYJC9

数学域談話会(2021/10/7,14) (佐々木建昭 名誉教授(筑波大学)による連続講義)

佐々木先生による連続講義を以下のように開催します。

(いずれもフロンティア対象科目)

オンラインで行います。学外で参加希望の場合は(https://forms.gle/UxuuM6ewFysE3jww9)まで。

 

2021年10月07日(木) 16:00 ~ 17:30

『たかが変数消去と侮るなかれ』-- 目的はグレブナー基底計算の高速化 -- (前半)

https://nc.math.tsukuba.ac.jp/multidatabases/multidatabase_contents/detail/230/a9e585fcef3e778cc5a312d1bba1309d?frame_id=109

 

2021年10月14日(木) 16時~17時30分

『たかが変数消去と侮るなかれ』 -- 目的はグレブナー基底計算の高速化 -- (後半)

https://nc.math.tsukuba.ac.jp/multidatabases/multidatabase_contents/detail/230/16d793e8b7dc58fe720be6ddc02b914c?frame_id=109

第 6 回 筑波大学 RCMS サロン「トポロジーとその応用」

研究集会:第 6 回 筑波大学 RCMS サロン「トポロジーとその応用」
     共催:九州大学マス・フォア・インダストリ研究所
     (文部科学省委託事業「数学アドバンストイノベーションプラットフォーム (AIMaP)」受託機関)

 上記集会をオンラインにて開催いたします。どうかぜひご参加ください。
なお本集会は「数学フロンティア」対象科目です。
    
日時:2021 年 7 月 14 日(水)15:15 ~ 17:35 オンライン(事前申込制)
   以下のサイトにアクセスして、ご登録をお願いいたします。
    http://rcms.math.tsukuba.ac.jp/events/rcms-salon-6

プログラム:
■15:15 ~ 15:55 丹下基生(筑波大学 数理物質系数学域) トポロジー入門
■16:05 ~ 16:45 初貝安弘(筑波大学 数理物質系物理学域) トポロジカル相とバルクエッジ対応
■16:55 ~ 17:35 濱田直希 (KLab 株式会社)モバイルオンラインゲームにおける機械学習

各講演のアブストラクトは上記サイトでご覧いただけます。
 
 お申込み・ご参加をお待ちしております。どうかよろしくお願い申し上げます。
                   世話人 川村一宏
                   問い合わせ先:rcms-salon_at_math.tsukuba.ac.jp

研究集会「リーマン幾何と幾何解析」(2021年2月12日,13日)

研究集会「リーマン幾何と幾何解析」を下記の通りオンラインで開催いたします.
皆様のご参加をお待ちしております.


研究集会「リーマン幾何と幾何解析」
日程:2021年2月12日(金),13日(土)
会場:Zoom
HP:http://www.math.tohoku.ac.jp/~takumiy/RGGA21.html
参加登録方法:HP内の参加登録フォームよりご登録ください.

プログラム:
2月12日(金)
10:00--11:00:本多正平氏(東北大学)
固有関数による球面の特徴付け

11:15--12:15:藤岡禎司氏(京都大学)
崩壊する Alexandrov 空間のファイブレーション構造について

13:45--14:45:竹内秀氏(東北大学)
Lower semicontinuity of the size of integral currents in Hilbert spaces

15:00--16:00:田代賢志郎氏(京都大学)
Gromov--Hausdorff limits of compact Heisenberg manifolds with sub-Riemannian metrics

16:15--17:15:太田慎一氏(大阪大学)
Comparison theorems with epsilon-range

2月13日(土)
10:00--11:00:國川慶太氏(東北大学)
Ricci flow に沿った熱方程式の Liouville 型定理

11:15--12:15:濱中翔太氏(中央大学)
Closed four dimensional Ricci flow with integral bounds of the scalar curvature

13:45--14:45:櫻井陽平氏(東北大学)
Recent development of geometric analysis on weighted Ricci curvature

15:00--16:00:北別府悠氏(熊本大学)
ハイパーグラフ上のリッチ曲率

世話人:
山口孝男(京大理)
横田巧 (東北大理)
永野幸一(筑波大数理物質)

Tsukuba Workshop for Young Mathematicians 2021

2008年以降毎年2月に開かれるこの国際研究集会---筑波大学大学院数学専攻前期課程の学生が修士論文の研究成果を発表する場として、海外を含む学外の若手研究者をゲストに迎えて開かれます。

今年度はオンライン(公開2月8日--19日)にて南京大学の若手研究者お二人をゲストに迎えます。
詳細は次をご覧ください。
https://sites.google.com/a/math.tsukuba.ac.jp/workshopyoung2021/ 

第1回 F-MIRAI x 数学域 プロジェクト集会「数学と未来」(2021年1月21日)

筑波大学未来社会工学開発研究センターと数学域の連携として昨年度まで開催していた「茶話会」を今年度より
「数学と未来」と改称し、その第1回を開催いたします。
奮ってご参加ください。

オンライン開催になりました。ご注意ください。

日時: 2021 年 1 月 21 日(木) 15:15~16:30
場所: オンライン(Zoomを使用)
講演者: 金川 哲也氏 (筑波大学・システム情報系)
題目: 多数の気泡を含む水中の音波を記述する弱非線形発展方程式群の統一的導出方法
参加申込方法:下記連絡先までご連絡ください。折り返し、アクセス手順をお知らせします。

連絡先:

中村 憲史 (筑波大学未来社会工学開発研究センター)
e-mail: nakamura.kenji.fu at u.tsukuba.ac.jp

フライヤー(PDFファイル) 第1回数学と未来_修正版.pdf

プログラム:

15:15~15:30 ティータイム
15:30~16:15 講演
16:15~16:30 ティータイム

講演概要:

多数の気泡を含む水(気泡流)中における音波を考える。長時間長距離の伝播を経て、弱い非線形性、弱い散逸性、さらに気泡の体積振動に伴う分散性の発現そして競合に伴い、気泡流中では、衝撃波や (音響的な) ソリトンなど、魅力的で多様な非線形波動が形成されることが、多数の理論的・数値的・実験的研究によってわかっている・・・(*)。

本講演では、体積平均化に基づく保存方程式系から、特異摂動法の一種の多重尺度展開を用いて、KdV-Burgers 方
程式や非線形 Schrodinger 方程式などの弱非線形波動方程式を統一的な導出を試みる。これらの数学的な求解ではなく、これらが物理法則(古典力学と古典熱力学)からどのように導かれるのか、その導出に焦点をあてる。

(*)のため、残念ながら、波の新たな物理を発見できてはおらず、講演者が唯一工夫したといえる、導出の方法論とその物理的動機を詳述したい。主として、理論流体力学・気泡力学・非線形音響学に属し、機械工学の一分野としての流体工学や超音波医工学などに背景がある。数学的厳密性などの面で、満足頂ける話は難しいと考えているが、ご容赦頂きたい。

AIMaP集会「離散微分幾何と有限要素法の融合,建築とCGヘの応用」(2020年12月23日)

AIMaP集会【離散微分幾何と有限要素法の融合.建築とCGヘの応用】を以下のようにオンラインで開催いたします。ご参加をいただけますようお願いいたします。

開催日時: 2020/12/23(水) 10:00 – 17:50 

開催場所: Zoomによるオンライン開催

参加を希望される方は

https://zoom.us/webinar/register/WN_JX-rsM-1RUyVejiFn16L0A

より参加登録をお願いいたします。ご登録いただいた方にはZoomのミーティングリンク等をお知らせいたします。

主催:筑波大学数理科学研究コア (RCMS)

共催:文部科学省委託事業「数学アドバンストイノベーションプラットフォーム (AIMaP)」

協力:JST CREST[数理的情報活用基盤]設計の新パラダイムを拓く新しい離散的な曲面の幾何学

プログラム

10:00-11:10
古典的Plateau問題の有限要素近似について(1)
土屋 卓也(愛媛大)

11:20-12:30
古典的Plateau問題の有限要素近似について(2)
土屋 卓也(愛媛大)

- 昼休み –

13:40-14:50
離散微分幾何と有限要素法の関係について(1)
廣瀬 三平(芝浦工大)

15:10-16:20
離散微分幾何と有限要素法の関係について(2)
廣瀬 三平(芝浦工大)

16:40-17:10
空間構造における形状解析と応力変形解析について
横須賀 洋平(鹿児島大)

17:20-17:50
HDG法の超収束について
及川一誠(筑波大)

第7回 筑波大学 RCMS サロン「ロボティクスの数理」(2020年12月11日)

