新着情報
トポロジーセミナー(2017/06/28)
場所:筑波大学自然系学系D棟D814
講演者:井ノ口順一氏 (筑波大学 数理物質系)
講演題目:3次元接触多様体上の磁場軌道 (Magnetic trajectories on contact 3-manifolds)
アブストラクト:測地流の一般化としてリーマン多様体上の磁場軌道が研究されている.3次元多様体の接触構造から自然に定まる磁場軌道の周期性に関する成果を報告する.(M.I.Munteanu氏との共同研究)
数学域談話会(7月20日)
7月の談話会を以下のように企画しています.
興味のある方はぜひご参加ください.
日時 :7月20日(木)15時半~17時
(15時からティーパーティー)
場所 : 自然学系棟 D棟 509
講演者: 桑山 秀一氏(筑波大学 生命環境系)
題目:細胞集団運動におけるソリトン現象の発見
数学域談話会(6月1日)
今年度はじめの 数学域談話会を 以下のように企画しています.
ぜひご参加ください.
日時: 6月1日 15時半~17時(15時よりティーパーティー)
場所: 自然学系棟 D棟 509
講演者: 筧 知之氏 (筑波大学数理物質系数学域)
題目: 平均値作用素について
幾何学特論II 開講のお知らせ
日時: 7月12日(水)10時~ 7月14日(金)
場所: 自然系学系棟D814
講師:中西 敏浩 教授(島根大学大学院総合理工学研究科・数理科学領域)
講義題目:双曲幾何からのタイヒミュラー空間論入門
講義概要:この講義は双曲幾何学の手法によるタイヒミュラー空間論の概説である。前半では,双曲幾何が展開する双曲空間の定義とそのポアンカレ・モデルやクライン・モデルの紹介し,続いて等長変換(メビウス変換)の性質と等長変換群の離散部分群を扱う。後半は,双曲三角法の基本事項や双曲多角形の合同類について説明した後,双曲曲面の変形空間であるタイヒミュラー空間を導入する。タイヒミュラー空間論が及ぶ範囲は広いが,とくにフェンチェル・ニールセン座標などの大域座標系やマクシェーン恒等式などを中心的話題として取り上げる。
TWINS履修登録期間:5月23日(火)~7月7日(金)
世話人: 相山
トポロジーセミナー(2017/04/27)
場所:筑波大学自然系学系D棟D814
講演者:伊敷喜斗 氏 (筑波大学 数理物質系)
講演題目:Quasi-symmetric invariant properties of Cantor metric spaces
アブストラクト:For metric spaces, the doubling property, the uniform disconnectedness, and the uniform perfectness are known as quasi-symmetric invariant properties.
We say that a Cantor metric space is standard if it satisfies all the three properties; otherwise, it is exotic.
For instance, the middle-third Cantor set is standard.
In this talk, we discuss our constructions of exotic Cantor metric spaces for all the possible cases of satisfying each of the three properties or not.
Our constructions enable us to classify Cantor metric spaces into eight types with concrete examples.
The David-Semmes uniformization theorem tells us that standard Cantor metric spaces are quasi-symmetric equivalent.
In this talk, we conclude that there exist at least two exotic Cantor metric spaces of the same type that are not quasi-symmetric equivalent to each other.
Moreover, for each of all the non-uniformly disconnected types, there exist at least aleph one many quasi-symmetric equivalent classes of Cantor metric spaces of such a given type.
As a byproduct of our study, we state that there exists a Cantor metric space with prescribed Hausdorff dimension and Assoud dimension.
解析セミナー Jean Vaillant氏
解析セミナー 廣惠一希 氏
日時: 平成29年2月8日(水) 15時30分 — 17時
場所: 筑波大学 自然系学系 B棟 B718室
(同じ週に学類向け集中講義を行いますので通常の部屋から変更します)
講演者: 廣惠一希 氏(城西大学)
題目: 線形常微分方程式のアクセサリーパラメーターを巡って
概要:
Fuchs型常微分方程式の大域解析学においてEuler型の積分表示解は古典的に
大きな役割を果たしてきた.このEuler型の積分表示解を微分方程式が持つ
ための条件を決定づけるのがKatz-大久保の定理といえる.
すなわちRiemann球面上のFuchs型既約微分方程式がEuler変換によって一階
の方程式に変形できるための必要十分条件を微分方程式が「アクセサリーパ
ラメーターを持たない」という条件で決定したのが上記の定理である.
この定理によってEuler型の積分表示解をもつFuchs型微分方程式のクラスが
決定されたことになる.ではこの枠組みの外にある方程式,つまりアクセサ
リーパラメーターを持つ方程式やFuchs型ではない方程式の大域解析学はどの
ように扱えばよいのか?
