石田 真央

石田 真央(いしだ まお)

茨城県立鹿島高等学校附属中学校教諭

2014年度 数学類卒業

 

 

私は,高校生のころから数学の教師になることが夢でした。筑波大学に進学したいと思った一番のきっかけは,数学と数学教育について深く学べるからでした。さらに総合大学という特色から,他の学類の授業を受けることができ,様々な専門の人たちと交流ができることもとても魅力的でした。

 


大学で学ぶ数学は高校生までの数学とは大きく異なり,戸惑ったのをよく覚えています。それでも,今まで曖昧に理解していたことが厳密に定義され,そこから新しい定理を積み重ねていく過程にはワクワクしました。卒業研究では照井先生のセミナーで,計算機数学について研究しました。学んだことについて人前で発表し,議論し合い,それらをまとめあげた経験は教師になった今,とても強みになっています。また,セミナーでは,ICT関係のことも学ぶことができました。教育現場ではICTを活用した授業や校務が求められているため,そのような場面ではセミナーでの経験が活かされていると強く感じます。

 


大学4年間は,出身地も価値観も専門分野も異なる様々な人たちと交流することができ,自分自身大きく成長できました。この経験が,仕事だけではなく,日常生活でも様々な場面で役に立っていると思っています。