筑波大学数理科学研究コア (RCMS)」は、筑波大学数理物質系数学域の教員を中心に、諸科学分野・産業の研究者と数学者との協働・共同研究を推進する組織です。
文部科学省委託事業「数学アドバンストイノベーションプラットフォーム (AIMaP)」(幹事拠点:九州大学)の協力拠点としても活動しております。

当組織では、分野横断的な研究交流の一助となることを目指し、互いの研究分野の相互理解を推進する場として「RCMSサロン」を定期的に開催しています。
今回は「ロボティクスの数理」というテーマで3名の講師の方々に講演していただきます。
ふるってご参加ください。

第7回 筑波大学 RCMS サロン「ロボティクスの数理」

日時:2020年12月11日(金)15:15 ~ 18:00 (Tea Time を含む)
場所:オンライン(Zoomを使用予定)
申込先:事前申し込み制です。下記のwebページよりお申し込みください。
http://rcms.math.tsukuba.ac.jp/events/rcms-salon-7
申込締切:12月9日(水)

お問い合わせ先

世話人:照井 章(筑波大学 数理物質系)  
E-mail:rcms-salon-7 at math.tsukuba.ac.jp

プログラム

★ 15:15 -- 15:30 ティータイム

★ 15:30 -- 16:00 三河 正彦(筑波大学 図書館情報メディア系)
タイトル:「ロボットマニピュレータの逆運動学問題に関する最新動向」
概要:腕型ロボットに代表される複数の関節から構成されるロボットは,ロボットマニピュレータと呼ばれます.マニピュレータの各関節の角度や変位からロボット先端の位置と姿勢を算出することを順運動学,先端の位置と姿勢から各関節の角度や変位を算出することを逆運動学と呼び,ロボットを動かす際に必要となる基本的な計算となります.順運動学は簡単に算出できるのですが,逆運動学は関節の数が多くなればなるほど,変数が多数含まれる非線形な連立方程式を解かなければならず,解が求まりにくくなります.今回は,このような逆運動学問題に関する最新動向をご紹介させていただきます.

★ 16:15 -- 16:45 照井 章(筑波大学 数理物質系)
タイトル:「数式処理によるロボットの運動計画:概要と課題」
概要:本講演では、数式処理のロボット制御への応用の中から、ロボットマニピュレータの逆運動学問題の数式処理による解法を取り上げます。数式処理による逆運動学問題の解法は、解の存在性や存在範囲を厳密に判定・計算可能な一方で、計算効率や、近似値で与えられる動作目標や設計パラメータを、厳密演算を旨とする数式処理にどのように適合させるかといった課題があります。本講演では、数式処理によるロボットマニピュレータの逆運動学問題の解法を概観し、最近の数式処理の理論や技術で課題を解決するための展望について論じます。

★ 17:00 -- 17:30 梶田 秀司(産業技術総合研究所)
タイトル:「2足歩行ロボット制御の数理」
概要:我々の多くが日常無意識に行っている動的2足歩行を、ロボット工学がどのようにモデル化し、ロボットの歩行を実現しているかについて、産総研で開発されたヒューマノイドロボットの具体例を示しつつ説明します。
その本質は、(1) 多剛体モデルから質点-角運動量モデルへの粗視化と、(2) 簡略化されたモデルのZMP(ゼロモーメント・ポイント、床反力作用中心)に注目した軌道計画と制御にあります。

★ 17:30 -- 18:00  ティータイム

延期:F-MIRAI×数学域「プロジェクト集会・数学と未来」 開催のお知らせ

昨今のコロナウィルス感染防止の社会状況を鑑み,下記の通り予定しておりました集会の開催を延期いたします.なお,現時点での開催時期は未定です.参加を予定されていた皆様には大変ご迷惑をおかけいたしますが,何卒ご理解お願い申し上げます

 

F-MIRAI×数学域「プロジェクト集会・数学と未来」 開催のお知らせ

筑波大学未来社会工学開発研究センター(F-MIRAI)と数学域は,継続的に茶話会や勉強会などを行って共同研究のための環境整備および相互理解を進めてきました.これまでの総括と基礎理論の学習、および共同研究の糸口の発見を目指して下記の通り集会を開催いたします.ぜひご参加ください.

日    時:    3 月 9 日(月) 13:30~17:25
場    所:   筑波大学総合研究棟 B 棟 0108 室(講演教室),0107 室(ポスター発表会場)

プログラム:
13:30~13:35  開会挨拶

13:35~14:35  講演 1  腰塚 武志 氏(筑波大学名誉教授)
講演題目:   「応用のための積分幾何学」(近代科学社) を書いて

14:50~15:50  ポスター発表

16:00~16:30  講演 2  久保 隆徹 氏(お茶の水女子大学基幹研究院自然科学系)
講演題目:    時間遅れの項をもつ Burgers
方程式について

16:45~17:15  講演 3  矢田 和善 氏(筑波大学数学域)
講演題目:   
高次元統計解析:高次元 PCA とその応用

17:15~17:25  ポスター表彰・閉会挨拶

講演概要はこちら

【連絡先】
筑波大学未来社会工学開発研究センター(F-MIRAI)
中村 憲史  e-mail:nakamura.kenji.fu@u.tsukuba.ac.jp

研究集会「リーマン幾何と幾何解析」(2月14日,15日)

研究集会「リーマン幾何と幾何解析」のプログラムにつきまして
下記の通りご案内申し上げます.
皆様のご参加をお待ちしております.


研究集会「リーマン幾何と幾何解析」
日程:2020年2月14日(金),15日(土)
場所:筑波大学 1B棟2階 1B208講義室
地図:http://www.tsukuba.ac.jp/access/gmap/gmap.php?i=117020
HP:http://www.math.tohoku.ac.jp/~takumiy/RGGA20.html
プログラム:
2月14日(金)
10:00--11:00:本多正平氏(東北大学)
熱核を使って DePhilippis-Gigli の予想を解く
11:15--12:15:藤岡禎司氏(京都大学)
Alexandrov 空間の extremal subset に関する諸定理
13:45--14:45:相野眞行氏(名古屋大学)
ほぼ平行な微分形式とリーマン多様体の概分解
15:00--16:00:Cong Hung Mai 氏(京都大学)
Quantitative estimates for the Bakry-Ledoux isoperimetric inequality
16:15--17:15:櫻井陽平氏(東北大学)
Ricci 曲率が下に有界な有向グラフの幾何解析的性質
2月15日(土)
9:45--10:45:松本佳彦氏(大阪大学)
CR structures, ACH-Einstein fillings, and almost complex structures
11:00--12:00:濱中翔太氏(中央大学)
Decompositions of the space of Riemannian metrics on a compact manifold with boundary
13:30--14:30:三石史人氏(福岡大学)
pエネルギーのある種のミニ・マックス値とパッキング半径
14:45--15:45:小澤龍ノ介氏(東北大学)
測度距離空間列の射影極限とピラミッド
16:00--17:00:塩谷隆氏(東北大学)
Graph manifolds as ends of negatively curved Riemannian manifolds
世話人:
山口孝男(京都大学)
横田巧 (東北大学)
永野幸一(筑波大学)

数学域談話会(11月28日)

11月の談話会は退職された坂井公先生をお招きしてお話を伺います。
たくさんの方のご参加をお待ちしています。

詳細は以下の通りです。
日時:11月28日(木)15:30~17:00 (ティータイムは15時から)
場所:1E205 (ティータイムは1E204にて)
講演者:坂井公先生
講演タイトル:組合せゲームによる数論  
アブストラクト:タイトルから誤解を受けることが無いように最初に断っておきますが,おそらく通常の数論研究に参考になるようなことは何もありません。組合せゲームの中には,数としてとらえることで,その性質や必勝法が解析しやすくなるものが多々あり,その数理(病理?)についての話です。Conwayの超現実数と呼ばれるもので,実数全体に似た順序構造を作りますが,無限大・無限小などを含む奇妙な体になります。

連絡先:竹内耕太(kota@math.tsukuba.ac.jp)

International Symposium on Theories and Methodologies for Large Complex Data

下記の科研費国際シンポジウムを、ご案内します。
--------------------------------------------------------------------
科学研究費補助金 基盤研究(A) 15H01678 (2015年度~2019年度)
「大規模複雑データの理論と方法論の総合的研究」研究代表者: 青嶋 誠
学術研究助成基金助成金 挑戦的研究 (萌芽) 19K22837 (2019年度~2021年度)
「超高次元データによる個別化モデリングへの挑戦」研究代表者: 青嶋 誠
による国際シンポジウム

