新着情報

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数学域談話会(11/25:竹内有哉先生)

11月の談話会を以下のように企画しています。

たくさんの方のご参加をお待ちしています。

なお、この談話会は数学フロンティアの対象科目です。

詳細は以下の通りです。

 

日時:2021年11月25日(木)15:10~16:40
場所:オンライン
講演者:竹内 有哉先生(筑波大学数理物質系)
講演タイトル:CR多様体の埋め込み問題について
アブストラクト:CR多様体は複素多様体の実奇数次元版に当たる幾何学的対象であり,様々な観点から研究が行われている.今回の講演ではその中でもCR多様体の埋め込み問題に焦点を当てて,これまでに知られている結果を紹介する.まず複素多様体の基礎的な話から始め,CR多様体の定義が確かに複素多様体の実奇数次元版になっていることを説明する.次にCR多様体の埋め込み問題について紹介する.この問題は古くから調べられているものであるが,現在でもなお完全解決に至っているとは言い難い.この埋め込み問題について何がわかっていて,何がわかっていないのかを強擬凸と呼ばれるCR多様体のクラスに制限して詳しく説明したい.最後に3次元CR多様体の埋め込み問題と密接に関わっているCR Paneitz作用素に関して講演者が得た結果を紹介する.

数学域談話会(11/11:伊藤健一先生)

11月の談話会は以下のように企画しています。

たくさんの方のご参加をお待ちしています。

なお、この談話会は数学フロンティアの対象科目です。

詳細は以下の通りです。

 

日時:2021年11月11日(木)16:00~17:30
場所:オンライン
講演者:伊藤 健一先生(東京大学数理科学研究科)
講演タイトル:Hypergeometric expression for the fundamental solution to the 2-dimensional discrete Laplacian
アブストラクト:偏微分方程式論において,基本解の方法は極めて基本的である.特にラプ
ラシアンに対する基本解は学部レベルでも必須の事項であり,広く応用も知られ
ている.一方で,ラプラシアンを離散化した離散ラプラシアンに対する基本解
は,積分表示や漸近挙動など,実用面での性質は古くから知られていたものの,
明示的な表示公式自体は(私の調べた限り)1次元を除いて知られていなかった
ようである.本講演では,多次元離散ラプラシアンのレゾルベントに対し超幾何
関数表示を与え,特に2次元の場合に適切な変数変換公式を適用することで,各
閾値周りでの漸近展開を計算する.この展開の第0次係数として,基本解の明示
的表示公式が現れることを見る.本講演はArne Jensen氏(Aalborg大学)との共
同研究に基づく.

数学域談話会(10/21)(山本光 氏(筑波大学), 小野肇 氏(筑波大学))

10月の談話会は以下のように企画しています。

たくさんの方のご参加をお待ちしています。

なお、この談話会は数学フロンティアの対象科目です。

 

詳細は以下の通りです。

日時:10月21日(木)14:45~16:15
場所:オンライン
講演者:山本光先生
講演タイトル:無限時間かけて非完備になる非コンパクト山辺フローの具体例
アブストラクト:最近行っている研究に関して説明する.コンパクト山辺フローに関する研究はある程度やり尽くされたと言っても良いと思うが,非コンパクト山辺フローの研究は分かっていないことが大量にある.今回は,東京工業大学の高橋仁氏との共同研究により,興味深い性質を持つ非コンパクト山辺フローの具体例を見つけることができたので,その紹介を行う.講演の最初の方は,山辺フローに関する基本的な事柄の説明に充てる.特別な場合には,山辺フローはfast
diffusion equationになることを説明する.後半で,今回見つけた具体例の説明を行う.

 

日時:10月21日(木)16:30~18:00
場所:オンライン
講演者:小野肇先生
講演タイトル:アインシュタイン・マックスウェル方程式およびその解の一般化について
アブストラクト:重力理論において、重力場(ローレンツ計量)
と電磁場(閉2次微分形式)が満たすべき場の方程式として、
アインシュタイン・マックスウェル方程式は非常に重要な位置を占めているが、
そのリーマン計量版は微分幾何においてあまり調べられていない。
しかし、LeBrunは、複素曲面においてはリーマン計量版
アインシュタイン・マックスウェル方程式の強エルミート解と
ケーラー幾何が密接な関係を持つことを指摘し、
いくつかの興味深い結果を得ている。前半ではその結果のうちいくつかを
紹介する。後半では、

(1) 強エルミート解の高次元における一般化である
共形ケーラー、アインシュタイン・マックスウェル(cKEM)計量
(2) アインシュタイン・マックスウェル方程式の一般化である
アインシュタイン・調和方程式

について紹介したい。

学類集中講義(数学特論B) (10月12, 15, 19, 22日)

科目:数学特論B (FB14161)

講師:茂手木公彦  (日本大学文理学部)