この問題に対する一つのアプローチがKac-Moodyルート系の組み合わせ論や
箙の表現論や平面代数曲線の芽の特異点論等を通して近年急速に進展しつつある.
こうした研究の概要について講演者の結果も交えつつ最近の発展と今後の課題に
ついてお話ししたい.
世話人: 桑原 敏郎 (kuwabara-at-math.tsukuba.ac.jp)
数学域 談話会
日 時: 12月 22日(木) 15時30分~17時 (15時からティータイム)
場 所: 自然学系棟D棟 509 教室
講 演 者:植田 一石 氏 (東京大学 数理科学研究科)
題 目: Grassmann多様体上の完全可積分系とミラー対称性
概 要:
Grassmann多様体は複素幾何やシンプレクティック幾何学が表現論と交差する重要な対象であり、数学の進歩とともにその研究は深化を繰り返している。この講演では、Gromov-Witten不変量や量子コホモロジー、ミラー対称性、完全可積分系、クラスター代数などとGrassmann多様体の関係の一端を紹介したい。
数理物質融合科学センター 第6回 数理連携サロン
日時・場所
2016年12月5日(月) 15:15~17:15
筑波大学第一エリア 自然系学系D棟 D509セミナー室
プログラム
15:45~15:45
「大規模固有値解析エンジンの開発とそのシミュレーション・データ解析への応用」
「限量記号消去を推論器とする数学入試問題の自動解答器」
「大学入試の数列問題を解く自動推論アルゴリズム」
お問い合わせ先
シンポジウム「International Symposium on Statistical Analysis for Large Complex Data」
科学研究費補助金 基盤研究(A) 15H01678 (平成27年度~31年度)
「大規模複雑データの理論と方法論の総合的研究」研究代表者: 青嶋 誠
学術研究助成基金助成金 挑戦的萌芽研究 26540010 (平成26年度~28年度)
「ビッグデータの統計学: 理論の開拓と3Vへの挑戦」研究代表者: 青嶋 誠
による国際シンポジウム
「International Symposium on Statistical Analysis for Large Complex Data」
世話人: 青嶋 誠 (筑波大学)、イリチュ美佳 (筑波大学)、矢田 和善 (筑波大学)
日 時: 2016年11月21日 (月) ~ 24日 (水)
場 所: 筑波大学自然系学系棟D棟 D509 (筑波キャンパス内)
内容・目的や懇親会などの最新情報は、下記サイトでご確認下さい。
http://www.math.tsukuba.ac.jp/~aoshima-lab/jp/symposium.html
プログラム:
http://www.math.tsukuba.ac.jp/~aoshima-lab/workshop_detail.html
数学特別セミナー(金久保 有輝 氏)
日時:2016年11月4日 (Fri) 15:30 ~ 16:30
場所:自然系学系D棟814号室
タイトル:Cluster variables on double Bruhat cells of classical groups and crystal bases
アブストラクト:古典群 $G$ (=$SL_{r+1}(\mathbb{C})$, $SO_{2r+1}(\mathbb{C})$, $Sp_{2r}(\mathbb{C})$, $SO_{2r}(\mathbb{C})$) の部分群やセルを適当に選ぶと, それらの上の座標環は, クラスター代数という代数構造を持つことが知られている. 例えば冪単部分群 $N$ ($=$ $G$ の元で, 上三角行列からなるもののなす群) を考えると, 座標環 $\mathbb{C}[N]$ は, 双対標準基底と呼ばれる重要な基底を持ち, これは「適当な2つの基底を掛け算すると, 他の基底の二項和になる」という組み合わせ論的な性質を持っている. %標準基底は, リー環 Lie$(G)$ や, その量子群の表現論の中で生まれた基底である. 一方, $G$ は $G^{u,v}$ という2つのワイル群の元 $u$, $v$ でパラメトライズされるセルに分割される. 座標環 $\mathbb{C}[G^{u,v}]$ を考えると, こちらにも双対標準基底と似た性質を持つ生成元が構成される. そこで, Fomin, Zelevinsky の両氏は, リー環論や座標環理論の中で重要なこれらの生成元の性質を抽象化し, クラスター代数 (cluster algebra) を導入した. 即ち, 上で述べたような組み合わせ論的な生成元を, クラスター変数 (cluster variables) と呼び, そのような生成元を持つ代数のことをクラスター代数と定めたのである.
