数学類トピックス

数学類トピックス

筑波大学 GFEST 数学分野 研究室体験(7月24日〜25日)

2017年7月24日から25日にかけて、筑波大学 GFEST 数学分野の研究室体験が実施されました。

筑波大学 GFEST「未来を創る科学技術人材育成プログラム 筑波大学 GFEST (Global Future Expert in Science and Technology)」(以下 "GFEST" と略します)は、高いレベルの自主研究や、科学技術オリンピックへの参加などを通して、様々な科学分野での活動を行っている生徒を支援する事業で、文部科学省が、大学を拠点として将来グローバルに活躍しうる人材の育成を支援する「グローバルサイエンスキャンパス」事業の一環として行われているものです。

今年度、GFEST 数学分野には高校生が4人が参加し、これに、数学類の教員に加え、ティーチング・アシスタント (TA) として、数理物質科学研究科 数学専攻の大学院生が支援に参加しています。

今回は、1日半の実習で、4人が、解析学、幾何学、数理統計学、計算数学の4分野に分かれて、TAの大学院生の指導を受けながら、それぞれのトピックに取り組みました。実習は、パソコンによる計算も含み、先進的な内容でしたが、受講生の皆さんはTAの人達と議論しながら意欲的に課題に取り組んでいました。

研究室体験の様子
研究室体験の様子

数学類懇談会を開催(宮本次郎先生)(6月26日)

2017年6月26日に、数学類生を対象にした教育に関する懇談会を開催しました。

講師の宮本次郎先生(筑波大学卒、現・岩手県立一関第一高等学校)は、独自の教材を製作するなどして工夫した授業を行っていることで知られ、それらの成果をまとめた著書もあります。

今回は「数学教員を目指す人へ」というタイトルで、先生ご自身の授業の経験を基に、生徒の学ぶ意欲を引き出すための授業の工夫など、これから教員を目指す学生に期待することについて、お話いただきました。

参加者は先生のお話に熱心に耳を傾け、質疑応答が行われました。

懇談会の様子
懇談会の様子
<宮本次郎先生の著書等の情報>

筑波大学 GFEST 数学分野 特別実習(6月12日)

2016年6月12日に、筑波大学 GFEST 数学分野の平成27年度第2回特別実習が実施されました。

筑波大学 GFEST「未来を創る科学技術人材育成プログラム 筑波大学 GFEST (Global Future Expert in Science and Technology)」(以下 "GFEST" と略します)は、高いレベルの自主研究や、科学技術オリンピックへの参加などを通して、様々な科学分野での活動を行っている生徒を支援する事業で、文部科学省が、大学を拠点として将来グローバルに活躍しうる人材の育成を支援する「グローバルサイエンスキャンパス」事業の一環として行われているものです。
今回もGFEST 数学分野と物理分野から高校生が1人ずつと数学類の教員に加え、ティーチング・アシスタント (TA) として、数理物質科学研究科 数学専攻の大学院生が支援に参加しています。

今回の実習では、前半で「流体力学における二次元の流れの解析」の話題を扱いました。物理学として直接関係のある流体力学を複素関数論の観点から二次元流れを学びました。実生活でも起こる具体的な例から二次元の速度場と質量保存則や典型的な流れの例が紹介されました。
実習の後半では、担当TAの大学院生の研究内容の紹介として、「大標本理論と高次元データ」と「ナビエ・スト-クス方程式」に関する研究紹介がされました。
最後に、受講生の人達と、大学の先生方や大学院生との喫茶店にて懇談が行われ、自主ゼミや参考文献の調達についてなど、普段の活動についてお話しました。
今年度のプログラムは8月に終了し、来年度の実施も決定しております。興味のある方はGFESTのホームページをご覧ください。

http://gfest.tsukuba.ac.jp/

特別実習の様子
特別実習の様子