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筑波大学数学談話会
日時 | 2016年7月21日15:30~17:00 (15:00よりティータイム) |
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場所 | 自然学系棟D棟509 |
講演者 | 大橋久範 氏 (東京理科大学理工学部数学科) |
講演題目 |
エンリケス曲面の自己同型について |
概要 |
代数多様体の自己同型群は代数幾何の様々な場面で重要な働きをするが、 それ自身としても興味深い。 一般には、定義方程式の係数を少しずらすと自己 同型群の構造が大きく変化するため、群自身を計算することも非常に難しい問題 になる。 講演ではK3と並んで代表的な代数曲面であるエンリケス曲面の自己同型につ いての最近の結果を紹介する。研究は歴史的には80年代まで遡るが、K3曲面 と比較すると有限自己同型群の一般論を追及する方向は今まで行われていなかっ た。前半部分には代数曲線や他の図形の上に現れる群を使ってイントロを入れる 予定である。 |