新着情報
教育研究科集中講義(1月22日~1月24日)
- 科目番号:01B6643 (教育研究科開講)
- 授業科目:数学特論III
- 単位数:1
- 実施日・時間:1月22日(水)13時45分~
1月23日(木)未定
1月24日(金)未定
(1月22日の最初に予定をお知らせします) - 教室:自然系学系棟D814
- 担当教員:高橋邦彦 氏(名古屋大学 医学系研究科 准教授)
- 講義題目:医学データ解析入門
- 概要:調査研究を行うためには,その目的に応じた適切な研究デザインのもとで,必要最小限のデータを集め,適切な統計解析を行うことが重要です。この講義では,特に医学・保健医療分野に注目し,調査研究のプロセスに欠かせない,統計の考え方,基本的な調査デザインと解析方法,結果の見方とその解釈について,実際の医学分野の例題を用いながら講義を行います。具体的には㈰医学データの要約,㈪推定と検定,㈫平均値の比較,㈬頻度の比較,㈭相関と回帰分析,㈮交絡と多変量解析による調整,㈯生存時間データの解析,などについて,演習を含めたデータ解析と解釈に重点を置いて講義します。本講義を受講するにあたっては,基本的な数理の知識があることが望ましいですが,統計や医学についての知識は特に必要ありません。また簡単な演習のため各自電卓またはパソコンを持参してください。
- 履修申請期間:〜1月10日(金)TWINSで申請のこと世話人 小池健一
臨時解析セミナー(1月16日)
(曜日が通常と異なりますので,ご注意ください.)
講 演 者: Victor Isakov 氏 (Wichita State University)
題 目: On increasing stability in the Cauchy and inverse problems for the
Helmholtz type elliptic equations
要 旨: We derive conditional stability estimates for the Helmholtz type equations
which are becoming of Lipschitz type for large frequencies/wave numbers.
Proofs use splitting solutions into low and high frequencies parts where we use energy
(in particular) Carleman estimates. We discuss numerical confirmation and open problems.
We report on new stability estimates for recovery of the near field from the scattering
amplitude and for Schroedinger potential from the Dirichlet-to Neumann map. In these
estimates unstable (logarithmic part) goes to zero as the wave number grows. Proofs
are using new bounds for Hankel functions and complex and real geometrical optics solutions.
【 場所 】 自然学系D棟 509教室
特異点理論についての講演会 (1月14日)
場所:筑波大学 自然系学系 D棟 D509 教室
題目: Singularities at infinity of polynomial mappings
概要:
微分幾何学火曜セミナー(1月14日)
場所:B627
講演者:川上裕 氏 (山口大)
タイトル:曲面のガウス写像の函数論的性質について
説明:
3次元ユークリッド空間内の極小曲面のガウス写像には幾つかの函数論的性質が存在する。例えば、完備かつ非平坦な極小曲面のガウス写像の除外値数は高々4になるという「ピカールの小定理」に対応した結果が成り立つ。また、ガウス写像の7つの値の逆像が一致した場合、その写像が完全に1つに決まるという「ネバンリンナの一意化定理」に対応した結果も成り立つ。さらに、このような性質は、3次元双曲型空間内の平均曲率が1の双曲的ガウス写像や3次元アファイン空間内の非固有アファイン波面のラグランジアンガウス写像についても成り立つ。
そこで、本講演では、これらガウス写像の函数論的性質の意義およびその幾何学的背景について解説する。
大学院集中講義(1月11日~1月13日)
(科目番号 01BB204)
日程 1月11日(土)-1月13日(月)3日間とも10時開始です。
場所 D 509
概要 続.数論のトピックス
2元2次形式の算術を述べる
参考書 D.Zagier,
「数論入門、ゼータ関数と2次体」岩波書店
履修登録期限 1月10日(金)まで
担当 秋山茂樹
木村健一郎
三河寛
数学談話会(12月26日)
場所:自然系学系棟D509
講演者:斉藤秀司 氏 (東京工業大学)
講演題目:Existence conjecture for smooth sheaves on varieties over finite fields
概要:
数学類集中講義(12月24日~26日)
題目 代数的サイクルとエタールコホモロジー
講師 斉藤秀司 教授 (東京工業大学)
日程 12月24日 (火) 14時~17時
12月25日 (水) 未定
12月26日 (木) 未定
25日と26日の時間は初日に決めます。
場所 : 自然系学系棟 D 509
