新着情報

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研究集会のご案内 (9/10 ~ 9/14)

当数学域の宮本雅彦教授の還暦を記念して、以下のように研究集会を開催いたします。

研究集会名:Conference on Groups, VOAs and Related Structures in Honor of Masahiko Miyamoto
日程:2012年9月10日(月)~14日(金)
会場:自然系学系D棟509室
公式サイトhttps://sites.google.com/a/lab.twcu.ac.jp/miyamoto60/
主催者
安部利之(愛媛大学)、荒川知幸(数理研)、原田昌晃(山形大学)
佐垣大輔(筑波大学)、島倉裕樹(東北大学)、山内博(東京女子大学)

解析セミナー (9月5日)

日時:9月5日(水) 15:30-17:00
場所:自然系学系棟 D509
講師: Giovanni Morando 氏(パドヴァ大学, RIMS)
タイトル: "Constructibility of tempered solutions of holonomic D-modules"

講演要旨は こちら をご覧ください.

代数特別セミナーのお知らせ (8月27日)


以下のように代数特別セミナーを開催いたします。
多くの皆様のご来聴お待ちしております。

日時: 8月27日(月) 16:15-17:30
場所: 自然系学系棟D814 セミナー室
講師: 山根宏之先生(大阪大学)
講演題: 一般化された量子群のハリス・チャンドラ型定理
講演概要:一般化された量子群の中心の構造をあきらかにするハリス・チャンドラ型定理を,
私が以前Heckenbergerと求めたシャポバロフ行列式の因数分解をもちいて
Kac-Kazhdanの手法で証明します. これはPunita Batraとの共同研究です.

世話人 増岡彰(4368)
               (代理投稿 川村一宏)

代数特別セミナーのお知らせ(7月19日)


以下のように代数特別セミナーを開催します。皆様のお越しをお待ちしております。
                                         木村健一郎先生代理
                                                川村一宏
日時: 7月19日(木) 15:00 - 17:15 
場所: 自然系学系 D棟 509号室
 講演1
 時間: 15:00~16:00
 講演者:  Noriko Yui (Queen's University)
 タイトル: Modularity (automorphy) of Calabi-Yau varieties over Q
概要: I will present the current status on the modularity
of Calabi-Yau varieties defined over the field of rational numbers.
Here modularity is in the sense of the Langlands Program. In the first part,
I will formulate the modularity conjectures for Calabi-Yau varieties of
dimension 1, 2 and 3, and discuss the recent modularity results.  If there
is time, I will report on the recent joint wotrk with Y. Goto and R. Livne on
automorphy of certain K3-fibered Calabi-Yau threefolds, and mirror symmetry.

講演2:
時間: 16:15~17:15
講演者: George Elliott (University of Toronto)
タイトル: A brief history of non-smooth classification theory
概要:It was first within the theory of C*-algebras thatit was noticed---by Mackey
(or at least suspected by him!)---that the classification up to isomorphism of
a well-behavedensemble of objects (nicely parametrized)---in this case,
the irreducible representations of a given C*-algebra---might beno longer well behaved,
the corresponding quotient space of the"standard" Borel space of given objects
possibly being decidedlynonstandard (much like the real numbers
modulo the subgroup ofrationals).Interestingly, perhaps, it was also first
within the theoryof C*-algebras that this problem was circumvented
in a non-trivialway---by passing from the given category of objects
to a new categoryin an invariant way (by means of a functor), in such a way that
the new category is also well-behaved (e.g., a standard Borelspace), so
it is not just the set of isomorphism classes of theoriginal objects
(which would be non-smooth), but is still asimpler category than the original one---
for the simple reasonthat all inner automorphisms (if not all automorphisms) become
trivial. The first example of this was discovered by Glimm andDixmier, and
enlarged on later by Bratteli and Elliott---it was,incidentally, also work of Glimm
that confirmed Mackey'sdiscovery. This functorial treatment of a non-smooth
classification setting (isomorphism within a certain classof C*-algebras) was
the first use of K-theory in operatoralgebras. (Not counting the Murray-von Neumann type
classification of von Neumann algebras!)
    