最近, 上智大学の中島俊樹教授との共同研究で, 座標環 $\mathbb{C}[G^{e,v}]$ におけるクラスター変数と, 量子群の表現論の中に現れる結晶基底 (crystal base) との関係が明らかになった. 結晶基底は、量子群の表現の構造を大まかに明らかにしてくれる骨組みのようなもので, Young盤や paths, そして Laurent 単項式など, 様々な方法で書き表される. それらの豊富な表示方法によって, 表現の構造を組み合わせ論的に調べることができるようになるのである. 本講演では, 具体例を交えながらいくつかの用語を解説し, 主結果を説明する.
数学域 談話会
日 時: 10 月 27 日(木) 15時30分~17時 (15時からティータイム)
場 所: 自然学系棟D棟 509 教室
講 演 者: 友枝 明保 氏 (武蔵野大学 工学部)
題 目: 交通流の数理-数理モデルで紐解く渋滞現象
概 要:
交通流研究の一つのゴールは,交通渋滞を解消する方策を導くことである.
本講演では,車の流れを表現する数理モデルの構築からスタートし,
数理モデルの解析を通じた渋滞現象の理解,さらには,渋滞を解消する方策など,
数理モデル研究から得られた知見について解説する.
数学域談話会
皆様のご参加お待ちしております.
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日時: 7月21日 15:30~17:00 (15:00よりティータイム)
場所:自然学系D棟509教室
講演者: 大橋久範 氏 (東京理科大学理工学部数学科) 題目: エンリケス曲面の自己同型について 概要: 代数多様体の自己同型群は代数幾何の様々な場面で重要な働きをするが、 それ自身としても興味深い。 一般には、定義方程式の係数を少しずらすと自己 同型群の構造が大きく変化するため、群自身を計算することも非常に難しい問題 になる。 講演ではK3と並んで代表的な代数曲面であるエンリケス曲面の自己同型につ いての最近の結果を紹介する。研究は歴史的には80年代まで遡るが、K3曲面 と比較すると有限自己同型群の一般論を追及する方向は今まで行われていなかっ た。前半部分には代数曲線や他の図形の上に現れる群を使ってイントロを入れる 予定である。
解析セミナー 井ノ口順一氏(筑波大)
日時: 平成28年 6月 29日(水) 15時30分 — 17時
場所: 筑波大学 自然系学系 D棟 D509 教室
講演者: 井ノ口 順一氏 (筑波大学)
題目: 波動方程式いろいろ
講演要旨:
流体力学で高名なLambはmodifiled KdV方程式が 平面曲線の等周変形から導かれることを示した。 また(共形場の理論で知られる)SegalはKdV方程式が 射影直線上の運動から導かれることを示した。 これらの事実から種々のソリトン方程式が 幾何学的に導かれることが期待される。実際この期待は 正しく(筑波大学ゆかりの)澤田・小寺方程式や渋滞学に活用されている Burgers方程式が曲線の運動から導かれる。今回のセミナーでは これらの方程式の導出と基本的な解について紹介する。
数学談話会
下記のように談話会を企画しております.
ご興味のある方はご参加ください.
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日時:6月2日(木曜日), 15:30--17:00 (15:00 より tea) 場所:自然系学系 D棟 509 講演者:宮部賢志 氏 (理工学部数学科) 題目:ランダム性と計算可能性 概要:アルゴリズム的ランダムネスの理論について概説を行う. ランダムネスの理論は確率概念の数学的基礎づけを発端とし, 情報理論や予測理論,最近ではエルゴード理論などとの関係が調べられてきた. 前半では,ランダムな2進無限列を定義し, 大数の法則などの基本的な性質を見る. ランダム性が数学的に定式化できることで, 様々な概念が見通しよく理解できるようになることを説明する. 後半では,一見対極にあって相容れないように思われる ランダム性と計算可能性という2つの概念が深い関係を持つことを見る. 具体的には,ChaitinのΩ数のランダム性や停止問題を計算することなどを解説する.
数理連携サロン
数学特別セミナー
日時:2016年4月21日 (Thu) 10:00 ~ 12:00
場所:自然系学系D棟814号室
タイトル:
Equivalences between logarithmic weight modules via $¥mathcal{N}=2$ coset constructions
アブストラクト:
本講演では,Feigin-Semikhatov-Tipuninによって与えられた`$\mathcal{N}=2$ 超対称コセット構成の逆'を利用して,非ユニタリな場合にも適切な加群圏の間にアーベル圏としての圏同値が得られることを解説する.またその応用として,$\mathcal{N}=2$超Virasoro代数の表現の指標を$A_{1}^{(1)}$型アフィンLie代数の表現の指標で表す公式を与える.
