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筑波大学数学談話会

日時 2012年12月6日 15:30 ~ 16:30 (※ 15:00 よりティータイム)
場所 自然系学系D棟509号室
講演者 古田幹雄氏 (東京大学)
講演題目 低次元トポロジーにおけるゲージ理論
概要 低次元微分トポロジーの分野でゲージ理論と総称される3つの理論があります。それらの関連は現在活発に研究が進められていま す。講演の前半では、それら3つの理論を比較しながら紹介したいと思います。3つの中で現在もっとも強力とされるものはHeegaard Floer理論です。しかし一方で、その他の二つ、Donaldson理論(=ASD-Yang-Mills方程式を用いる理論)、あるいは Seiberg-Witten理論(=monopole方程式を用いる理論)を用いることによってアプローチできるが、 Heegaard Floer理論では現在アプローチの手段がないような現象も存在します。講演の後半では、そのような現象を紹介したいと思います。