    問い合わせ先: 木村健一郎

トポロジーセミナー(新國亮 氏,7月4日)

日時:2012年7月4日(水)16:00-17:30
場所:筑波大学 自然系学系D棟 D509
講演者:新國亮 氏 (東京女子大学 現代教養学部数理科学科)
講演題目:Heawoodグラフの結び目内在グラフとしての性質について
アブストラクト:
7頂点完全グラフの2次元トーラスへの埋め込みの像の双対グラフとして得られるHeawoodグラフは,
グラフのマイナー順序に関して極小な結び目内在グラフでもあることが知られている.
本講演では,Heawoodグラフの結び目内在グラフとしての性質として最近わかった幾つかの事実について解説する.
特に空間Heawoodグラフは非自明Hamilton結び目(=Hamiltonサイクルの像として得られる非自明結び目)を含むとは限らないことを述べる.

当日,懇親会を予定しております.

数学専攻 代数分野 研究計画発表会 (6月29日)

下記の要領にて,数学専攻(代数分野)前期2年次生の研究計画発表会を行います.
ご来聴をお待ちしております.

 日時:平成24年6月29日(金) 午前11:00~13:00
 場所:自然系学系D棟 D814セミナー室

プログラム
11:00~12:00
 柴田大樹       hyperalgebra を用いた Chevalley 群スキームの構成とその super 化
 東祐太郎       可解群の同型類の個数について
12:00~13:00
 谷口佑基       p-adic regulator とその周辺
 星光和         The R-bialgebra associated with an iterative q-difference ring

世話人  増岡彰

数学専攻 情報分野 研究計画発表会(6月29日)

下記の要領で数学専攻(情報分野)の前期2年次生の研究計画発表会を行います.多くの方のご来聴を期待しております.

  • 日時: 平成24年6月29(金) 午前10:00–11:30
  • 場所: 自然系学系棟D棟 D509 セミナー室

プログラム

10:00–10:45

  • 田中義澄 「長期記憶過程の特徴量の推定について」
  • 橋本真太郎「Bayesリスクの下界を与える不等式について」
  • 玄 光輝 「順序統計量とそのモーメントのboundについて」
  • 平田彩奈 「一階述語論理について」

10:45–11:30

  • 大津 融 「有限体における高速演算の研究」
  • 山崎朋幸 「アステカダイヤモンドのタイリング」
  • 黒崎 信 「Elementary substructureのtopologyへの応用」
  • 佐藤 陽 「選択公理とバナッハ・タルスキーのパラドックス」

世話人: 坪井明人

筑波大学数学談話会のお知らせ (6/21)

次回の「筑波大学数学談話会」は,以下の通りです。

日時: 6月 21日 (木) 15:30 ~ 16:30 (※ 15:00 より,ティータイム)
場所:自然系学系 D棟 509号室
講演者:丹下 基生氏(筑波大学・助教)
タイトル:4次元多様体の記述法とその応用
概要:微分可能多様体はモース理論に基づき、ハンドル分解することができる。4次元の場合のハンドル分解とは3次元球面内の枠付き絡み目に対応する。その絵をハンドル図式という。この講演では、ハンドル図式を見ることで4次元多様体を体感することと、その図式を用いて得られる結果について話す。

解析セミナー(6/20)

以下の要領で解析セミナーを開催します.

  日 時: 6月20日(水) 15時30分~17時00分

 講演者: 山澤 浩司 氏 (芝浦工業大学)
 
 題 目:「ある線形偏微分方程式のCauchy問題対する形式解のBorel総和法」

 場 所: 自然学系棟D棟 509教室 

微分幾何セミナー: 田崎博之 氏 (6/19)

日時: 2012年6月19日(火) 15:15~16:45
場所: 自然系学系棟 B627
講演者: 田崎博之(筑波大)
タイトル: コンパクト型Hermite対称空間の二つの実形の交叉II

概要:
今回の発表内容は田中真紀子さんとの共同研究の結果にもとづいています。​2010年1月の火曜セミナーでコンパクト型​Hermite対称空間の二つの実形の交叉に関する田中さんとの共同研究について講演しました。そこでは二つの実形の交叉が対蹠集合になることを示し、それを利用して交叉の性質を詳しく調べました。特に既約コンパクト型​Hermite対称空間の二つの実形の交点数を完全に決定しました。今回の講演ではこれまでの結果を利用してさらに既約ではない場合のコンパクト型​Hermite対称空間の二つの実形の交点数を完全に決定します。これには等長変換群や正則等長変換群の単位連結成分による剰余群の構造に関する村上信吾先生、竹内勝先生の結果が鍵になりました。