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数学類集中講義(12月24日~26日)

科目名 数学特別講義Ⅲ(FB14191) 1単位

題目 代数的サイクルとエタールコホモロジー

講師 斉藤秀司 教授 (東京工業大学)

 日程 12月24日 (火) 14時~17時
     12月25日 (水) 未定
     12月26日 (木) 未定
 25日と26日の時間は初日に決めます。

場所 : 自然系学系棟 D 509

概要:代数的サイクルの理論は19世紀の複素関数論におけるリーマン面上の関数と因子の研究に起源を発し、様々な分野と交錯しながら発展し、特に代数幾何学や数論幾何学において重要な役割を果たしている。一方、エタールコホモロジーの理論は Grothendieck により創始され、 Deligne による Weil 予想の解決をもたらした重要な理論であり、特に数論幾何学にとっては不可欠な道具である。本講義の目標はこの二つの理論を、代数幾何の初歩を学んだ者を読者に想定しながら、解説することである。 具体的には Hartshorne の代数幾何学の第3章相当までを予備知識として仮定する。講義では以下の内容について解説する予定である。
  (1)代数的サイクルの導入とAbel-Jacobiの定理
  (2)エタールコホモロジー概説
  (3)エタールコホモロジーへのサイクル写像
  (4)Roitman の定理と高次元不分岐類体論

教科書および参考書:
  (1)代数的サイクルとエタールコホモロジー、斉藤秀司・佐藤周友著 (丸善出版)
  (2)代数的サイクル:高次Chow 群の有限性定理、斉藤秀司(講)、金城謙作・宮坂宥憲(記)、山崎隆雄(監修)、東北大学大学院理学研究科 大学院GP 数学レクチャーノートシリーズ

成績評価の方法: レポート

履修希望者にスキーム論の概説講義を行います。日時: 12月19日(木)13:00-1E506

 世話人:木村健一郎 (内) 4330

履修申請: 12月24日(火)までに、数理物質エリア支援室学群教務に置いてある名簿に記入してください。

解析セミナー(12月18日)

日  時: 12月18日(水)15時30分~17時00分

講 演 者: 梅田 陽子 氏 (東京理科大 理工学部)

題  目: 大きな変数をもつ高階パンルベ階層のインスタントン解について

【 場所 】 自然学系D棟 509教室

計算数学セミナー(12月18日)

日時: 2013年12月18日(水) 13:30〜14:30

場所: 自然系学系棟 D 棟 D814 セミナー室

講演者:  渋田 敬史九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所

題目特異点解消を用いない,解析的曲線の既約性判定法

概要:

解析的平面曲線の特異点解消を用いない既約性判定法は、Abhyankar によって与えられている。 
本講演では、一般の余次元の解析的曲線に対する、特異点解消を用いない既約性判定法を与え、その計算手法を解説する。
この既約性判定法は Abhyankar によるアプローチとはやや異なり、イニシャルイ デアルやパラメタ付きの曲線の交点数の計算などを用いる、計算的側面の強いものである。

世話人: 田島 慎一,照井 章

連絡先照井 章 (terui at math.tsukuba.ac.jp) (at => @)


掲示・チラシはこちら: 20131218-poster.pdf


数学談話会(12月5日)

日時:2013年12月5日(木)15:30~17:00(15:00よりお茶の時間)
場所:自然系学系棟D509

講演者:松崎拓也 氏 (国立情報学研究所)
講演題目:計算機が数学試験問題を解く

概要:
国立情報学研究所を中心として進めている「ロボットは東大に入れるか」プロジェクトでは、
「人工知能」としてまとめられる諸技術に対する総合的ベンチマークとして、
様々な科目の大学入試問題を計算機で直接解くことに挑戦している。

本発表では、プロジェクトにおける数学試験問題に対する取り組みについて紹介する。
「数学問題を解く」とは何か、という問題定義から始め、自然言語で記述された問題を
論理式へ翻訳し、数式処理との接合により解を得るまでの流れについて述べる。

解析セミナー(12月4日)

日  時: 12月4日(水)16時00分~17時30分

講 演 者: Alexander Pushnitski 氏 (King's College London)

題  目: Inverse spectral problem for positive Hankel operators

【 場所 】 自然学系B棟 627教室

(開始時刻と場所が通常と異なりますので,ご注意ください.)