新着情報
数学特別セミナー (1月24日)
筑波大学数学談話会 (12月4日)
日時: 12月4日(木曜日)、15:30--17:00 (15:00 より tea )
場所: 自然系学系 D棟 509
講演者: 岩根 秀直 氏 (国立情報学研究所)
題目: 計算機が数学試験問題を解く - 数式処理編
概要: 国立情報学研究所を中心として進めている「ロボットは東大に入れるか」プロジェクトでは, 「人工知能」としてまとめられる諸技術に対する総合的ベンチマークとして, 様々な科目の大学入試問題を計算機で直接解くことに挑戦している.
我々は数学入試問題に取り組んでおり, 開発中のシステムは問題文を入力として, 自然言語処理により構築された一階述語論理式を数式処理により問題を解く方法をとっている. 本講演では, 数学入試問題の数式処理による解法と, 自然言語処理との接合による課題解決方法について紹介する.
教育研究科 集中講義(12月3日〜5日)
科目名:数学特論I
日時:2014年12月3日(12:15開始)、12月4日、12月5日(4日と5日の日程は3日に連絡します)
場所:自然系学系棟 D814
担当教員:岩根 秀直先生(国立情報学研究所)
講義題目:計算代数における実閉体上の限量記号消去法
限量記号消去法 (Quantifier Elimination: QE) は, 限量記号がついた一階述語論理式を入力として,それと等価で限量記号のない論理式を出力するアルゴリズムである.一階述語論理式の記述力能力は高く, 制御・最適化など多くの応用をもち, QE は非常に重要である.
実閉体上での QE アルゴリズムについては, 1930 年に A. Tarski がその存在を示し, 具体的なアルゴリズムも示した. 現在では, より効率的な汎用 QE アルゴリズム Cylindrical AlgebraicDecomposition のほか, 特別な問題のクラスに対するより効率的な QE アルゴリズムの研究がすすめられている.
本講義では, QE を実現するために必要な計算代数の基礎知識, QE アルゴリズム, QE ツールの利用方法, QE の効率的な実装方法, および, 実問題への適用方法について紹介する.
本講義は, 主に穴井・横山著「QE の計算アルゴリズムとその応用」の内容を補完する形で進めるが, その内容を前提としない予定である.
備考:
- 全学計算機(サテライト)端末を用いた実習を予定しているので、履修者は全学計算機のアカウントを確認しておくこと。
- 本講義は教育研究科の授業科目ですが、他研究科の学生も単位を修得できる場合があります。詳細は各専攻事務室へ相談してください。
科研費シンポジウム(12月1日,2日)
皆様のご参加をお待ちしております.
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「統計的推測の理論的基礎とその応用」
科研費基盤(B)「統計的推測における非正則構造の解明とその応用」
研究代表者:赤平昌文(筑波大学)によるシンポジウム
世話人:大谷内奈穂(筑波大学数理物質系)
小池 健一(筑波大学数理物質系)
赤平 昌文(筑波大学)
日時:2014年12月1日(月)〜2日(火)
場所:筑波大学筑波キャンパス自然系学系棟D棟5階D509(茨城県つくば市天王台1-1-1)
アクセス方法はこちらをご覧ください
プログラムはこちらをご覧ください.
