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筑波大学数学談話会
日時 | 2013年5月16日(木) |
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場所 | 自然系学系棟D509 |
講演者 | 青木敏氏(鹿児島大学) |
講演題目 | 計算代数手法の実験計画法への応用 |
概要 |
グレブナー基底理論の統計学への応用は、ここ20年ほどで急速に 注目を集め、計算代数統計として新たな一分野となりつつある。 実験計画法は、その最も初期の話題のひとつである。特に、多因子 の一部実施計画の理論については、計画点の集合を、それを零点とする 多項式の集合(計画イデアル)として表現し、その生成系やグレブナー 基底に注目することにより、さまざまな結果が得られている。 本講演では、主に2水準、3水準の一部実施計画で得られたデータの 解析に、グレブナー基底の理論が利用できることを示した、講演者らの 最近の研究を紹介する。 |