 「International Symposium on Theories and Methodologies for Large
Complex Data」

世話人: 青嶋 誠 (筑波大学)、イリチュ美佳 (筑波大学)、矢田 和善 (筑波大学)、石井 晶(東京理科大学)
日 時: 2019年11月21日 (木) ~ 23日 (土)
場 所: つくば国際会議場 中会議室406  ( https://www.epochal.or.jp/ )


プログラムとアブストラクトは、下記サイトでご確認下さい。
http://www.math.tsukuba.ac.jp/~aoshima-lab/workshop_detail.html

シンポジウムの最新情報は、下記サイトでご確認下さい。
http://www.math.tsukuba.ac.jp/~aoshima-lab/jp/symposium.html


なお、22日(金)に、高次元ランダム行列理論で著名なYao教授等 以下の5名の著名な研究者による基調講演と特別招待講演を予定しています。

基調講演者
   Prof. Jianfeng(Jeff) Yao (The University of Hong Kong)
   Dr. I-Ping Tu (Academia Sinica)

特別招待講演者
   Dr. Ping-Shou Zhong (University of Illinois at Chicago)
   Dr. Joong-Ho Won (Seoul National University)
   Dr. Jörn Schulz (University of Stavanger)


事前申し込みは不要です。どうかお気軽にお越し下さい。

茶話会 (11/20)

11月の茶話会を以下のように企画しております.
ご興味のある方はぜひご参加ください.
(なお,本セミナーは大学院科目「数学フロンティア」対象セミナーです)

日時: 11 月 20 日 (水) 15:15~16:45
場所: 筑波大学第一エリア自然系学系棟 B 棟 B114 教室(通常と会場が異なりますのでご注意ください)
講演者:  和田 健太郎氏 (筑波大学・社会工学域)
題目: 工学における交通流研究:ボトルネックの振る舞いとその理論化
概要:
交通渋滞とは,道路上のボトルネック地点にその交通容量を超 えた交通需要が到着し,待ち行列が形成される現象である. ただし,ボトルネックと一口で言っても,車線減少・分流・合流・織り込み・サグ・トンネルなど様々であり,そこでの運転挙動やボトルネックの顕在化メカニズムは多種多様である. 本講演では,流体力学的 (KW: Kinematic Wave) モデルおよびその拡張モデルに基づく交通渋滞現象の解析法や解析事例をいくつか紹介する. 具体的には,(i) KW モデルの変分問題としての表現と複雑な境界条件の取り扱い,(ii) 様々な座標系における KW モデルと交通流の異質性の表現,(iii) 渋滞中のサグ部における安定交通流現象の解析,の話題を予定している.

teatime_2019_10.pdf

トポロジーセミナー

日時:2019年8月1日(木)16:00~17:30

場所:
筑波大学 自然系学系D棟D814 

講演者:
大城佳奈子 氏 (上智大学 理工学部)

講演題目:Knot-theoretic ternary-quasigroups, local biquandles, and shadow biquandles

アブストラクト:Knot-theoretic ternary-quasigroup は絡み目図式の領域彩色に関係する代数系であり,Niebrzydowski によって(コ)ホモロジー理論や絡み目のコサイクル不変量が定義された.
Knot-theoretic ternary-quasigroup 理論は local biquandle 理論で(つまり,biquandle 理論のように)解釈される.
また,ある条件を満たす shadow biquandle 理論も local biquandle 理論で解釈される.
この研究は,部分的に Sam Nelson 氏 (Claremont McKenna College),大山口菜都美氏(秀明大学)との共同研究を含んでいる.

研究科修了生との懇談会(数学類)

数学類主催による研究科修了生との懇談会を開催します。



日時:7月22日(月)2限 10:10〜11:25
場所:1E403セミナー室
講師:宮本次郎先生(岩手県立一関第一高等学校)
題目:高校数学教員は大学数学の夢を見るか
概要:
 大学・大学院を終わって高校数学教員として37年も生きてきました。毎日授業をしたり、算数・数学の教員が集まる研究会に参加して自分の授業を見つめなおしたり、日々生徒たちのいろいろな活動と付き合いながら、大学時代に学んだ数学が自分自身のこんなところに影響しているものかと驚くことが多くありました。
 自分と同じように大学で数学を学んだ方々が社会の中で活躍している様子に触れることも多くありました。
 そういういくつかのエピソードをあげながら、大学で学んだ数学が、今の仕事にどのように影響を及ぼしているか紹介したいと考えています。


講師の宮本先生は、筑波大学大学院の出身で、

「90分で実感できる微積分の考え方」https://sciencei.sbcr.jp/archives/2016/10/si90.html
「面白いほどよくわかる高校数学(関数編)」https://sciencei.sbcr.jp/archives/2016/01/_2_1100_20161.html

を執筆され、高校教科書の執筆にも携わったことのある先生です。

中学・高校教員になろうと思っている学生はもちろん、その他の学生にとっても、先輩のお話は、今後の進路を考える上で何らかの参考になると思います。

茶話会


 7月の茶話会を以下のように企画しております.
 ご興味のある方はぜひご参加ください.
 (なお,本セミナーは大学院科目「数学フロンティア」対象セミナーです)

 日 時 7月31日(水) 15時15分~16時45分
 場 所 筑波大学第一エリア自然系学系棟D棟 509教室
 講演者 井ノ口 順一氏(筑波大学・数学域)
 題 目 カーデザインの幾何学

 概 要:
 乗用車などの工業意匠設計 (Industrial Shape Design) や 形状処理 (CAGD, Computer Aided Geometric Design) においては,特殊な性質をもつ平面曲線が設計部品として用いられている.高度に美的な外観を与える曲面を生成するための曲線(キーライン曲線)が工業意匠設計の研究対象である.現在ではB-スプライン曲線およびNURBSと呼ばれる曲線が主に活用されているが,これらの曲線で,デザイン上必要な曲線がすべて生成できるわけではない.本講演では可積分系理論・離散微分幾何(Discrete Differential Geometry)に基づく純国産の生成方法に関する研究成果を報告する.本講演は三浦憲二郎氏(静岡大学),梶原健司氏(九州大学IMI),Wolfgang K. Schief氏(The University of New South Wales)との学際的国際共同研究に基づく. 

第4回 RCMS サロン「医学・生物学における統計数理」(7/18)

第4回 RCMS サロン「医学・生物学における統計数理」

今回は「医学・生物学における統計数理」というテーマで3名の講師の方々に講演していただきます.

なお,本サロンは大学院科目「数学フロンティア」対象セミナーです)



要項

日時:2019年7月18日(木)15:30 -- 18:00

場所:筑波大学第一エリア 自然系学系棟 D509

プログラム

15:30 -- 15:45 ティータイム

15:45 -- 16:15  矢田 和善(筑波大学 数理物質系)

       「高次元統計学とその応用

16:30 -- 17:00  仲木 竜株式会社Rhelixa代表取締役CEO

       「高次元ゲノムデータにおける統計解析の活用と課題」 

17:15 -- 17:45  丸尾 和司(筑波大学 医学医療系

       「医学研究における経時対応型Box-Coxモデルの応用

17:45 -- 18:00  ティータイム



お問い合わせ

世話人:矢田 和善(筑波大学 数理物質系)  

E-mail:yata*@*math.tsukuba.ac.jp (@の前後の*を取り除いてください)

6月談話会

 
 6月の談話会を下記のように企画しております.奮ってご参加ください.
 (なお,本談話会は大学院科目「数学フロンティア」対象セミナーです)
 
 日  時:  6 月 20 日(木) 15時~16時30分
 場  所:  自然学系棟D棟  509教室 

 講 演 者:  高橋 大輔 氏 (早稲田大学理工学術院)
 
 題  目:  Max演算の方程式:その理論と応用

 概  要:
 Max-Plus代数,あるいは,Max演算と縁の深い束上の区分線形型非線形時間発展方程式の理論と応用について述べる.ソリトン方程式の超離散化によって得られたMax-Plus方程式がそもそもの関わりであるが,ソリトン系の観点を離れてもMax演算がもたらす数理は奥が深く面白い.講演では,どのようなことが表現でき,何が問題となり,何がわかったかについて具体例を挙げながら解説する.

第3回茶話会 (F-MIRAI)

日 時: 2019年5月17日(金) 15:15〜17:15

場 所: 筑波大学第一エリア自然系学系棟D棟 D509 教室

講演者: 筑波大学未来社会工学開発研究センター

題 目: 地域社会の次世代自動車交通基盤 〜つくばモデルの実現に向けて〜

概 要: 

産業競争力懇談会(COCN)2018 年度推進テーマの最終報告書が2月に公開された. 第一部は, この最終報告書をもとに未来社会工学開発研究センターが取り組むプロジェクトについて紹介する. 特に, プロジェクト実現のためのユースケースである「キャンパス MaaS」と「医療 MaaS」(MaaS:Mobility as a Service)を「つくばモデル」として構築することを目指しており, この取り組みについて紹介する.