微分トポロジー16(3月20日-22日)
日時:2016年3月20日~22日
場所:自然学系D棟509
テーマ:ゲージ理論とレフシェッツファイブレーション
ゲージ理論とレフシェッツファイブレーションに関する最新の話を初歩から勉強する
集会です。皆様ふるってご参加ください。
世話人:安部哲哉(大阪市立大)丹下基生(筑波大)山田裕一(電通大)
ホームページ:
http://www.math.tsukuba.ac.jp/~tange/diftop16.html
数学特別セミナー (2月15日・16日)
Tsukuba Workshop for Young Mathematicians 2016(2月4日ー5日)
2-20-5, Takezono, Tsukuba-city, Ibaraki, 305-0032 JAPAN.
ホームページ (Homepage)
http://sites.math.tsukuba.ac.jp/workshopyoung2016/
Tsukuba Workshop for Young Mathematicians は2008年から毎年つくば市で開催されている
Tsukuba Workshop for Young Mathematicians is the annual workshop held in Tsukuba since 2008, for the purpose of providing the opportunity for Asian mathematics students to boost their exchanges and to give presentations on their research.
筑波大学数学談話会 (1月14日)
大学院集中講義(1月12日〜15日)
講師:辻井正人(九州大学大学院数理学研究院)
日時:2016年1月12日(火)〜15日(金)
初回は13:45開始 以降の日程は初回に通知する
場所:自然系学系D棟509
題目:双曲力学系のレゾナンス
概要:双曲力学系におけるレゾナンスについて講義する.力学系の相空間上の関数への自然な作用(やその一般化)は転送作用素と呼ばれる.双曲力学系は典型的なカオス的力学系であり,軌道の微小な差異が指数的に拡大される性質(初期値に関する鋭敏な依存性)を持つ.これをある種の拡散過程と捉えると,転送作用素は拡散方程式に対応し,その生成作用素が離散的スペクトル(レゾナンス)を持つと想像される.実際に適切な関数空間を取ることでそのような離散スペクトルを観察し,その基本的な性質について議論するのが本講義の目的である.
力学系についてはあまり予備知識を仮定せず,比較的単純な拡大的力学系から始めて,双曲的写像,双曲的流れと話を進めたい.
筑波大学数学談話会 (11月26日)
科研費シンポジウム 大規模複雑データの理論と方法論:最前線の動向
学術研究助成基金助成金 挑戦的萌芽研究 26540010
「ビッグデータの統計学: 理論の開拓と3Vへの挑戦」研究代表者: 青嶋 誠
によるシンポジウム
「大規模複雑データの理論と方法論:最前線の動向」
世話人: 青嶋 誠 (筑波大学)、矢田 和善 (筑波大学)、日野 英逸 (筑波大学)
日 時: 2015年11月16日 (月) ~ 18日 (水)
場 所: 筑波大学自然系学系棟D棟 D509 (筑波キャンパス内)
内容・目的や懇親会などの最新情報は、下記サイトでご確認下さい。
http://www.math.tsukuba.ac.jp/~aoshima-lab/jp/symposium.html
プログラム:
http://www.math.tsukuba.ac.jp/~aoshima-lab/jp/program_2015.pdf
第4回 数理連携サロン (12月2日)
( 14:45 -- 15:15 と 17:15 -- 18:00 はティータイム)
場所: 自然系学系 D 棟 509
プログラム
第3回 数理連携サロン (6月18日)
(14:45 --15:15, 17:15--18:00 はティータイム)
プログラム
15:15-15:45 「共役系高分子による球体形成と共鳴発光現象」
16:00-16:30 「粉末結晶構造解析に現れる数学の問題について」
16:45-17:15 「分散型写像流の幾何解析」
筑波大学数学談話会 (5月21日)
場所: 自然系学系 D棟 509
講演者: 井ノ口 順一 氏 (筑波大学)
題目: 可積分幾何・差分幾何
概要: 無限可積分系とよばれている非線型偏微分方程式の多くが, 微分幾何に密接に関わることが知られている. 無限可積分系を構造方程式にもつ曲線や曲面の研究は「可積分幾何」とよばれるようになった. 本講演では, 現在,可積分幾何で関心をもたれている研究対象の中から, 「3次元幾何 (Thurson 幾何)における極小曲面の構成」について解説する(時間が許せば曲線の差分幾何にも触れたい).
研究集会「リーマン幾何と幾何解析」(3月6日〜7日)
下記の通り開催いたしますのでご案内申し上げます.
皆様のご参加をお待ちしております.
