新着情報
新着情報
微分幾何セミナー: 北別府悠氏(5/29)
日時: 2012年5月29日(火) 15:15~16:45
場所: 自然系学系棟B627
講演者: 北別府悠氏(東北大・理)
タイトル: 測度距離空間上の coarse Ricci 曲率
概要:
距離空間とその上のランダムウォークに対して定義される
筑波大学微分幾何学火曜セミナー
筑波大学数学談話会のお知らせ (5/24)
今年度最初の談話会を以下のように開催します。皆様のお越しをお待ちしております。
5月24日(木) 15:00-17:30
自然系学系棟D509
講演者:有家 雄介 氏 (筑波大学)
中島 誠 氏 (筑波大学)
講演題・講演概要
有家 雄介氏 頂点作用素代数のフュージョン則について
概要:頂点作用素代数の3つの加群の間のintertwining operatorの空間の次元を
フュージョン則と呼ぶ. フュージョン則は射影直線上の3点に加群を対応させた
共形ブロックの空間の次元と等しいことがY. Zhuにより示されている.
本講演ではintertwining operatorにlog項を付け加えたものの空間と,
射影直線上の3点に対数的と呼ばれる加群を対応させたときの共形ブロックの
空間が同型となることを紹介する.時間が許せば, フュージョン則の計算の
具体例についても紹介したい.
中島 誠氏 有向パーコレーションの相転移に関する話題
概要:パーコレーションと呼ばれる確率模型は様々な物理現象の中に見られ、
統計力学の中で重要な役割を果たしています。今回の講演では有向
パーコ レーションに現れる相転移のそれぞれの相での性質や相転移に
関する最近の発展をお話しします。必要な知識は中心極限定理です。
・ 時間には多少変更の可能性がありますこと、ご容赦ください。
微分幾何セミナー: 田崎博之氏 (5/15)
日時: 2012年5月15日(火) 15:15~16:45
場所: B627
講演者: 田崎博之(筑波大)
タイトル: 複素旗多様体内の実旗多様体の交叉の構造
詳細:
今回の発表内容は入江博さん、酒井高司さんとの共同研究の結果にもとづいています。一般化された複素旗多様体には一般化された対称空間の構造が入り、その点対称に関する対蹠集合は点対称の次数に依存せずに定まることを示します。さらに複素ベクトル空間の複素部分空間の列からなる複素旗多様体内の実旗多様体同士の交叉が対蹠集合になることを証明します。これはコンパクト型 Hermite対称空間内の実形同士の交叉が対蹠集合になるという田中真紀子さんとの共同研究の結果の一部の拡張になっています。
筑波大学微分幾何学火曜セミナー
場所: B627
講演者: 田崎博之(筑波大)
タイトル: 複素旗多様体内の実旗多様体の交叉の構造
詳細:
今回の発表内容は入江博さん、酒井高司さんとの共同研究の結果にもとづいています。一般化された複素旗多様体には一般化された対称空間の構造が入り、その点対称に関する対蹠集合は点対称の次数に依存せずに定まることを示します。さらに複素ベクトル空間の複素部分空間の列からなる複素旗多様体内の実旗多様体同士の交叉が対蹠集合になることを証明します。これはコンパクト型
筑波大学微分幾何学火曜セミナー
微分幾何セミナー: 相山 玲子 氏 (4/24)
日時: 4月24日(火), 15:15 ~ 16:45
場所: D814
講演者: 相山 玲子 (筑波大学)
タイトル: Surfaces in Euclidean 4-space and inflection points
概要:
4次元Euclid空間内の曲面上で,inflection point とは,第2基本形式がある法方向に対しては退化してしまっている点を意味します.Inflection point では法曲率が0であり,特に極小曲面の場合はそれが必要十分条件となります.Garcia-Mochida-Fuster-Ruas(1998年)は,genericには極小曲面にはinflection poitnがないことを示しています.法曲率が恒等的に0でない極小曲面においては,Inflection point の集合が面積をもたないことが,別の方法で示せます.また,その議論の応用として,法曲率が恒等的に0である極小曲面は,3次元Euclid空間内に含まれていなければならないことがわかります.これは,4次元Euclid空間内の完備極小曲面に対する Smoczyk-Wang-XinによるBernstain 型の結果(2006年)で与えられている条件に対して,その意味づけを与える結果といえます.
場所: D814
講演者: 相山 玲子 (筑波大学)
タイトル: Surfaces in Euclidean 4-space and inflection points
概要:
4次元Euclid空間内の曲面上で,inflection point とは,第2基本形式がある法方向に対しては退化してしまっている点を意味します.Inflection point では法曲率が0であり,特に極小曲面の場合はそれが必要十分条件となります.Garcia-Mochida-Fuster-Ruas(1998年)は,genericには極小曲面にはinflection poitnがないことを示しています.法曲率が恒等的に0でない極小曲面においては,Inflection point の集合が面積をもたないことが,別の方法で示せます.また,その議論の応用として,法曲率が恒等的に0である極小曲面は,3次元Euclid空間内に含まれていなければならないことがわかります.これは,4次元Euclid空間内の完備極小曲面に対する Smoczyk-Wang-XinによるBernstain 型の結果(2006年)で与えられている条件に対して,その意味づけを与える結果といえます.
代数セミナー: 冨江 雅也 氏 (3/22)
日時: 3月22日(木) 16:00-17:00
場所: 自然系学系棟 D814 セミナー室
講演者: 冨江 雅也 氏 (盛岡大学)
タイトル: A relation between the shape of a permutation and the shape of the base poset derived from the Lehmer codes
概要:
置換から得られる Lehmer code には自然に半順序構造を入れることができます。Denoncourt はそのような半順序が分配束であることを示し、また base poset を記述しました。今回の講演では置換の形とそこから定まる base poset の形について得られた結果を紹介します。さらには root poset や lattice path とのつながりについてもお話したいと思います。
場所: 自然系学系棟 D814 セミナー室
講演者: 冨江 雅也 氏 (盛岡大学)
タイトル: A relation between the shape of a permutation and the shape of the base poset derived from the Lehmer codes
概要:
置換から得られる Lehmer code には自然に半順序構造を入れることができます。Denoncourt はそのような半順序が分配束であることを示し、また base poset を記述しました。今回の講演では置換の形とそこから定まる base poset の形について得られた結果を紹介します。さらには root poset や lattice path とのつながりについてもお話したいと思います。