第二部では, つくばモデル実現のために収集している実測データやその活用法について紹介する. また, 学内に設置する 25m プール模擬試験場で事前検討する内容や, 直面している課題について共有する.


この茶話会は、数学域が筑波大学未来社会工学開発研究センター (F-MIRAI) と進める共同研究の一環で開催するものです。

微分幾何セミナー・解析セミナー

 微分幾何セミナー・解析セミナー(合同セミナー)を以下のように企画しております.
 奮ってご参加ください.
 (本セミナーは大学院科目「数学フロンティア」対象セミナーです)

 日時: 5月 22日(水) 15時半~17時
 場所: 自然学系棟 D棟 509 教室
 講演者 : 井ノ口 順一氏(筑波大学)

 題目: 微分方程式の差分化と超離散化
 概要:  諸科学における数理モデルでは微分方程式の解および微分方程式を離散化して得られる差分方程式を用いたシミュレーションが用いられる。本セミナーでは微分方程式の持つ数学的構造(保存量や対称性)を保つ差分化とそのセルオートマトン化

の初歩について解説する。

第3回では差分方程式の超離散化について解説する。
 (当初予定していました第4回目は都合により中止になりました)

解析セミナー (4月24日)

下記の日程で解析セミナーを開催いたしますので、興味がございます方は是非ご参加下さい。

日時: 平成31年4月24日(水) 17時 --- 18時 
場所: 筑波大学 自然系学系 D棟 D509教室 

講演者: Jean Vaillant 氏(University of Paris VI)
題目: Necessary and sufficient conditions of hyperbolicity and weak hyperbolicity

微分幾何・解析セミナー(合同セミナー)

 
 微分幾何・解析 合同セミナーとして以下のように企画しています.
 みなさまのご聴講お待ちしております.

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   日時: 第1回:4月17日(水)15:30~17:00
     第2回:4月26日(金)12:15~13:45
                ※第3回,第4回については後日掲載します.

   場所: 自然学系棟D棟 509 教室
 
 講演者: 井ノ口 順一氏(筑波大学・数学域)
 
 題目: "微分方程式の差分化と超離散化"
 概要: 諸科学における数理モデルでは微分方程式の解および微分方程式を離散化して得られる差分方程式を用いたシミュレーションが用いられる。本セミナーでは微分方程式の持つ数学的構造(保存量や対称性)を保つ差分化とそのセルオートマトン化の初歩について解説する。
 第1回と第2回で微分方程式の可積分離散化を解説する。
 第3回と第4回では差分方程式の超離散化について解説する。

数学フロンティアセミナー


 (本セミナーは大学院科目「数学フロンティア」対象セミナーです)

 日時 2月18日(月) 15時~16時半
  ※ 18日に予定されていましたセミナーは講演者の都合により延期することになりました.後日,改めて日程を提示します.

 場所 自然学系棟 B棟 718教室
 講演者 中村 憲史氏(筑波大学)
 題目 "L2 boundedness of solutions to the 2D Navier-Stokes equations and hyperbolic Navier-Stokes equations"

 みなさまのご聴講お待ちしております.

茶話会

日 時: 
2019年1月30日(水)15:15~17:15
場 所: 
筑波大学第一エリア 自然系学系棟D509教室
講演者:
小嶋和法(トヨタ自動車(株)未来創生センターS-フロンティア部未来社会工学研究室)
河内健史(トヨタ自動車(株)未来創生センターS-フロンティア部未来社会工学研究室)
講演題目:
地域未来の次世代自動車交通基盤 – 筑波大学未来社会工学開発研究センターの取り組み
アブストラクト:
昨今、自動車をとりまく状況としてコネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化、いわゆるCASEと呼ばれるモビリティーイノベーションが起こりつつある。このモビリティイノベーションの社会応用による社会課題の解決と経済成長の両立を目指し筑波大学とトヨタ自動車が共同で設立した未来社会工学開発研究センターの活動内容について紹介する。

プログラム

15:15 ~ 15:30  ティータイム
15:30 ~ 16:00  第一部(講演者:小嶋和法)
16:15 ~ 16:45  第二部(講演者:河内健史)
17:00 ~ 17:15  ティータイム

Diophantine Analysis and Related Fields 2019

Diophantine Analysis and Related Fields 2019

2019 年3 月7- 9 日  [7-9, March, 2019]
筑波大学自然学系棟D509
D509, Institute of Mathematics, University of Tsukuba

世話人:秋山 茂樹 (筑波大学), 天羽 雅昭 (群馬大学), 平田 典子 (日本大学理工 学部), 
桂田 昌紀 (慶應義塾大学経済学部), 村田 玲音 (明治学院大学), 
岡崎 龍太郎 (東京大学非常勤講師), 田中 孝明 (慶應義塾大学理工学部) 

Local Organizers: 秋山 茂樹 (筑波大学), 三河 寛 (筑波大学), 金子 元 (筑波 大学)

プログラムはこちらとなります.
Darf2019prog.pdf

トポロジーセミナー(2019/02/12)

日時:2019年2月12日(火)13:30〜15:00

場所:筑波大学自然系学系D棟D814

講演者:加藤久男 氏(筑波大学 数理物質系)

講演題目:Some topics on continuum theory and chaotic topological dynamics

アブストラクト計算機の発達により、力学系に出現する複雑な図形の可視化が可能になり、例えばフラクタル図形やストレンジ・アトラクターなどの多くの図形の具体例を目にするようになってきました。
一般に、複雑(カオス的)な位相力学系は複雑なトポロジーを導くことが知られています。空間が2次元以上の場合には、力学的な位相構造は複雑ですが(軌道の複雑性やエルゴート性など)、空間自体の複雑性までは影響を及ぼすことは多くありません。しかし空間が0、1次元の場合には、カオス的な力学系を許容するその空間自体が非常に複雑になることが予想されます。
0次元の場合はカントール集合ですので、1次元の場合が問題になります。
このセミナーでは、力学系理論に登場する数多くの“カオス”の中で特に“拡大性・位相エントロピー”などを扱います。
また連続体論では連続体の“分解不可能性”が特に重要な概念として知られています。
こうした力学系と連続体論の異なる分野の重要な概念が密接に関係し融合している幾つかの定理を紹介したいと思います。
また時間があれば、加藤の研究のこれまでの流れ(院生時代 ⇒ 現在)などお話したいと思います。

研究集会「リーマン幾何と幾何解析」(1月25日,26日)

研究集会「リーマン幾何と幾何解析」のプログラムにつきまして
下記の通りご案内申し上げます.
皆様のご参加をお待ちしております.


研究集会「リーマン幾何と幾何解析」
日程:2019年1月25日(金)〜26日(土)
場所:筑波大学 自然系学系棟D棟5階 D509室
HP:http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/~takumiy/RGGA19.html
プログラム:
1月25日(金)
10:00-11:00:本多正平氏(東北大学)
空間を L^2 に熱核を使って自然に埋め込む
11:20-12:20:深谷友宏氏(首都大学東京)
粗凸空間と粗 Cartan−Hadamard の定理
13:40-14:40:近藤俊樹氏(新潟大学)
測地的に凸な Finsler 曲面上の測地円の漸近挙動
15:00-16:00:田代賢志郎氏(京都大学)
On the speed of convergence to the asymptotic cone for non-singular nilpotent groups 
(非特異なべき零群の asymptotic cone への収束の速さについて)
16:20-17:20:芥川和雄氏(中央大学)
Obata-type theorems on compact Einstein manifolds with boundary
1月26日(土)
9:40-10:40:永野幸一氏(筑波大学)
On the topological regularity of spaces with an upper curvature bound
11:00-12:00:生駒典久氏(慶應義塾大学)
Existence of foliation by area-constrained Willmore spheres
13:20-14:20:高津飛鳥氏(首都大学東京)
Convergence of combinatorial Ricci flows to degenerate circle patterns
14:40-15:40:大森俊明氏(東京理科大学)
球面間の同変指数調和写像について
16:00-17:00:山田澄生氏(学習院大学)
On the shapes of domains of outer communication of the 5D Einstein spacetimes

世話人:
山口孝男(京都大学)
横田巧(京都大学)
永野幸一(筑波大学)

数学域談話会(11月29日 薄葉季路氏)

11月の談話会を以下のように企画しています。
ぜひご参加ください。

 日時:11月29日(木) 15時00分~17時00分
 場所:自然学系棟 D棟 509

 講演者:薄葉 季路氏(早稲田大学基幹理工学部)
 題目:数学基礎論と位相空間論のコンパクト

詳細についてはhttps://nc.math.tsukuba.ac.jp/colloq/をご覧ください。

第3回 RCMSサロン (精度保証付き数値計算の有用性)

第3回 RCMS サロン「精度保証付き数値計算の有用性」のお知らせ

2018年12月12日(水)15:15 〜18:00
筑波大学自然系学系棟D509号室
数理科学研究コア(RCMS)では数理科学全般における様々な研究分野の相互理解を推進する場として,
「RCMSサロン」を開催しています.今回は精度保証付き数値計算の有用性をテーマに,
精度保証付き数値計算とは何か,その有用性はどこにあるのかなどを 3名の講師に講演して頂きます.
事前申し込みは不要です.どうぞお気軽にお越し下さい.皆様のご参加をお待ちしております.