教育研究科集中講義(12月10日-12日)
科目名:数学特論III (1単位)
担当教員:高橋 邦彦 先生(名古屋大学 医学系研究科 准教授)
日時:2014年12月10日(水)13:45~
12月11日(木)
12月12日(金)
(2日目以降の日程の詳細については1日目にお知らせします)
題目:医学データ解析入門
概要:調査研究を行うためには,その目的に応じた適切な研究デザインのもとで,必要最小限のデータを集め,適切な統計解析を行うことが重要です。この講義では,特に医学・保健医療分野に注目し,調査研究のプロセスに欠かせない,統計の考え方,基本的な調査デザインと解析方法,結果の見方とその解釈について,実際の医学分野の例題を用いながら講義を行います。具体的には㈰医学データの要約,㈪推定と検定,㈫平均値の比較,㈬頻度の比較,㈭相関と回帰分析,㈮交絡と多変量解析による調整,㈯生存時間データの解析,などについて,演習を含めたデータ解析と解釈に重点を置いて講義します。本講義を受講するにあたっては,基本的な数理の知識があることが望ましいですが,統計や医学についての知識は特に必要ありません。また簡単な演習のため各自電卓またはパソコンを持参してください。
場 所:自然系学系棟D棟D814
世話人:小池 健一(数学)
TWINS履修登録期間:11/14 (金)まで
筑波大学数学談話会 (11月20日)
題目: 生物の人口模型と(確率)偏微分方程式
Workshop on Statistical Methods for Large Complex Data
申し上げます。
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科学研究費補助金 基盤研究(B) 22300094
「高次元データの理論と方法論の総合的研究(研究代表者:青嶋誠)」
学術研究助成基金助成金 挑戦的萌芽研究 26540010
「ビッグデータの統計学:理論の開拓と3Vへの挑戦 (研究代表者:青嶋誠)」
による
「Workshop on Statistical Methods for Large Complex Data」
世話人:
青嶋誠 (筑波大学)、佐藤美佳 (筑波大学)、矢田和善 (筑波大学)
Ming-Yen Cheng (National Taiwan University)
日 時: 2014年11月10日 (月) ~ 12日 (水)
場 所: 筑波大学自然系学系棟D棟 D509 (筑波キャンパス内)
内容・目的:http://www.math.tsukuba.ac.jp/~aoshima-lab/jp/symposium.html
プログラムや懇親会などの最新情報は、下記サイトをご確認下さい。
随時更新していきます。
http://www.math.tsukuba.ac.jp/~aoshima-lab/jp/workshop_detail.html
英語バージョンはこちらです:
http://www.math.tsukuba.ac.jp/~aoshima-lab/workshop_detail.html
なお、11日(火)に、以下の3名の著名な研究者による招待講演と指定討論
を予定しています。
Prof. Ming-Yen Cheng (National Taiwan University)
Prof. Ching-Kang Ing (Academia Sinica)
Prof. Mei-Hui Guo (National Sun Yat-sen University)
大学院集中講義
題目: ラグランジュ部分多様体と等径超曲面の幾何学
講師: 大仁田 義裕 教授 (大阪市立大学理学研究科数学教室&数学研究所)
日程: 1月5日(月)~7日(水) 10時~
教室: 自然系学系棟 D814
講義概要 近年のシンプレクティック幾何学の発展に伴い,ケーラー多様体のラグランジュ部分多様体の微分幾何学の研究への関心は益々のものがある。今回は,その基本的な概念の説明から最近の私の研究やその関連話題について講義したい。とくに,中国・北京の清華大学の馬輝(Hui Ma)副教授との共同研究を含む,標準球面の等径超曲面と複素2次超曲面のラグランジュ部分多様体の幾何学との関わりについて述べる。
1. リーマン多様体の部分多様体の基本事項
2. シンプレクティック多様体のラグランジュ部分多様体,運動量写像,ハミルトン変形
3. ケーラー多様体のラグランジュ部分多様体の基本事項
4. ハミルトン極小性,ハミルトン安定性とハミルトン剛性
5. 複素ユークリッド空間および複素射影空間のラグランジュ部分多様体
6. ラグランジュ部分多様体としてのエルミート対称空間の実形
7. 複素2次超曲面のラグランジュ部分多様体と標準球面の超曲面幾何学
8. 標準球面の等径超曲面の構造・構成・分類
9. 等径超曲面のガウス像として得られる極小ラグランジュ部分多様体
10. 等径超曲面のガウス像のラグランジュ交叉問題
世話人 相山玲子(数理物質系数学域)
第1回数理連携サロン (11月11日)
筑波大学数学談話会 (10月16日)
日時:10月16日(木曜日)、15:30--16:30 (15:00よりお茶の時間)
場所:自然系学系棟D509
講演者:金子 元 氏 (筑波大学)
講演題目:Nonzero digitが少ないベキ級数の値の超越性および代数的独立性
概要:ほとんどすべての複素数が超越数であるにもかかわらず, 具体的に与えられた複素数が超越数であることを示す事は一般に難しい. 例えば, $$e+\pi$$は超越数であると予想されているが, まだ証明されていない. 関数の値の超越性および代数的独立性を示す事は数論において重要である. 本講演では, ベキ級数で与えられる関数に代数的数を代入した値の超越性および代数的独立性を調べる.