新着情報
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数学談話会
下記のように談話会を企画しております.
ご興味のある方はご参加ください.
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日時:6月2日(木曜日), 15:30--17:00 (15:00 より tea) 場所:自然系学系 D棟 509 講演者:宮部賢志 氏 (理工学部数学科) 題目:ランダム性と計算可能性 概要:アルゴリズム的ランダムネスの理論について概説を行う. ランダムネスの理論は確率概念の数学的基礎づけを発端とし, 情報理論や予測理論,最近ではエルゴード理論などとの関係が調べられてきた. 前半では,ランダムな2進無限列を定義し, 大数の法則などの基本的な性質を見る. ランダム性が数学的に定式化できることで, 様々な概念が見通しよく理解できるようになることを説明する. 後半では,一見対極にあって相容れないように思われる ランダム性と計算可能性という2つの概念が深い関係を持つことを見る. 具体的には,ChaitinのΩ数のランダム性や停止問題を計算することなどを解説する.
数理連携サロン
第5回数理連携サロンを、下記のとおり開催します。
今回のキーワードは「宇宙」です。
谷垣先生、吉川先生、数学からは木下先生に講演をお願いしています。
前回と同様、ざっくばらんな雰囲気にしたいと思います。
分野融合の機会になれれば幸いです。
【日時】 2016年6月16日(木) 15:15-17:15
【場所】 筑波大学第一エリア 自然系学系棟 D509
谷垣文章(宇宙航空研究開発機構きぼう利用センター・主任研究開発員)
「国際宇宙ステーションの使い方」
吉川耕司(筑波大学計算科学研究センター・講師)
「宇宙大規模構造」
木下 保(筑波大学数理物質系数学域・准教授)
「Wave equation in Einstein and de Sitter space-time」
14時45分から15時15分までと17時15分から18時までは tea time を設けます。
他分野の研究者と気軽に交流できる機会です。ご自由にご歓談下さい。
詳細は、連携サロンのページを御覧下さい。
数学特別セミナー
講演者:佐藤 僚 氏(東大数理・D3)
日時:2016年4月21日 (Thu) 10:00 ~ 12:00
場所:自然系学系D棟814号室
タイトル:
Equivalences between logarithmic weight modules via $¥mathcal{N}=2$ coset constructions
日時:2016年4月21日 (Thu) 10:00 ~ 12:00
場所:自然系学系D棟814号室
タイトル:
Equivalences between logarithmic weight modules via $¥mathcal{N}=2$ coset constructions
アブストラクト:
$\mathcal{N}=2$超対称コセット構成とは,$\mathcal{N}=2$超Virasoro頂点作用素超代数を $A_{1}^{(1)}$型アフィン頂点作用素代数と荷電フェルミオン頂点作用素超代数のテンソル積に含まれる Heisenberg頂点作用素代数の可換子として実現する手法である.この構成によって,$A_{1}^{(1)}$型アフィンLie代数の既約ユニタリ(=可積分)最高ウェイト表現から$\mathcal{N}=2$超共形代数の全ての既約ユニタリ最高ウェイト加群が得られることはよく知られている.
本講演では,Feigin-Semikhatov-Tipuninによって与えられた`$\mathcal{N}=2$ 超対称コセット構成の逆'を利用して,非ユニタリな場合にも適切な加群圏の間にアーベル圏としての圏同値が得られることを解説する.またその応用として,$\mathcal{N}=2$超Virasoro代数の表現の指標を$A_{1}^{(1)}$型アフィンLie代数の表現の指標で表す公式を与える.
本講演では,Feigin-Semikhatov-Tipuninによって与えられた`$\mathcal{N}=2$ 超対称コセット構成の逆'を利用して,非ユニタリな場合にも適切な加群圏の間にアーベル圏としての圏同値が得られることを解説する.またその応用として,$\mathcal{N}=2$超Virasoro代数の表現の指標を$A_{1}^{(1)}$型アフィンLie代数の表現の指標で表す公式を与える.
微分トポロジー16(3月20日-22日)
研究集会「微分トポロジー16」を以下の要領で開催いたします。
日時:2016年3月20日~22日
場所:自然学系D棟509
テーマ:ゲージ理論とレフシェッツファイブレーション
ゲージ理論とレフシェッツファイブレーションに関する最新の話を初歩から勉強する
集会です。皆様ふるってご参加ください。
世話人:安部哲哉(大阪市立大)丹下基生(筑波大)山田裕一(電通大)
ホームページ:
http://www.math.tsukuba.ac.jp/~tange/diftop16.html
日時:2016年3月20日~22日
場所:自然学系D棟509
テーマ:ゲージ理論とレフシェッツファイブレーション
ゲージ理論とレフシェッツファイブレーションに関する最新の話を初歩から勉強する
集会です。皆様ふるってご参加ください。
世話人:安部哲哉(大阪市立大)丹下基生(筑波大)山田裕一(電通大)
ホームページ:
http://www.math.tsukuba.ac.jp/~tange/diftop16.html
数学特別セミナー (2月15日・16日)
講演者:田坂 浩二 氏
(名古屋大学多元数理科学研究科, 日本学術振興会特別研究員 PD)
会場:自然系学系 D棟 814
題目・日時・概要:
(1) 2重Eisenstein級数とその応用, 2月15日(月) 14:00~16:00
2重Eisenstein級数は, 2重ゼータ値とEisenstein級数のある種の共通の一般化である. これは, Zagierによる2重ゼータ値とモジュラー形式の間の次元の関係に関する結果を証明する一つの手法を与え, モジュラー形式の問題にも応用がある. 講演では, 2重ゼータ値とモジュラー形式の関係(Zagier の結果)から2重Eisenstein級数に至る道のりとそのモジュラー形式の問題への応用についてなるべく詳しく述べる.
(2) 多重Eisenstein級数の複シャッフル関係式, 2月16日(火) 10:30~12:00
この講演では, 多重Eisenstein級数の複シャッフル関係式の証明について, 可能な限り詳細を述べる. これは, 共同研究者の Henrik Bachmann 氏との共同研究で得られた結果である.