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Category:談話会

筑波大学数学談話会のお知らせ (6/21)

次回の「筑波大学数学談話会」は,以下の通りです。

日時: 6月 21日 (木) 15:30 ~ 16:30 (※ 15:00 より,ティータイム)
場所:自然系学系 D棟 509号室
講演者:丹下 基生氏(筑波大学・助教)
タイトル:4次元多様体の記述法とその応用
概要:微分可能多様体はモース理論に基づき、ハンドル分解することができる。4次元の場合のハンドル分解とは3次元球面内の枠付き絡み目に対応する。その絵をハンドル図式という。この講演では、ハンドル図式を見ることで4次元多様体を体感することと、その図式を用いて得られる結果について話す。

筑波大学数学談話会のお知らせ (5/24)


今年度最初の談話会を以下のように開催します。皆様のお越しをお待ちしております。

5月24日(木) 15:00-17:30
自然系学系棟D509
講演者:有家 雄介 氏 (筑波大学)
      中島 誠   氏  (筑波大学)

講演題・講演概要

 有家 雄介氏  頂点作用素代数のフュージョン則について
            概要:頂点作用素代数の3つの加群の間のintertwining operatorの空間の次元を
                フュージョン則と呼ぶ. フュージョン則は射影直線上の3点に加群を対応させた
                共形ブロックの空間の次元と等しいことがY. Zhuにより示されている.
                本講演ではintertwining operatorにlog項を付け加えたものの空間と,
                射影直線上の3点に対数的と呼ばれる加群を対応させたときの共形ブロックの
                空間が同型となることを紹介する.時間が許せば, フュージョン則の計算の
                具体例についても紹介したい.


 中島 誠氏   有向パーコレーションの相転移に関する話題
           概要:パーコレーションと呼ばれる確率模型は様々な物理現象の中に見られ、
                 統計力学の中で重要な役割を果たしています。今回の講演では有向
                 パーコ レーションに現れる相転移のそれぞれの相での性質や相転移に
                 関する最近の発展をお話しします。必要な知識は中心極限定理です。

・ 時間には多少変更の可能性がありますこと、ご容赦ください。