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研究集会「リーマン幾何と幾何解析」(2月22日〜23日)

研究集会「リーマン幾何と幾何解析」を

下記の通り開催いたしますのでご案内申し上げます.


研究集会「リーマン幾何と幾何解析」

日時: 2013年2月22日(金)13時〜23日(土)16時頃

場所: 筑波大学自然系学系棟 D棟5階 D509

プログラム:

2月22日(金)

13:00--14:00: 加須栄 篤 氏 (金沢大学)

グラフの収束とラプラシアンの固有値


14:15--15:15: 伊藤 健一 氏 (筑波大学)

Absence of embedded eigenvalues for

the Schr\"odinger operator on manifold with ends


15:45--16:45: 高橋 良輔 氏 (名古屋大学)

ケーラーリッチフローのある種の変形とその自己相似解


17:00--18:00: 船野 敬 氏 (京都大学)

ラプラシアンの固有値の間の数値的普遍不等式について


2月23日(土)

10:00--11:00: 三石 史人 氏 (東北大学)

アレクサンドロフ空間の局所リプシッツ可縮性とその応用


11:15--12:15: 近藤 慶 氏 (東海大学)

フィンスラー幾何におけるトポノゴフの比較定理


13:30--14:30: 本多 正平 氏 (九州大学)

リッチ曲率と$L^p$収束


14:45--15:45: 塩谷 隆 氏 (東北大学)

Metric measure geometry for high-dimensional spaces


世話人:

山口 孝男 (筑波大学)

永野 幸一 (筑波大学)


教育研究科集中講義: 数学特論 III (2月18日~2月20日)

科目: 数学特論 III (01B6643  1単位)
題目: 無限 Ramsey 理論と連続体仮説
講師: 依岡輝幸 准教授 (静岡大学理学部)
日程: 2月18日 (月)  14:00~
            19日 (火)  10:00~
               20日 (水)  10:00~
教室: 自然系学系棟 D814
履修登録期間: 2月1日 (金) ~ 15日 (金)

概要: Gödel と Cohen により, 連続体仮説は数学の公理系から証明も反証もできないことが分かりました. Gödel は, 「"strong axiom of infinity" を新しく公理系に加え, より多くの数学命題を証明できる数学の公理体系を作る」という Gödel's Program を提唱しました. その最も基本的な定理は, Todorčević による「 $$\mathrm{PFA}\Rightarrow 2^{\aleph_{0 } }=\aleph_{2}$$ 」だと考えます.
 Todorčević のこの定理の証明を, 強制法無し, 巨大基数公理無しで説明できる Justin Moore による証明を紹介したいと思います. 講義では特に, 「 $$\mathrm{OCA}\Rightarrow \mathfrak{b}=\aleph_{2}$$ 」の証明を理解することを目標とします.

世話人: 塩谷真弘 (数学専攻)

微分幾何火曜セミナー (2月12日)

日時: 2013年2月12日(火)  15:15~16:45
場所: 自然系学系棟 B627

講演者: 田中真紀子 氏 (東京理科大)
タイトル: Isometries of Hermitian symmetric spaces
概要:
この講演の内容はAugsburg大学のJost-Hinrich EschenburgさんとPeter Quastさんとの共同研究によるものです。コンパクト型または非コンパクト型Hermite対称空間Mは、半単純Lie群Gの随伴表現の軌道として、GのLie環gの部分多様体として実現できますが、このとき、Mの任意の等長変換がgの線形等長変換に拡張できることを証明しました。講演では、この研究の背景を含めてお話ししたいと思います。

解析セミナー(2月6日)

日  時:2月6日(水)16時45分~18時15分
いつもと時間帯が異なりますので注意してください.

講 演 者: 筧 知之 氏(岡山大学)

題  目:
"Magnetic Schr\"odinger equation on compact symmetric spaces andgeodesic Radon transform of $1$-forms"

大学院集中講義: 解析学特論 II (2月5日~2月8日)

科目名: 解析学特論II (1単位)
科目番号: 01BB075

講師: 筧 知之 氏 (岡山大学大学院 自然科学研究科)
日程:  2月5日(火)  14:00より  (2月6日~2月8日の日程は1回目の講義のときに決めます)
場所: 自然学系棟 D509

講演題目: ラドン変換入門
講義概要:
R^n内のd次元平面全体のなす多様体をG(d,n)と書き、アファイングラスマン多様体と呼ぶ。R^n上の関数を様々なd次元平面上で積分することにより、アファイングラスマン多様体G(d,n)上の関数が定まる。この積分変換をラドン変換と呼ぶ。特に、d=1の場合はX線変換と呼ばれる。医療で使われるCTスキャナーは、人体に様々な方向からX線を照射して人体の内部画像を再構成する機械であるが、これはX線変換の理論の重要な応用例である。本講義では、ラドン変換の理論における2つの基本的な問題、
(1) 反転公式の構成
(2) ラドン変換の像の特徴付け
について解説する。時間の余裕があれば、他の話題についても言及したい。

TWINS履修申請: 1月23日(水)~2月1日(金)
世話人: 木下保