記
研究集会「リーマン幾何と幾何解析」
開催日時: 2015年3月6日(金)13時--7日(土)16時頃
開催場所: 筑波大学自然系学系棟 D棟5階 D509
URL: http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/~takumiy/RGGA15.html
プログラム:
3月6日(金)
13:00--14:00: 芥川 和雄 氏(東京工業大学)
The Yamabe invariant and singular Einstein metrics
14:15--15:15: 大鳥羽 暢彦 氏(慶應義塾大学)
Metrics of constant scalar curvature on bundles each of whose typical fibers is a rotationally symmetric sphere
15:45--16:45: 櫻井 陽平 氏(筑波大学)
重み付きリッチ曲率が下に有界な境界付き多様体の剛性
17:00--18:00: 近藤 剛史 氏(名古屋大学・慶應義塾大学)
Wirtinger の不等式についての Gromov の問い
3月7日(土)
10:00--11:00: 三石 史人 氏(東北大学)
アレクサンドロフ空間の向きと基本類
11:15--12:15: 山本 光 氏(東京大学)
Ricci-mean curvature flows in gradient shrinking Ricci solitons
13:30--14:30: 國川 慶太 氏(東北大学)
一般余次元のtranslating solitonについて
14:45--15:45: 成 慶明 氏(福岡大学)
重み付き体積を保つ平均曲率フロー
世話人:
山口 孝男 (京都大学)
横田 巧 (京都大学)
永野 幸一 (筑波大学)
高次元統計解析セミナー
下記の通り、セミナーを開催します。
http://www.math.tsukuba.ac.jp/~aoshima-lab/jp/symposium.html
お気軽にご参加ください。
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日 時:2015年2月20日(金)13:30-15:00
場 所:筑波大学自然系学系棟D棟 D814 (筑波キャンパス内)
講演者:J. S. Marron (University of North Carolina at Chapel Hill,
National University of Singapore)
題 目:High Dimension Low Sample Size Asymptotics
要 旨:
The asymptotics of growing sample size are the foundation of classical
mathematical statistics. But modern big data challenges suggest
consideration of growing dimension as well. A perhaps extreme case of
this has fixed sample size. That context is seen to have some
counter-intuitive mathematical structure. These non-standard ways of
thinking about data are seen to be the key to understanding important
aspects of real genomic data.
世話人: 青嶋 誠 (数学域)
臨時解析セミナー
以下の要領で臨時 解析セミナーを行います.
興味のある方は是非ご参加ください.
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日 時: 2 月 23 日(月) 15時30分~17時
※ いつもと曜日が違いますので,ご注意ください.
場 所: 自然学系棟D棟 509教室
講 演 者: Konstantin Pankrashkin 氏(University Paris-Sud)
題 目: ``On eigenvalues of a Laplacian with Robin boundary conditions"
講演要旨:
We are going to discuss the spectral problem
-\Delta u= E u, du/dn =B u
in smooth domains, with an attention to the situation when the parameter B
becomes large. We show that the problem essentially lives at the boundary
of the domain, and the contributions of various geometric characteristics
are shown. A link with Faber-Krahn-type inequalities is discussed.
Tsukuba Workshop for Young Mathematicians (Feb. 13, 2015)
Date: February 13, 2015
Place: The Tsukuba Center for Institutes
Address: 2-20-5 Takezono, Tsukuba, Ibaraki 305-0032, JAPAN
https://sites.google.com/a/math.tsukuba.ac.jp/workshopyoung2015/
数学特別セミナー (1月24日)
筑波大学数学談話会 (12月4日)
日時: 12月4日(木曜日)、15:30--17:00 (15:00 より tea )
場所: 自然系学系 D棟 509
講演者: 岩根 秀直 氏 (国立情報学研究所)
題目: 計算機が数学試験問題を解く - 数式処理編
概要: 国立情報学研究所を中心として進めている「ロボットは東大に入れるか」プロジェクトでは, 「人工知能」としてまとめられる諸技術に対する総合的ベンチマークとして, 様々な科目の大学入試問題を計算機で直接解くことに挑戦している.
我々は数学入試問題に取り組んでおり, 開発中のシステムは問題文を入力として, 自然言語処理により構築された一階述語論理式を数式処理により問題を解く方法をとっている. 本講演では, 数学入試問題の数式処理による解法と, 自然言語処理との接合による課題解決方法について紹介する.
教育研究科 集中講義(12月3日〜5日)
科目名:数学特論I
日時:2014年12月3日(12:15開始)、12月4日、12月5日(4日と5日の日程は3日に連絡します)
場所:自然系学系棟 D814
担当教員:岩根 秀直先生(国立情報学研究所)
講義題目:計算代数における実閉体上の限量記号消去法
限量記号消去法 (Quantifier Elimination: QE) は, 限量記号がついた一階述語論理式を入力として,それと等価で限量記号のない論理式を出力するアルゴリズムである.一階述語論理式の記述力能力は高く, 制御・最適化など多くの応用をもち, QE は非常に重要である.