日時:2018年 12月12日(水)15:15 -- 18:00
場所:筑波大学第一エリア 自然系学系棟 D509

プログラム

15:15 -- 15:30 ティータイム
15:30 -- 16:00  久保 隆徹(筑波大学数理物質系)
       「精度保証付き数値計算 入門」 
16:15 -- 16:45  正井 秀俊(東京工業大学 理学院)
       「3次元トポロジーと双曲幾何,そして精度保証計算」  
17:00 -- 17:30  高安 亮紀(筑波大学システム情報系)
       「精度保証付き数値計算を利用する偏微分方程式の解の数値的検証法」
17:30 -- 18:00  ティータイム

               お問い合わせ先
               世話人:久保隆徹(筑波大学数理物質系数学域) 
               tkubo_at_math.tsukuba.ac.jp

トポロジーセミナー(2018/11/28)

日時:2018年11月28日(水)16:00〜17:00

場所:筑波大学 自然系学系D棟D509

講演者:山口祥司 氏 (秋田大学 教育文化学部)

講演題目:ねじれアレキサンダー不変量の漸近挙動と結び目の外部空間の幾何構造について
(The asymptotic behavior of twisted Alexander invariant and the geometric structures of knot exteriors)

アブストラクト:基本群の$SL(2,\mathbb{C})$表現から3次元多様体の不変量の列を組織的に構成する方法を紹介し、構成した不変量の列の振る舞いと3次元トポロジーおよび結び目理論との関係を解説する。
本講演では特にねじれアレキサンダー不変量やライデマイスタートーションとよばれる不変量の漸近挙動に注目し、結び目の外部空間の幾何構造との関係について得られた結果を概説する。
(We review how to construct a sequence of invariants of a 3-manifold from an $SL(2,\mathbb{C})$-representation of the fundamental group and discuss a relation between the asymptotic behavior of resulting invariants and the 3-dimensional topology or knot theory.
This talk especially deals with the asymptotic behaviors of the twisted Alexander invariant or the Reidemeister torsion.
We observe recent developments related to the geometric structures of knot exteriors.)

微分幾何学火曜セミナー(10月30日)

 下記の日程で微分幾何学火曜セミナーを開催いたしますので、興味がございます方は是非ご参加下さい。
(本セミナーは大学院科目「数学フロンティア」対象セミナーです。)

日時: 10月 30日(火) 15:15 〜 16:45
場所 : 筑波大学 自然系学系 D棟 D509教室
講演者: 楯 辰哉  氏 (東北大学大学院理学研究科)
題目:周期的ユニタリ推移作用素の局在化
アブストラクト:
近年コンピュータサイエンスや量子シミュレーションなどの分野において,量子ウォークという,ランダムウォークの量子論的類似と思われる概念が話題になり利用されている.量子ウォークとはユニタリ作用素によって定義される確率分布をさすが,その時間無限大での挙動は通常のランダムウォークと大きく異なる.その違いの一つとして簡単に局在化が起こることが挙げられる.本セミナーでは,量子ウォークやその一般化である周期的ユニタリ推移作用素とその局在化について説明した後,小松尭氏(横浜国大)との共同研究で得られた,高次元におけるグローバー型と言われる量子ウォークの局在化について解説する.

微分幾何・解析セミナー (10月24日)

下記の日程で微分幾何セミナー・解析セミナーを開催いたしますので、興味がございます方は是非ご参加下さい。
今回のセミナーは微分幾何セミナーと解析セミナーの合同開催になります。
(本セミナーは大学院科目「数学フロンティア」対象セミナーです。)

 ------ 筑波大学微分幾何・解析セミナーのお知らせ  ------

 日  時: 10月 24日(水) 15時半  〜 17時
   場  所 : 筑波大学 自然系学系 D棟 D509教室
 講 演 者: 野田知宣 氏 (明治薬科大)
 題  目:アフィン正準変換による発展とその応用について
 講演要旨:
 シンプレクティック多様体上の正準変換は Hamilton 系による発展の一般化であり、これには
 シンプレクティック容量という非自明な不変量が存在する。特に適当な有限次元ベクトル空間
 の余接束上のアフィン Hamilton 系に対するこの不変量は量子力学における不確定性原理、Bayes
 更新と深く関わる。本講演ではシンプレクティック容量と不確定性の最小単位との関係、多変量
 正規分布における母平均についての Bayes 更新がアフィン正準変換として具体的に実現出来る事
 を概説する。

代数特別セミナー

日時: 10月15日 16:00-17:30
場所: D814
講演者: Andrew William Macpherson (IPMU)
題目:  A Yoneda philosophy of correspondences
Abstract: Cohomology is bivariant, which means that to a morphism f it associates not only a pullback map f^*, but also (under certain conditions) an Umkehr map in the opposite direction. These maps satisfy a "push-pull" or "base change" identity. Everyone knows that this implies that cohomology can be thought of as a functor out of a certain category CORR of "correspondences", whose morphisms are "rooves" and whose composition law is defined by taking a fibre product of kernels.
 In higher category theory, specifying objects by describing the morphism spaces and composition law explicitly --- as we just did with correspondences --- is rather inconvenient. Rather, it is better to define things via their universal properties. In this talk, I will give a universal interpretation for CORR in terms of "bivariant functors" into an (∞,2)-category, which takes out the pain from constructing functors out of CORR.

連絡先: 木村健一郎

トポロジーセミナー(2018/10/30)

日時:2018年10月30日(火)16:00〜17:00

場所:筑波大学自然系学系D棟D814

講演者:Jung Hoon Lee 氏 (Chonbuk National University)

講演題目:A necessary condition for constituent knots of reducible genus two handlebody-knots 

アブストラクト:A knot K is a constituent knot of a genus two handlebody-knot H if there is a non-separating disk D in H such that the core of cl(H-N(D)) is K.
We characterize constituent knots of a non-trivial reducible genus two handlebody-knot in terms of an incompressible torus (or two incompressible tori) in the exterior of the handlebody-knot.

解析セミナー (7月25日)

筑波大学解析セミナーを下記のように行いますのでご案内申し上げます.
皆様のご参加をお待ちしております.

 ------ 筑波大学解析セミナーのお知らせ  ------

 日  時: 7月 25日(水) 17時  〜 18時
    (普段と開始時間が異なりますのでご注意ください)
   場  所 : 筑波大学 自然系学系 D棟 D509教室
 講 演 者: Giovanni Taglialatela 氏 (University of Bari)
 題  目:Strongly hyperbolic operators in the Gevrey classes
   
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 なお,筑波大学解析セミナーホームページ
 (http://www.math.tsukuba.ac.jp/~analysis/)に
 講演に関する情報を掲載しております.

解析セミナー(8月1日)

筑波大学解析セミナーを下記のように行いますのでご案内申し上げます.
皆様のご参加をお待ちしております.
(本セミナーは大学院科目「数学フロンティア」対象セミナーです.)

