新着情報

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微分幾何セミナー: 田崎博之氏 (5/15)

日時: 2012年5月15日(火) 15:15~16:45
場所: B627
講演者: 田崎博之(筑波大)
タイトル: 複素旗多様体内の実旗多様体の交叉の構造

詳細:
今回の発表内容は入江博さん、酒井高司さんとの共同研究の結果にもとづいています。一般化された複素旗多様体には一般化された対称空間の構造が入り、その点対称に関する対蹠集合は点対称の次数に依存せずに定まることを示します。さらに複素ベクトル空間の複素部分空間の列からなる複素旗多様体内の実旗多様体同士の交叉が対蹠集合になることを証明します。これはコンパクト型Hermite対称空間内の実形同士の交叉が対蹠集合になるという田中真紀子さんとの共同研究の結果の一部の拡張になっています。

筑波大学微分幾何学火曜セミナー

微分幾何セミナー: 相山 玲子 氏 (4/24)

日時: 4月24日(火), 15:15 ~ 16:45
場所: D814

講演者: 相山 玲子 (筑波大学)
タイトル: Surfaces in Euclidean 4-space and inflection points

概要:
4次元Euclid空間内の曲面上で,inflection point とは,第2基本形式がある法方向に対しては退化してしまっている点を意味します.Inflection point では法曲率が0であり,特に極小曲面の場合はそれが必要十分条件となります.Garcia-Mochida-Fuster-Ruas(1998年)は,genericには極小曲面にはinflection poitnがないことを示しています.法曲率が恒等的に0でない極小曲面においては,Inflection point の集合が面積をもたないことが,別の方法で示せます.また,その議論の応用として,法曲率が恒等的に0である極小曲面は,3次元Euclid空間内に含まれていなければならないことがわかります.これは,4次元Euclid空間内の完備極小曲面に対する Smoczyk-Wang-XinによるBernstain 型の結果(2006年)で与えられている条件に対して,その意味づけを与える結果といえます.

代数セミナー: 冨江 雅也 氏 (3/22)

日時: 3月22日(木) 16:00-17:00
場所: 自然系学系棟 D814 セミナー室

講演者: 冨江 雅也 氏 (盛岡大学)
タイトル: A relation between the shape of a permutation and the shape of the base poset derived from the Lehmer codes

概要:
置換から得られる Lehmer code には自然に半順序構造を入れることができます。Denoncourt はそのような半順序が分配束であることを示し、また base poset を記述しました。今回の講演では置換の形とそこから定まる base poset の形について得られた結果を紹介します。さらには root poset や lattice path とのつながりについてもお話したいと思います。

解析セミナー: Jean Vaillant 氏 (3/21)

日  時: 3月 21 日( 水 ) 15時30分~17時00分

講 演 者: Jean Vaillant 氏 (パリ第6大学)

題  目: 「 Conditions of hyperbolicity of linear differential systems 」

場   所:  D814教室で行います.通常と場所が異なりますので,ご注意ください.