実閉体上での QE アルゴリズムについては, 1930 年に A. Tarski がその存在を示し, 具体的なアルゴリズムも示した. 現在では, より効率的な汎用 QE アルゴリズム Cylindrical AlgebraicDecomposition のほか, 特別な問題のクラスに対するより効率的な QE アルゴリズムの研究がすすめられている.
本講義では, QE を実現するために必要な計算代数の基礎知識, QE アルゴリズム, QE ツールの利用方法, QE の効率的な実装方法, および, 実問題への適用方法について紹介する.
本講義は, 主に穴井・横山著「QE の計算アルゴリズムとその応用」の内容を補完する形で進めるが, その内容を前提としない予定である.
備考:
- 全学計算機(サテライト)端末を用いた実習を予定しているので、履修者は全学計算機のアカウントを確認しておくこと。
- 本講義は教育研究科の授業科目ですが、他研究科の学生も単位を修得できる場合があります。詳細は各専攻事務室へ相談してください。
科研費シンポジウム(12月1日,2日)
皆様のご参加をお待ちしております.
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「統計的推測の理論的基礎とその応用」
科研費基盤(B)「統計的推測における非正則構造の解明とその応用」
研究代表者:赤平昌文(筑波大学)によるシンポジウム
世話人:大谷内奈穂(筑波大学数理物質系)
小池 健一(筑波大学数理物質系)
赤平 昌文(筑波大学)
日時:2014年12月1日(月)〜2日(火)
場所:筑波大学筑波キャンパス自然系学系棟D棟5階D509(茨城県つくば市天王台1-1-1)
アクセス方法はこちらをご覧ください
プログラムはこちらをご覧ください.
教育研究科集中講義(12月10日-12日)
科目名:数学特論III (1単位)
担当教員:高橋 邦彦 先生(名古屋大学 医学系研究科 准教授)
日時:2014年12月10日(水)13:45~
12月11日(木)
12月12日(金)
(2日目以降の日程の詳細については1日目にお知らせします)
題目:医学データ解析入門
概要:調査研究を行うためには,その目的に応じた適切な研究デザインのもとで,必要最小限のデータを集め,適切な統計解析を行うことが重要です。この講義では,特に医学・保健医療分野に注目し,調査研究のプロセスに欠かせない,統計の考え方,基本的な調査デザインと解析方法,結果の見方とその解釈について,実際の医学分野の例題を用いながら講義を行います。具体的には㈰医学データの要約,㈪推定と検定,㈫平均値の比較,㈬頻度の比較,㈭相関と回帰分析,㈮交絡と多変量解析による調整,㈯生存時間データの解析,などについて,演習を含めたデータ解析と解釈に重点を置いて講義します。本講義を受講するにあたっては,基本的な数理の知識があることが望ましいですが,統計や医学についての知識は特に必要ありません。また簡単な演習のため各自電卓またはパソコンを持参してください。
場 所:自然系学系棟D棟D814
世話人:小池 健一(数学)
TWINS履修登録期間:11/14 (金)まで
筑波大学数学談話会 (11月20日)
題目: 生物の人口模型と(確率)偏微分方程式
Workshop on Statistical Methods for Large Complex Data
申し上げます。
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科学研究費補助金 基盤研究(B) 22300094
「高次元データの理論と方法論の総合的研究(研究代表者:青嶋誠)」
学術研究助成基金助成金 挑戦的萌芽研究 26540010
「ビッグデータの統計学:理論の開拓と3Vへの挑戦 (研究代表者:青嶋誠)」
による
「Workshop on Statistical Methods for Large Complex Data」
世話人:
青嶋誠 (筑波大学)、佐藤美佳 (筑波大学)、矢田和善 (筑波大学)
Ming-Yen Cheng (National Taiwan University)
日 時: 2014年11月10日 (月) ~ 12日 (水)
場 所: 筑波大学自然系学系棟D棟 D509 (筑波キャンパス内)
内容・目的:http://www.math.tsukuba.ac.jp/~aoshima-lab/jp/symposium.html
プログラムや懇親会などの最新情報は、下記サイトをご確認下さい。
随時更新していきます。
http://www.math.tsukuba.ac.jp/~aoshima-lab/jp/workshop_detail.html
英語バージョンはこちらです:
http://www.math.tsukuba.ac.jp/~aoshima-lab/workshop_detail.html
なお、11日(火)に、以下の3名の著名な研究者による招待講演と指定討論
を予定しています。
Prof. Ming-Yen Cheng (National Taiwan University)
Prof. Ching-Kang Ing (Academia Sinica)
Prof. Mei-Hui Guo (National Sun Yat-sen University)
大学院集中講義
題目: ラグランジュ部分多様体と等径超曲面の幾何学
講師: 大仁田 義裕 教授 (大阪市立大学理学研究科数学教室&数学研究所)
日程: 1月5日(月)~7日(水) 10時~
教室: 自然系学系棟 D814