 ------ 筑波大学解析セミナーのお知らせ  ------

 日  時: 8月 1日(水) 15時 30分 〜 17時
  場  所 : 筑波大学 自然系学系 D棟 D509教室
 講 演 者: 工藤 博幸 氏 (筑波大学システム情報系)
 題  目:コンピュータトモグラフィー(CT)における画像再構成逆問題の数理 -スパースビューCT・インテリアCT・低線量CTを中心として-

   講演要旨:
  現在、コンピュータトモグラフィー(CT)の分野では、低被曝を実現する新方式CTの研究開発が行われており実用化が近づいている。具体的には、1) 投影データの測定方向数を通常の1/10以下に削減して圧縮センシングと呼ばれる新しい逆問題解法で画像再構成を行うスパースビューCT、2) 心臓や乳房など検査の関心領域のみにX線を照射して画像再構成を行うインテリアCT、3) X線管の電流を落として低線量で測定を行い統計的画像再構成と呼ばれる手法で画像生成を行う低線量CT、の3つが精力的に研究開発されている。いずれの方式においても不完全な投影データや雑音が多い投影データから画像再構成を行う必要があり、これらの方式が実用になるかのキーは画像再構成逆問題の研究開発にあると言って過言ではない。
 本講演では、スパースビューCTの画像再構成に用いられている新しい逆問題解法である圧縮センシング(スパースモデリング)、インテリアCT画像再構成問題の解の一意性に関する数学的理論と画像再構成法、低線量CTの画像再構成に用いられている統計的画像再構成など数学及び応用数学を専門とする研究者が興味を持つような内容に関して、なるべく平易に講演者の研究成果や講演者が手持ちの実例を交えて解説する予定である。
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 なお,筑波大学解析セミナーホームページ
 (http://www.math.tsukuba.ac.jp/~analysis/)に
 講演に関する情報を掲載しております.

解析セミナー (6月20日)

筑波大学解析セミナーを下記のように行いますのでご案内申し上げます.
皆様のご参加をお待ちしております.
(本セミナーは大学院科目「数学フロンティア」対象セミナーです.)

 ------ 筑波大学解析セミナーのお知らせ  ------

 日  時: 6月 20日(水) 15時 30分 〜 17時
   場  所 : 筑波大学 自然系学系 D棟 D509教室
 講 演 者: 梁 松 氏(筑波大学)
 題  目:ブラウン運動の古典力学系モデル

   講演要旨:
   理想気体に一つの重粒子を入れ、粒子間はある斥力を与える
   ポテンシャル関数によって定められる古典力学系に従い、
   相互作用しながら動くというモデルを考える。
   軽粒子達の質量が$0$に収束する時、重粒子の挙動を表す確率過程の
   極限を考える。

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 なお,筑波大学解析セミナーホームページ
 (http://www.math.tsukuba.ac.jp/~analysis/)に
 講演に関する情報を掲載しております.

数学域談話会(6月28日 松江要氏)

6月の談話会を以下のように企画しています。
ぜひご参加ください。

 日時:6月28日(木) 15時00分~16時30分
 場所:自然学系棟 D棟 509

 講演者:松江 要氏(九州大学・マス・フォア・インダストリ研究所)
 題目:2006 - 2018/微分方程式の数値計算:特異なものを「素直」に扱う

詳細についてはhttps://nc.math.tsukuba.ac.jp/colloq/をご覧ください。

第2回RCMSサロン(7/13)

第2回 RCMS サロン「ベイズ統計の展開」のお知らせ

2018年7月13日(金)15:15 〜18:00
筑波大学自然系学系棟D509号室
数理科学研究コア(RCMS)では数理科学全般における様々な研究分野の相互理解を推進する場として,「RCMSサロン」を開催しています.今回はベイズ統計学を中心に3名の講師に講演して頂きます.
事前申し込みは不要です.どうぞお気軽にお越し下さい.皆様のご参加をお待ちしております.

日時:2018年7月13日(金)15:15 -- 18:00
場所:筑波大学第一エリア 自然系学系棟 D509
プログラム

15:15 -- 15:30 ティータイム
15:30 -- 16:00  小池健一(筑波大学数理物質系)
       「ベイズ統計学入門」 
16:15 -- 16:45  岡田幸彦(筑波大学システム情報系)
       「地域健康政策へのベイジアンネットワークの応用」  
17:00 -- 17:30  長尾大道(東京大学地震研究所)
       「4次元変分法データ同化の数理」
17:30 -- 18:00  ティータイム

               お問い合わせ先
               世話人:小池健一(筑波大学数理物質系数学域) 
               koike_at_math.tsukuba.ac.jp

トポロジーセミナー(2018/05/11)

日時:2018年5月11日(金)17:00〜18:00

場所:筑波大学自然系学系D棟D814

講演者:中川勝國 氏(広島大学理学研究科)

講演題目:記号力学系におけるエントロピースペクトルの剛性問題 (Rigidity of entropy spectra for one-sided topological Markov chains) 

アブストラクト:変測度のKolmogorov-Sinaiエントロピーは、両側シフトの記号力学系では測度論的同型の完全不変量である(Ornstein)が,片側シフトにおいてはそうではない.本講演では、不変測度のエントロピースペクトルと呼ばれる関数が完全不変量になり得るかという問題を調べ,得られた結果をいくつか紹介する.Kolmogorov-Sinaiエントロピーはエントロピースペクトルの特殊値として実現されるので、この問題を考えることは自然である.

数学域談話会(4月19日 三原朋樹氏、蓮井翔氏)

4月の談話会を以下のように企画しています。
ぜひご参加ください。

 日時:4月19日(木) 13時30分~16時30分
 場所:自然学系棟 D棟 509

 第一部(13時30分~15時)
 講演者:三原朋樹氏(筑波大学数理物質系数学域)
 題目:空間と関数の双対の観点から見る非可換ポントリャーギン双対の整数論との関わり

 第二部(15時~16時30分)
 講演者:蓮井翔氏(筑波大学数理物質系数学域)
 題目:擬トーリック多様体の分類および関連する諸結果について

詳細についてはhttps://nc.math.tsukuba.ac.jp/colloq/をご覧ください。

筑波大学微分幾何学火曜セミナー

筑波大学微分幾何学火曜セミナー
日時:4月17日 (火) 15:15 ~ 16:45
場所:D509
講演者:Francisco Martin(University of Granada)
題目:Translating graphs for the MCF in Euclidean space
Abstract: A translator is a surface in $\mathbb{R}^3$ that (up to a tangential diffeomorphism) moves  with velocity $v=(0,0,-1)$ by Mean Curvature Flow. Equivalently, the mean curvature at each  point is $H= (0,0,-1)^{\perp}.$ Besides vertical planes, one of the simplest examples of complete translators is the grim reaper cylinder. In this talk we will describe several existence and uniqueness results for complete translators which are graphs over planar domains. This is a joint work with D. Hoffman, T. Ilmanen and B. White.

解析セミナー Jean Vaillant氏

    筑波大学解析セミナーを下記のように行いますのでご案内申し上げます.
 皆様のご参加をお待ちしております.

 ------ 筑波大学解析セミナーのお知らせ  ------

 日  時: 3月9日(金) 17時 〜 18時
    場  所 : 筑波大学 自然系学系 D棟 D509教室
 講 演 者: Jean Vaillant 氏 (University of Paris VI)
 題  目: Necessary conditions of hyperbolicity and Gevrey's classes

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 なお,筑波大学解析セミナーホームページ
 (http://www.math.tsukuba.ac.jp/~analysis/)に
 講演に関する情報を掲載しております.

研究集会「リーマン幾何と幾何解析」(2月22日,23日)

研究集会「リーマン幾何と幾何解析」のプログラムにつきまして
下記の通りご案内申し上げます.
皆様のご参加をお待ちしております.


研究集会「リーマン幾何と幾何解析」
日程:2018年2月22日(木)〜23日(金)
場所:筑波大学 自然系学系棟D棟5階 D509室
HP:http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/~takumiy/RGGA18.html
プログラム:
2月22日(木)
10:00-11:00:本多正平氏(東北大学)
局所スペクトル収束とその応用
11:20-12:20:竹内秀氏(東北大学)
距離空間上のカレントと♭距離
13:40-14:40:中島啓貴氏(東北大学)
Lipschitz order with an additive error and normal law à la Lévy on the Hamming cubes
15:00-16:00:数川大輔氏(東北大学)
A new condition for convergence of energies and stability of Ricci curvature bounds
16:20-17:20:横田巧氏(京都大学)
Stability of RCD condition under concentration topology
2月23日(金)
9:40-10:40:田中亮吉氏(東北大学)
調和測度のハウスドルフ次元公式
11:00-12:00:伊敷喜斗氏(筑波大学)
Quasi-symmetric invariant properties of Cantor metric spaces
13:20-14:20:納谷信氏(名古屋大学)
ラプラシアンの第1固有値を最大化する閉曲面上の計量について
14:40-15:40:服部広大氏(慶應義塾大学)
リッチ平坦多様体の無限遠点における接錐について
16:00-17:00:山田澄生氏(学習院大学)
アインシュタイン方程式と調和写像

