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世話人:川村一宏,平山至大,石井敦,丹下基生,蓮井翔

日時 2013年6月20日(木)16:00-17:30
場所 筑波大学 自然系学系D棟 D509
講演者 松下尚弘 氏 (東京大学 数理科学研究科)
講演題目 グラフの被覆写像と基本群の理論
アブストラクト 本講演では、正の整数rに対し、グラフのr-被覆写像とr-基本群に関する定義を述べ、その性質について述べる。r-被覆写像はグラフの写像の一つのクラスであり、r-基本群は基点付きグラフに対して定義される群である。これらの間にはトポロジーにおける被覆写像と基本群との関係と類似の関係が見られる。またこれらはグラフの組合せ論的な性質を反映しており、特に2-基本群はグラフの彩色問題に関連が深い、Lovaszの近傍複体の基本群と密接に関係している。
その他