講義概要 近年のシンプレクティック幾何学の発展に伴い,ケーラー多様体のラグランジュ部分多様体の微分幾何学の研究への関心は益々のものがある。今回は,その基本的な概念の説明から最近の私の研究やその関連話題について講義したい。とくに,中国・北京の清華大学の馬輝(Hui Ma)副教授との共同研究を含む,標準球面の等径超曲面と複素2次超曲面のラグランジュ部分多様体の幾何学との関わりについて述べる。
1. リーマン多様体の部分多様体の基本事項
2. シンプレクティック多様体のラグランジュ部分多様体,運動量写像,ハミルトン変形
3. ケーラー多様体のラグランジュ部分多様体の基本事項
4. ハミルトン極小性,ハミルトン安定性とハミルトン剛性
5. 複素ユークリッド空間および複素射影空間のラグランジュ部分多様体
6. ラグランジュ部分多様体としてのエルミート対称空間の実形
7. 複素2次超曲面のラグランジュ部分多様体と標準球面の超曲面幾何学
8. 標準球面の等径超曲面の構造・構成・分類
9. 等径超曲面のガウス像として得られる極小ラグランジュ部分多様体
10. 等径超曲面のガウス像のラグランジュ交叉問題
世話人 相山玲子(数理物質系数学域)
第1回数理連携サロン (11月11日)
筑波大学数学談話会 (10月16日)
日時:10月16日(木曜日)、15:30--16:30 (15:00よりお茶の時間)
場所:自然系学系棟D509
講演者:金子 元 氏 (筑波大学)
講演題目:Nonzero digitが少ないベキ級数の値の超越性および代数的独立性
概要:ほとんどすべての複素数が超越数であるにもかかわらず, 具体的に与えられた複素数が超越数であることを示す事は一般に難しい. 例えば, $$e+\pi$$は超越数であると予想されているが, まだ証明されていない. 関数の値の超越性および代数的独立性を示す事は数論において重要である. 本講演では, ベキ級数で与えられる関数に代数的数を代入した値の超越性および代数的独立性を調べる.
第2回 つくばフレッシュマンセミナー (7月20日 - 21日)
研究集会「つくばフレッシュマンセミナー」を開催いたしますのでご案内申し上げます.
日時: 2014年7月20日(日) 13:30 - 7月21日(月・海の日) 18:00
場所: 筑波大学・自然系学系D棟509号室
世話人: 柴田大樹(筑波大学)・清水健一(名古屋大学)
プログラムは以下のとおりです. 講演概要等は, 資料(PDFファイル)をご参照ください.
■ 7月20日(日)
13:30 - 14:00 山口 正男 (筑波大学)
McKay 予想と単純群
14:15 - 14:45 黒澤 光希 (筑波大学)
ある条件をもつ Picard-Vessiot 群の構造について
15:00 - 15:30 Nathan Caalim (筑波大学)
A class of $\beta$-transformations on $(0,1)^2$
15:45 - 16:45 鈴木 俊夫 (筑波大学)
連続関数のウェーブレット展開に関する無条件収束性について
17:00 - 18:00 小澤 龍ノ介 (東北大学)
空間列の相転移性質
18:30 -
懇親会
■ 7月21日(月・海の日)
11:00 - 11:30 柴田 大樹 (筑波大学)
スーパー可換ホップ代数の余フロベニウス性について
11:45 - 12:15 田中 勇一 (筑波大学)
群の公理について
13:30 - 14:00 嶺 幸太郎 (東京大学)
位相空間論入門
14:15 - 14:45 張 志朗 (筑波大学)
Fibration and collapsing manifolds
15:00 - 15:30 小林 宗広 (筑波大学)
モデル理論の機械学習への応用
15:45 - 16:45 庄司 直高 (筑波大学)
Riemann 多様体上の Maxwell 方程式に対する境界値逆問題
17:00 - 18:00 大音 智弘 (筑波大学)
連分数を用いた超越数の判定
数学特別セミナー(7月17日)
場所: 自然系学系棟D814
講演者: George Elliott (University of Toronto)
タイトル: A very brief survey of C^*-algebra classification theory
日時: 2014年7月17日(木) 16:15-17:15
場所: 自然系学系棟D814
講演者: Noriko Yui (Queen's University)
タイトル: Modularity/Automorphy of Calabi-Yau manifolds of dimension \leq 3
数学特別セミナー: 天野通大 氏 (7月9日)
場所: 自然学系棟 D509 セミナー室
講演者: 天野 通大 氏 (筑波大付属大塚)
タイトル: 加法群スキームから twisted torus への変形群スキーム
概要: 多くの研究により乗法群の直積のデサントが考察されている. 我々は, 円分拡大に伴うガロア群の作用による乗法群スキームのデサントの手法を, 加法群から乗法群への変形群スキームへ適用する. その結果, 加法群から twisted torus への変形群スキームが構成される. こうした群スキームは Waterhouse-Weisfeiler により既に与えられているが, 我々の構成法は2次デサントによる新しい手法である. この手法を一般化することにより, 様々な群スキームの構成が期待できる. その展望を含め, 扱うデサントの手法や登場する群スキームの説明も丁寧に行いたい.