世話人:
山口孝男(京都大学)
横田巧(京都大学)
永野幸一(筑波大学)

大規模複雑データの理論と方法論,及び,関連分野への応用

下記の科研費シンポジウムのプログラムを、ご案内します。
多くの方々のご参加をお待ち申し上げます。

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科学研究費補助金 基盤研究(A) 15H01678
「大規模複雑データの理論と方法論の総合的研究」研究代表者:青嶋 誠
学術研究助成基金助成金 挑戦的研究 (萌芽) 17K19956
「非スパースモデリングによるビッグデータの新展開」研究代表者:青嶋 誠
文部科学省委託事業
「数学アドバンストイノベーションプラットフォーム(AIMaP)」

によるシンポジウム

「大規模複雑データの理論と方法論,及び,関連分野への応用」

世話人: 青嶋 誠 (筑波大学)、矢田 和善 (筑波大学)、日野 英逸 (筑波大学)
日 時: 2017年12月1日(金)~3日(日)
場 所: 筑波大学 自然系学系D棟509 (筑波キャンパス内)

内容・目的や懇親会などの最新情報は、下記サイトでご確認下さい。
http://www.math.tsukuba.ac.jp/~aoshima-lab/jp/symposium.html

プログラム・アブストラクト:
http://www.math.tsukuba.ac.jp/~aoshima-lab/jp/abst_2017.pdf
(PDFに各アブストラクトへのリンクがございます)

 なお、本シンポジウムは、文部科学省委託事業AIMaP(受託拠点:九州大学 IMI)
との共催です。
全国の数学・数理科学研究者と諸科学分野や産業界の研究者・技術者との議論の場
としての開催を目的としていますので、産業界からのご参加も広く歓迎いたします。

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矢田和善
筑波大学 数理物質系 数学域
E-mail: yata@math.tsukuba.ac.jp

第1回RCMSサロン(12/13) 開始時刻変更

●学内業務との調整の為、30分遅らせて開始いたします。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

第1回 RCMS サロン「生物学と数学」のお知らせ 2017年12月13日(水)15:30 〜18:00 筑波大学自然系学系棟D509号室 数理科学研究コア (RCMS) では,数理科学全般における様々な研究分野の相互理解を推進する場として 「RCMSサロン」を開催します. 今回は生物学と数学との関わりを中心に3名の講師に講演して頂きます.  皆様のご参加をお待ちしております. 日時:2017年12月13日(水)15:30 -- 18:00 場所:筑波大学第一エリア 自然系学系棟 D509 プログラム 15:30 -- 15:45 ティータイム 15:45 -- 16:15  石井敦(筑波大学 数理物質系)        「結び目理論入門」         Introduction to knot theory 16:30 -- 17:00  下川航也(埼玉大学 大学院理工学研究科)        「DNA組換えと結び目理論」          DNA recombination and knot theory 17:15 -- 17:45  桑山秀一(筑波大学 生命環境系)        「細胞集団運動におけるソリトン現象の発見」         Discovery of biological soliton in multicellular movement        参考URL:http://www.biol.tsukuba.ac.jp/~hidekuwayama 17:45 -- 18:00  ティータイム                世話人:川村一宏(筑波大学数理物質系数学域)                  kawamura_at_math.tsukuba.ac.jp 

解析セミナー (11/22)

    筑波大学解析セミナーを下記のように行いますのでご案内申し上げます.
 皆様のご参加をお待ちしております.

 ------ 筑波大学解析セミナーのお知らせ  ------

 日  時: 11月22日(水) 15時30分 〜 17時40分
    場  所 : 筑波大学 自然系学系 D棟 D509教室
 講 演 者: 田中 仁 氏 (筑波技術大学)
 題  目: The n-linear embedding theorem for dyadic rectangles


 講 演 者: Thorben Krietenstein 氏 (Leibniz Universitat)
 題  目: Bounded H∞-calculus for a Degenerate Elliptic Boundary Value Problem

講演要旨など詳細については下記筑波大学解析セミナーホームページをご覧ください。

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 なお,筑波大学解析セミナーホームページ
 (http://www.math.tsukuba.ac.jp/~analysis/)に
 講演に関する情報を掲載しております.

数学域談話会(11月16日 小野 薫氏)

11月の談話会を以下のように企画しています。
ぜひご参加ください。

 日時:11月16日(木)15時半〜17時
   (15時からティーパーティ)
 場所:自然学系棟 D棟 509

 講演者:小野 薫氏(京都大学 数理解析研究所)

 題目:Floer 理論とそのいくつかの応用の紹介

詳細についてはhttps://nc.math.tsukuba.ac.jp/multidatabases/multidatabase_contents/detail/230/186ccb6fd1079d68ba7e27cc3140346f/-476/#_476をご覧ください。

数学特別セミナー(入江 佑樹 氏)

講演者:入江 佑樹 氏(千葉大学大学院理学研究院・博士研究員)

日時:2017年11月2日 (Thu) 14:00 ~ 15:00

場所:自然系学系D棟814号室

タイトル:$p$-飽和マヤゲームと対称群の既約表現

アブストラクト:
ゲームと表現の間のある関係を紹介する. 本講演では, マヤゲームと呼ばれるヤング図形を使った二人対戦ゲームと, 対称群の既約表現を扱う. マヤゲームは不偏ゲームというクラスに属し, このクラスのゲームは Sprague-Grundy 関数というものを使って解析できる. 一方, 対称群の既約表現はヤング図形と 1 対 1 の対応があり, 次元をフック公式というものを使って求められる. 1960 年代頃に佐藤幹夫は, マヤゲームの Sprague-Grundy 関数のある明示公式が対称群のフック公式と形が似ていることなどから, これらの間には見かけ以上の関連があることを予想した. 本講演では, ゲームと表現のそれぞれについて概説し, マヤゲームを一般化した $p$-飽和マヤゲームの研究で得られた, 両者のつながりを紹介する.

解析セミナー (11/01)

 筑波大学解析セミナーを下記のように行いますのでご案内申し上げます.
 皆様のご参加をお待ちしております.

 ------ 筑波大学解析セミナーのお知らせ  ------

 日  時: 11月01日(水) 16時30分 〜 18時
    場  所 : 筑波大学 自然系学系 D棟 D509教室
 講 演 者: 洞 彰人 (北海道大学大学院理学研究院 教授)
 題  目: 群論的なヤング図形集団における巨視的プロファイルとゆらぎの動的モデル

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 なお,筑波大学解析セミナーホームページ
 (http://www.math.tsukuba.ac.jp/~analysis/)に
 講演に関する情報を掲載しております.

数学域談話会(10月26日 青嶋誠氏 日本統計学会賞受賞記念)

10月の談話会を以下のように企画しています。今回は青嶋教授の第22回日本統計学会賞受賞を記念して開かれます。ぜひご参加ください。

 日時 :10月26日(木)15時半~17時
      (15時からティーパーティー)
 場所 : 自然学系棟 D棟 509
 
 講演者: 青嶋 誠氏(筑波大学 数理物質系数学域)

 題目:高次元統計解析:理論・方法論とその周辺(再び)

詳細についてはhttps://nc.math.tsukuba.ac.jp/multidatabases/multidatabase_contents/detail/230/806e5ad69f489376c33fae7489dde044/-476/#_476をご覧ください。

トポロジーセミナー(2017/10/24 & 26)

日時:
【第1回目】2017年10月24日(火)10:10〜15:00
【第2回目】2017年10月26日(木)10:10〜15:00

場所:筑波大学 自然系学系D棟D814

講演者:鈴木咲衣 氏 (京都大学白眉センター/数理解析研究所)

講演題目:量子不変量入門,色付き理想単体分割を用いた普遍量子不変量の構成

アブストラクト:
【量子不変量入門】
結び目理論におけるジョーンズ多項式の発見は,低次元トポロジーにおける大きなパラダイムシフトを起こした.
絡み目と3次元多様体の量子不変量に関連した研究はさまざまな方向へ発展し,現在も活発な動きを見せている.
この講義ではジョーンズ多項式を詳しく説明し,それを広げる形で絡み目と3次元多様体の量子不変量の研究を概観する.

【色付き理想単体分割を用いた普遍量子不変量の構成】
絡み目図式の交点にR行列を対応させることが量子不変量の構成の鍵であった.
R行列のYang-Baxter方程式(6角関係式)が絡み目図式のReidemeisterIII移動に対応する.
有限次元ホップ代数のHeisenberg doubleは5角関係式を満たすSテンソルを持つ.
この講義では絡み目図式とR行列の代わりに絡み目補空間の色付き理想単体分割とSテンソルを用いて普遍量子普遍量を再構成する.
Sテンソルの5角関係式が色付き理想単体分割のPachner(2,3)移動に対応する.

