微分幾何学セミナー

日時

2020年01月14日(火) 15:15   －  2020年01月14日(火) 16:45

公開対象

講演・研究集会・集中講義など

場所

自然系学系棟 B棟718

連絡先

tasaki@math.tsukuba.ac.jp

詳細

微分幾何学セミナー
(本セミナーは大学院科目「数学フロンティア」対象セミナーです。)

講演者：三石 史人 氏（福岡大学）
題目：pエネルギーのある種のミニ・マックス値とパッキング半径
概要：　Grosjean (2005) は閉リーマン多様体に対し, pラプラシアンの最小正固有値の(1/p)乗が, pを無限大に飛ばしたときに, 空間の直径の逆数の2倍になる事を証明した. 講演者はこの主張の「第k版」を考えた. 「k番目の直径」に対応する量は, Grove-Markvorsen が導入した第(k+1)パッキング半径である. そして「k番目のpラプラシアンの固有値」の代替物としてある種のミニ・マックス値を考えるのだが, その定式化は講演で紹介する. また, この結論は, Ambrosio-Honda の議論をならえば, RCD空間と呼ばれる特異空間に対しても成立する事を余力があれば紹介したい.

作成者

システム管理者

作成日時

2020-02-25 10:13:19