概要:代数的サイクルの理論は19世紀の複素関数論におけるリーマン面上の関数と因子の研究に起源を発し、様々な分野と交錯しながら発展し、特に代数幾何学や数論幾何学において重要な役割を果たしている。一方、エタールコホモロジーの理論は Grothendieck により創始され、 Deligne による Weil 予想の解決をもたらした重要な理論であり、特に数論幾何学にとっては不可欠な道具である。本講義の目標はこの二つの理論を、代数幾何の初歩を学んだ者を読者に想定しながら、解説することである。 具体的には Hartshorne の代数幾何学の第3章相当までを予備知識として仮定する。講義では以下の内容について解説する予定である。
(1)代数的サイクルの導入とAbel-Jacobiの定理
(2)エタールコホモロジー概説
(3)エタールコホモロジーへのサイクル写像
(4)Roitman の定理と高次元不分岐類体論
教科書および参考書:
(1)代数的サイクルとエタールコホモロジー、斉藤秀司・佐藤周友著 (丸善出版)
(2)代数的サイクル:高次Chow 群の有限性定理、斉藤秀司(講)、金城謙作・宮坂宥憲(記)、山崎隆雄(監修)、東北大学大学院理学研究科 大学院GP 数学レクチャーノートシリーズ
成績評価の方法: レポート
履修希望者にスキーム論の概説講義を行います。日時: 12月19日(木)13:00-1E506
世話人:木村健一郎 (内) 4330
履修申請: 12月24日(火)までに、数理物質エリア支援室学群教務に置いてある名簿に記入してください。
解析セミナー(12月18日)
講 演 者: 梅田 陽子 氏 (東京理科大 理工学部)
題 目: 大きな変数をもつ高階パンルベ階層のインスタントン解について
【 場所 】 自然学系D棟 509教室
計算数学セミナー(12月18日)
日時: 2013年12月18日(水) 13:30〜14:30
場所: 自然系学系棟 D 棟 D814 セミナー室
講演者: 渋田 敬史 氏(九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所)
題目: 特異点解消を用いない,解析的曲線の既約性判定法概要:
世話人: 田島 慎一,照井 章
連絡先: 照井 章 (terui at math.tsukuba.ac.jp) (at => @)
掲示・チラシはこちら: 20131218-poster.pdf
数学談話会(12月5日)
場所:自然系学系棟D509
講演者:松崎拓也 氏 (国立情報学研究所)
講演題目:計算機が数学試験問題を解く
概要:
国立情報学研究所を中心として進めている「ロボットは東大に入れるか」プロジェクトでは、
「人工知能」としてまとめられる諸技術に対する総合的ベンチマークとして、
様々な科目の大学入試問題を計算機で直接解くことに挑戦している。
本発表では、プロジェクトにおける数学試験問題に対する取り組みについて紹介する。
「数学問題を解く」とは何か、という問題定義から始め、自然言語で記述された問題を
論理式へ翻訳し、数式処理との接合により解を得るまでの流れについて述べる。
解析セミナー(12月4日)
講 演 者: Alexander Pushnitski 氏 (King's College London)
題 目: Inverse spectral problem for positive Hankel operators
【 場所 】 自然学系B棟 627教室
(開始時刻と場所が通常と異なりますので,ご注意ください.)
解析セミナー(11月27日)
場所:自然系学系棟 D814
(開始時刻と場所がいつもとは異なりますのでご注意ください。)
講演者:伊藤悠 氏 (京都大学大学院 情報学研究科)
題目:Integrals along rough paths and Lyons' extension theorem via fractional calculus
秋B集中講義(11月26日~29日)
科目番号:01BB076
講師:河備浩司 氏 (岡山大学理学部・大学院自然科学研究科)
日程:2013年11月26日(火) 14:00より
11月27日(水) 未定 (1回目の講義のときに決めます)
11月28日(木) 未定 (1回目の講義のときに決めます)
11月29日(金) 未定 (1回目の講義のときに決めます)
場所:自然系学系棟 D814
講義題目:Rough path 理論入門
講義概要:本講義では、近年の確率解析に新風をもたらしているrough path 理論の一端を紹介する。確率論の予備知識はなるべく仮定せずに、基礎となる考え方に重点を置いて以下のように講義を進めていく。
(1) Rough path 理論とは? (制御型微分方程式からの序論)
(2) Young 積分理論
(3) Young 積分理論への代数的アプローチ
(4) (Controlled) rough path 理論
(5) Rough differential equation の概説
なお、出席者の予備知識によって、講義内容が若干変わる可能性もある。
TWINS 履修申請:11月14日までに申請すること
代数セミナー (11月25日)
場所: 自然系学系棟 D814
計算数学セミナー(11月22日)
日時: 2013年11月22日(金) 15:30〜16:40
場所: 自然系学系棟 D 棟 D509 セミナー室
講演者: 小原 功任氏(金沢大学 理工研究域 数物科学系)
題目: SO(3) 上の Fisher 分布の最尤推定問題とホロノミック勾配法概要:
世話人: 田島 慎一,照井 章
連絡先: 照井 章 (terui at math.tsukuba.ac.jp) (at => @)
掲示・チラシはこちら: 20131122-poster.pdf
トポロジーセミナー(11月21日)
場所:自然系学系棟 D509
講演者:和田幸史朗 氏 (広島大学 理学研究科)
講演題目:2点等質カンドルと巡回型カンドルについて
アブストラクト:
2点等質カンドルは,田丸博士氏によって2点等質空間のアナロジーとして定義された.一方で,巡回型カンドルは有限カンドルのうち,ある特殊な構造を持つカンドルとして知られ,分類が試みられている.本講演では,これらのカンドルが持つ性質について解説し,位数が素数冪の場合における,巡回型カンドルと2点等質カンドルの分類を与える.