トポロジーセミナー (6月26日)
場所: 筑波大学 自然系学系D棟 D814
講演者: Victoria Lebed 氏 (大阪市立大学 数学研究所)
講演題目: A bridge between knotted graphs and axiomatizations of groups
アブストラクト: This talk will be devoted to a new algebraic structure called qualgebra. From the topological viewpoint, our construction is motivated by a study of knotted 3-valent graphs via combinatorially defined coloring invariants. From the algebraic viewpoint, it gives a part of an alternative axiomatization of groups, describing the properties of the conjugation operation and its interactions with the group multiplication. Explicit examples of qualgebras and associated graph invariants will be given. We will finish with some results on topological and algebraic aspects of branched braids, which produce knotted 3-valent graphs via the closure operation.
筑波大学数学談話会 (6月19日)
場所:自然系学系 D棟 509
プログラム: (15:00--15:30 tea time)
15:30--16:30, 千原浩之 氏 (筑波大学)
題目:ユークリッド空間上のバーグマン変換と量子化
概要:ユークリッド空間上のバーグマン変換とよばれる積分変換は、関数をその超局所化を記述する正則関数へ変換してくれるので、超局所解析や準古典解析における有力な手段になっている。一方、この種の理論は信号処理等の応用分野の研究とも密接な関連がある。本講演では、まずこれらの話題をまとめて概観する。さらに、講演者の仕事や最近取り組んでいる課題を紹介する。
16:30--16:45 休憩
16:45--17:45, 平山至大 氏 (筑波大学)
題目:可微分力学系のエルゴード理論
概要:多様体上の保測な可微分写像の反復合成が生成する力学系のエルゴード理論について概説する.特に,エルゴード性やエントロピーの生成的な正則性に関する話題を紹介したい.
微分幾何学火曜セミナー(6月17日)
場所: 自然系学系棟 B627
講演者: 田崎博之(筑波大)
タイトル: 複素旗多様体内の四元数旗多様体の交叉の構造
概要: 今回の発表内容は入江博さん、酒井高司さんとの共同研究の結果に基いています。2012年5月に火曜セミナーで「複素旗多様体内の実旗多様体の交叉の構造」という題名で講演をしました。今回の話はその続きです。前回の講演で定義した複素旗多様体内の対蹠集合の概念に基いて、複素ベクトル空間の複素部分空間の列からなる複素旗多様体内の四元数旗多様体同士の交叉が対蹠集合になることを証明します。前回同様これもコンパクト型Hermite対称空間内の実形同士の交叉が対蹠集合になるという田中真紀子さんとの共同研究の結果の一部の拡張になっています。
解析セミナー(5月28日)
講 演 者: 山澤 浩司 氏 (芝浦工業大学)
題 目: q-Analogue of summability of formal solutions of linear q-difference-differential equations
解析セミナー(5月14日)
日 時: 5 月 14 日(水) 15時30分~17時
場 所: D509
講 演 者: 千原 浩之 氏 (筑波大学)
題 目: Fourth order dispersive systems and dispersive flows into Riemann surfaces
微分幾何学火曜セミナー (5月13日)
場所: 自然系学系棟 B627
講演者: 田崎 博之 (筑波大学)
タイトル: 複素Grassmann多様体の正則等長変換の不動点集合と二つの実形の交叉
概要: 今回の発表内容は田中真紀子さん井川治さんとの共同研究の結果にもとづいています。
複素Grassmann多様体の正則等長変換全体の単位連結成分に含まれる変換の不動点集合を記述し、二つの実形の交叉と正則等長変換の不動点集合の関係を明らかにします。これにより、交叉が離散的のときに対蹠集合になるという田中真紀子さんとの共同研究の結果の別証明が得られます。