トポロジーセミナー(2017/09/21)

日時:2017年9月21日(木)15:15〜16:15

場所:筑波大学 自然系学系D棟D814

講演者:石川勝巳 氏 (京都大学 数理解析研究所)

講演題目:A relation between biquandle coloring and quandle coloring

アブストラクト:As well as quandles, biquandles give many invariants for links, virtual links, and higher dimensional links.

In particular, some invariants from biquandles are known to be stronger than those from quandles for virtual links.
However, we have not found an essentially refined invariant for classical links.

In this talk, we first explain that, for any classical/surface link, we can recover (a biquandle isomorphic to) the fundamental biquandle from the fundamental quandle.
This result implies that many biquandle invariants are reduced to quandle ones.
In fact, a biquandle coloring number is equal to a quandle coloring number.
Furthermore, we give an explicit one-to-one correspondence between biquandle colorings and quandle colorings.
As a corollary, a biquandle cocycle invariant is described by a quandle shadow cocycle invariant.

This is a joint work with Kokoro Tanaka (Tokyo Gakugei University).

解析セミナー Michael Dreher氏

 筑波大学解析セミナーを下記のように行いますのでご案内申し上げます.
 皆様のご参加をお待ちしております.

 ------ 筑波大学解析セミナーのお知らせ  ------

 日  時: 9月20日(水) 15時30分 〜 17時
    場  所 : 筑波大学 自然系学系 D棟 D509教室
 講 演 者: Michael Dreher (University of Rostock)
 題  目: Incompressible limits for generalisations to symmetrisable systems

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 なお,筑波大学解析セミナーホームページ
 (http://www.math.tsukuba.ac.jp/~analysis/)に
 講演に関する情報を掲載しております.

連絡先:
 桑原 敏郎 (kuwabara-at-math.tsukuba.ac.jp)

トポロジーセミナー(2017/09/04)

日時:2017年9月4日(月)16:10〜17:10

場所:筑波大学 自然系学系D棟D509

講演者:Min Hoon Kim 氏 (Korea Institute for Advanced Study)

講演題目:Irreducible 3-manifolds that cannot be obtained by 0-surgery on a knot

アブストラクト:We give infinitely many examples of closed, orientable, irreducible 3-manifolds $M$ such that $b_1(M)=1$ and $\pi_1(M)$ has weight 1, but $M$ is not the result of Dehn surgery along a knot in the 3-sphere.
This answers a question of Aschenbrenner, Friedl and Wilton.
This is joint work with Matt Hedden and Kyungbae Park.

トポロジーセミナー(2017/09/04)

日時:2017年9月4日(月)15:00〜16:00

場所:筑波大学 自然系学系D棟D509

講演者:
山田翔平 氏

講演題目:Ideal classes and Cappell-Shaneson homotopy 4-spheres

アブストラクト:Cappell と Shaneson は、3次元トーラスの mapping torus を手術することにより4次元のホモトピー球面を無数に構成する方法を示した。
Gompf はこのホモトピー球面の微分同相型を固定したまま、mapping torus の貼り合わせ写像(およびそれに対応する行列)を取りかえる操作を新たに導入した。
本講演ではこの操作の応用を進めて、行列のトレースがある程度小さい場合にはその行列をもとに構成される Cappell-Shaneson ホモトピー球面が通常の4次元球面に微分同相であることを証明する。トレースを固定するごとに行列が共役類を除いて有限個だけ現れることは古くから知られており、また大半のトレースでは MAGMA を用いてそれら有限個の完全代表系を具体的に列挙することが可能である。この計算は代数的整数論によって基礎付けられているが、一方で例外的に MAGMA による計算の困難なトレースも無数に存在する。たとえばトレースが27の場合はその例外である。本講演では行列のトレースが27の場合についても、Cappell-Shaneson ホモトピー球面が通常の4次元球面に微分同相であることを証明する。

なお、この研究は Min Hoon Kim 氏との共同研究である。

解析セミナー Jens Christensen氏

筑波大学解析セミナーを下記のように行いますのでご案内申し上げます.
 皆様のご参加をお待ちしております.

 ------ 筑波大学解析セミナーのお知らせ  ------

 日  時: 8月4日(金) 16時30分 〜 17時30分
    場  所 : 筑波大学 自然系学系 D棟 D509教室
 講 演 者: Jens Christensen (Colgate University, USA)
 題  目: Wavelet theory with an application to complex analysis

   講演要旨:
Wavelet theory has been an active area of research
for around 40 years. In this talk we first present a machinery,
called coorbit theory, which uses continuous wavelet transforms
in order to provide atomic decompositions for a large collection of Banach 
spaces. The theory was initiated by Feichtinger and Groechenig,
but we present a recent generalization which is more widely applicable.
Next we present an application to complex analysis.
Due to work by Rudin, Coifman and Rochberg as well as Luecking,
it has long been known that Bergman spaces have atomic decompositions,
where the atoms are samples of the Bergman kernel.
We use coorbit theory to provide a much larger class of atoms
for Bergman spaces on the unit ball.
This class of atoms includes translates of polynomials
under the discrete series representation of SU(n,1).

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通常の解析セミナーと曜日・時間が異なりますのでご注意ください。

微分幾何学火曜セミナー(7月25日)

日時:7月25日(火)15時15分から(16時45分頃まで)

場所:筑波大学自然系学系棟D棟 5階 D509

講演者:櫻井陽平氏(筑波大学)

講演題目:1-重み付きRicci曲率の下からの有界性とエントロピーの凸性について

講演要旨:
 重み付きRicci曲率はRicci曲率のある種の一般化であり,重み付きRiemann多様体の振る舞いを制御する.重み付きRicci曲率はあるパラメーターを備えているが,従来はそのパラメーターが多様体の次元以上の場合が主な研究対象であった.しかし最近では,多様体の次元未満の場合に関する研究も徐々に行われつつある.
 本講演では重み付きRicci曲率のパラメーターが多様体の次元未満の場合,特に1の場合を取り扱う.このとき,重み付きRicci曲率がある関数で下から押さえられることと,Wasserstein空間上のエントロピーがLott-Villani,Sturm型の凸性を満たすことが同値であることを説明する.さらにその同値性から導かれるBrunn-Minkowski型不等式や関数不等式を紹介する.

解析・幾何セミナー (Salvatori Niccolo 氏)

下記の日程で解析・幾何セミナーを開催いたしますので、興味がございます方は是非ご参加下さい。
(今回は微分幾何セミナー世話人の守屋先生にご協力いただき、解析セミナー・微分幾何セミナーの合同で開催いたします。)

 日  時: 7月18日(火) 16時40分 〜 17時40分
    場  所 : 筑波大学 自然系学系 D棟 D509教室
 講 演 者: Salvatori Niccolo (King's College London)

 題  目: The Residue Analytic Torsion and Logarithmic Topological 
                    Quantum Field Theory
   講演要旨:
Closed odd-dimensional manifolds with trivial cohomology can be distinguished by their analytic torsion (a secondary topological invariant introduced by Ray and Singer in 1971 that coincides with the Reidemeister torsion). In this talk, we will show that analytic torsion can be equivalently obtained by the (quasi) trace of a log-polyhomogenous operator and, by the use of Wodzicki's residue, we will define and study an exotic torsions: the residue analytic torsion, which turns out to be a smooth invariant in some occasions, with properties that are complementary to those of the analytic torsion. Then, we will define the new concept of LogTQFT and use the residue torsion to provide an example. If time allows, we will present a generalization of the previous results to families of closed manifolds and to manifolds with boundary.

通常の解析セミナーと曜日・時間が異なりますのでご注意ください。

世話人:
桑原 敏郎 (kuwabara-at-math.tsukuba.ac.jp)
守屋 克洋 (
moriya-at-math.tsukuba.ac.jp)

トポロジーセミナー(2017/06/28)

日時:2017年6月28日(水)16:45〜18:15

場所:筑波大学自然系学系D棟D814

講演者:井ノ口順一氏 (筑波大学 数理物質系)

講演題目:3次元接触多様体上の磁場軌道 (Magnetic trajectories on contact 3-manifolds)

アブストラクト:測地流の一般化としてリーマン多様体上の磁場軌道が研究されている.3次元多様体の接触構造から自然に定まる磁場軌道の周期性に関する成果を報告する.(M.I.Munteanu氏との共同研究)