微分幾何学火曜セミナー(11月19日)
場所:自然系学系棟 B627
講演者:井関裕靖 氏 (慶応大)
タイトル:ランダム群のL^p空間に対する固定点性質
説明:
群が Hilbert 空間に対する固定点性質をもつことと、Kazhdan の性質 (T) と呼ばれる性質をもつことは同値であり、この性質が群の種々の剛性と関わりをもつことはよく知られている。さらに、強い剛性をもつ群が、しばしばHilbert 空間のみならず L^p 空間に対する固定点性質をもつことも指摘されている。この講演では、ある意味で一般的な有限表示群が L^p 空間に対する固定点性質をもつことを、ランダム群の言葉を用いて述べた固定点定理を紹介する。この結果は、実は、非常に多くの群が、ある種の剛性をもっている可能性があることを示唆している。
微分幾何学火曜セミナー(11月19日)
場所: 自然系学系棟 B627
講演者:徐泳鎮 氏 (韓国慶北大学校)
タイトル:Isometric Reeb flow and Contact hypersurfaces in Hermitian symmetric space
説明:
In this talk, first we introduce the classification of homogeneous hypersurfaces in some Hermitian symmetric spaces of rank 1 or rank 2. In particular, we give a full expression of the geometric structures for hypersurfaces in complex two-plane Grassmannians $G_2({\Bbb C}^{m+2})$ or in complex hyperbolic two-plane Grassmannians $G_2^{*}({\Bbb C}^{m+2})$. Next by using the isometric Reeb flow we give a complete classificationfor hypersurfaces $M$ in complex two-plane Grassmannians $G_2({\Bbb C}^{m+2})$, complex hyperbolic two-plane Grassmannians $G_2^{*}({\Bbb C}^{m+2})$ and a complex quadric ${\Bbb Q}^m$. Moreover, we introduce the notion of contact in Hermitian symmetric space and give a classification of contact hypersurfaces in Hermitian symmetric space like $G_2({\Bbb C}^{m+2})$, $G_2^{*}({\Bbb C}^{m+2})$ and ${\Bbb Q}^m$.
学群集中講義:数学特別講義II(11月18日〜11月20日)
初日11月18日の初回講義は午前10時より正午まで
TWINS履修申請期間:10月28日(月)〜 11月15日(金)
微分幾何学火曜セミナー (11月12日)
日時: 2013年11月12日 (火) 15:15~16:45
場所: 自然系学系棟 B627
講演者: 長谷川和志 氏 (金沢大)
タイトル: 球面内のツイスター正則な曲面に対する共形面積と法束の第一チャーン類について
概要:
本講演では,偶数次元の単位球面内のツイスター正則な曲面に対して,P. Liと S. T. Yau によって導入された共形不変量である共形面積(共形体積)と曲面の法束の第一チャーン類を含む不等式を紹介する.ツイスター正則な曲面は外空間の共形変換で不変なので,その共形面積という共形不変量やチャーン類などとの関係を調べることは重要である.例えば,この不等式を用いて,E. Calabiによる超極小曲面の面積に関する結果や,T. Friedrichによる4次元定曲率空間内のツイスター正則な曲面の法束の第一チャーン類に関する不等式を改良したものもが系として得られる.