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筑波大学数学談話会
日時 | 2012年5月24日 (木) 15:00 ~ 17:00 |
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場所 | 自然系学系棟D509 |
講演者 | 有家 雄介 氏 (筑波大学) & 中島 誠 氏 (筑波大学) |
講演題目 |
有家氏・・・頂点作用素代数のフュージョン則について 中島氏・・・有向パーコレーションの相転移に関する話題 |
概要 |
有家氏・・・頂点作用素代数の3つの加群の間のintertwining operatorの空間の次元をフュージョン則と呼ぶ. フュージョン則は射影直線上の3点に加群を対応させた共形ブロックの空間の次元と等しいことがY. Zhuにより示されている. 本講演ではintertwining operatorにlog項を付け加えたものの空間と, 射影直線上の 3点に対数的と呼ばれる加群を対応させたときの共形ブロックの空間が同型となることを紹介する. 時間が許せば, フュージョン則の計算の具体例についても紹介したい. 中島氏・・・パーコレーションと呼ばれる確率模型は様々な物理現象の中に見られ、統計力学の中で重要な役割を果たしています。今回の講演では有向パーコレーションに現れる相転移のそれぞれの相での性質や相転移に関する最近の発展をお話しします。必要な知識は中心極限定理です。 |