談話会(山本光 先生, 小野肇 先生)
日時
2021年10月21日(木) 14:45   -  2021年10月21日(木) 18:00
公開対象
談話会
場所
オンライン
詳細
10月の談話会を以下のように実施します。奮ってご参加ください。
なお、この談話会は数学フロンティアの対象科目です。
日 時 10月21日(木) 14:45 - 16:15
講演者 山本 光氏 (筑波大学数理物質系)
題目 無限時間かけて非完備になる非コンパクト山辺フローの具体例
概要 最近行っている研究に関して説明する.コンパクト山辺フローに関する研究はある程度やり尽くされたと言っても良いと思うが,非コンパクト山辺フローの研究は分かっていないことが大量にある.今回は,東京工業大学の高橋仁氏との共同研究により,興味深い性質を持つ非コンパクト山辺フローの具体例を見つけることができたので,その紹介を行う.講演の最初の方は,山辺フローに関する基本的な事柄の説明に充てる.特別な場合には,山辺フローはfast
diffusion equationになることを説明する.後半で,今回見つけた具体例の説明を行う.
日 時 10月21日(木) 16:30 - 18:00
講演者 小野 肇氏 (筑波大学数理物質系)
題目 アインシュタイン・マックスウェル方程式およびその解の一般化について
概要 重力理論において、重力場(ローレンツ計量)
と電磁場(閉2次微分形式)が満たすべき場の方程式として、
アインシュタイン・マックスウェル方程式は非常に重要な位置を占めているが、
そのリーマン計量版は微分幾何においてあまり調べられていない。
しかし、LeBrunは、複素曲面においてはリーマン計量版
アインシュタイン・マックスウェル方程式の強エルミート解と
ケーラー幾何が密接な関係を持つことを指摘し、
いくつかの興味深い結果を得ている。前半ではその結果のうちいくつかを
紹介する。後半では、
(1) 強エルミート解の高次元における一般化である
共形ケーラー、アインシュタイン・マックスウェル(cKEM)計量
(2) アインシュタイン・マックスウェル方程式の一般化である
アインシュタイン・調和方程式
について紹介したい。
作成者
作成日時
-0001-11-30 09:18:59
更新者
更新日時
2021-10-15 10:04:54