談話会
Date and time
2021/05/06(Thu) 13:30    -   2021/05/06(Thu) 17:00
Category
談話会
Location
オンライン
Details
5月の談話会を下記のように企画しております.奮ってご参加ください.
(なお,本談話会は大学院科目「数学フロンティア」対象セミナーです)
日 時: 5 月 6 日(木) 13時30分~15時00分
場 所: オンライン
(筑波大学以外の所属の方は右のフォームにて登録してください。談話会参加登録フォーム)
講 演 者: 濱名 裕治 氏 (筑波大学数学系)
題 目:Wiener sausage を巡って
概 要:
確率論は壺から色のついたボールを取り出したり数字の書いたカードをひ
いたりして場合の数を数えるというイメージが強いですが,実際は,自然現象を
対象にした解析の一分野です.今回は,古くから研究されランダムな現象の解析
に役立ってきた Wiener sausageと関連する話題をについてお話ししようと思い
ます.
球を Brown 運動の標本路に沿って動かしたときにできる筒形の集合を Wiener
sausage とよびます.この集合の体積については,熱伝導の問題から端を発して
いて,ランダムに穴をあけた空間の上でのSchrödinger 発展方程式,ランダム媒
質中の Brown 運動など関連する話題が豊富です.どのような場面でどのように
関連するかを解説します.さらに,Wiener sausage の研究のためには Brown 運
動の球への到達時刻の研究が必須で,その分布関数や密度関数が具体的に表示さ
れています.この話題についてもどのように研究が進んでいるかをお話しします.
日 時: 5 月 6 日(木) 15時15分~16時45分
場 所: オンライン
(筑波大学以外の所属の方は右のフォームにて登録してください。談話会参加登録フォーム)
講 演 者: 及川 一誠 氏 (筑波大学数学系)
題 目:超収束HDG法の開発
概 要: Hybridizable Discontinuous Galerkin (HDG) 法とは,偏微分方程式の数値計算法のひとつで,
不連続Galerkin法の数値流束をハイブリッド化して得られる手法である.
HDG法のスキームの中にはある種の超収束性を示すものが存在する.
最近では研究が進展し,様々な超収束スキームが導出されるようになった.
これらの導出法は,Lehrenfeld-Schöberl安定化を用いる方法と, $M$-decomposition理論に基づいて
近似空間を構成する方法の二つに分類される. 本講演では両者の概要について述べる.
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-0001-11-30 09:18:59
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2021-04-27 17:24:50