日時:2021年10月12, 15, 29, 22日

それぞれ、以下のようなスケジュールです。

[1] 10/12 2限10:10〜11:25
[2] 10/12 4限13:45〜15:00
[3] 10/12 5限15:15〜16:30
[4] 10/15 4限13:45〜15:00
[5] 10/15 5限15:15〜16:30
[6] 10/19 2限10:10〜11:25
[7] 10/19 4限13:45〜15:00
[8] 10/19 5限15:15〜16:30
[9] 10/22 4限13:45〜15:00
[10] 10/22 5限15:15〜16:30

場所:Zoom

題目:デーン手術と3次元トポロジー

キーワード:3次元トポロジー,デーン手術,ザイフェルト多様体,双曲多様体

概要:
第1回 多様体とは: ハンドル体と3次元多様体
第2回 結び目理論の速習コース:ザイフェルト曲面,絡み数 etc.
第3回 デーン手術の定義とその代数的側面
第4回 デーン手術と3次元多様体(Lickorish-Wallaceの定理,Kirby-Rolfsen計算)
第5回 3次元多様体内の曲面 I
第6回 3次元多様体内の曲面 II
第7回 ザイフェルト多様体
第8回 トーラス分解
第9回 双曲多様体
第10回 デーン手術に関する話題

シラバス:https://kdb.tsukuba.ac.jp/syllabi/2021/FB14161/jpn/0/

登録フォーム:https://forms.gle/ru52xhM5hUuSrYJC9

数学域談話会(2021/10/7,14) (佐々木建昭 名誉教授(筑波大学)による連続講義)

佐々木先生による連続講義を以下のように開催します。

(いずれもフロンティア対象科目)

オンラインで行います。学外で参加希望の場合は(https://forms.gle/UxuuM6ewFysE3jww9)まで。

 

2021年10月07日(木) 16:00 ~ 17:30

『たかが変数消去と侮るなかれ』-- 目的はグレブナー基底計算の高速化 -- (前半)

https://nc.math.tsukuba.ac.jp/multidatabases/multidatabase_contents/detail/230/a9e585fcef3e778cc5a312d1bba1309d?frame_id=109

 

2021年10月14日(木) 16時~17時30分

『たかが変数消去と侮るなかれ』 -- 目的はグレブナー基底計算の高速化 -- (後半)

https://nc.math.tsukuba.ac.jp/multidatabases/multidatabase_contents/detail/230/16d793e8b7dc58fe720be6ddc02b914c?frame_id=109

第 6 回 筑波大学 RCMS サロン「トポロジーとその応用」

研究集会:第 6 回 筑波大学 RCMS サロン「トポロジーとその応用」
     共催:九州大学マス・フォア・インダストリ研究所
     (文部科学省委託事業「数学アドバンストイノベーションプラットフォーム (AIMaP)」受託機関)

 上記集会をオンラインにて開催いたします。どうかぜひご参加ください。
なお本集会は「数学フロンティア」対象科目です。
    
日時:2021 年 7 月 14 日(水)15:15 ~ 17:35 オンライン(事前申込制)
   以下のサイトにアクセスして、ご登録をお願いいたします。
    http://rcms.math.tsukuba.ac.jp/events/rcms-salon-6

プログラム:
■15:15 ~ 15:55 丹下基生(筑波大学 数理物質系数学域) トポロジー入門
■16:05 ~ 16:45 初貝安弘(筑波大学 数理物質系物理学域) トポロジカル相とバルクエッジ対応
■16:55 ~ 17:35 濱田直希 (KLab 株式会社)モバイルオンラインゲームにおける機械学習

各講演のアブストラクトは上記サイトでご覧いただけます。
 
 お申込み・ご参加をお待ちしております。どうかよろしくお願い申し上げます。
                   世話人 川村一宏
                   問い合わせ先:rcms-salon_at_math.tsukuba.ac.jp

研究集会「リーマン幾何と幾何解析」(2021年2月12日,13日)

研究集会「リーマン幾何と幾何解析」を下記の通りオンラインで開催いたします.
皆様のご参加をお待ちしております.


研究集会「リーマン幾何と幾何解析」
日程:2021年2月12日(金),13日(土)
会場:Zoom
HP:http://www.math.tohoku.ac.jp/~takumiy/RGGA21.html
参加登録方法:HP内の参加登録フォームよりご登録ください.

プログラム:
2月12日(金)
10:00--11:00:本多正平氏(東北大学)
固有関数による球面の特徴付け

11:15--12:15:藤岡禎司氏(京都大学)
崩壊する Alexandrov 空間のファイブレーション構造について

13:45--14:45:竹内秀氏(東北大学)
Lower semicontinuity of the size of integral currents in Hilbert spaces

15:00--16:00:田代賢志郎氏(京都大学)
Gromov--Hausdorff limits of compact Heisenberg manifolds with sub-Riemannian metrics

16:15--17:15:太田慎一氏(大阪大学)
Comparison theorems with epsilon-range

2月13日(土)
10:00--11:00:國川慶太氏(東北大学)
Ricci flow に沿った熱方程式の Liouville 型定理

11:15--12:15:濱中翔太氏(中央大学)
Closed four dimensional Ricci flow with integral bounds of the scalar curvature

13:45--14:45:櫻井陽平氏(東北大学)
Recent development of geometric analysis on weighted Ricci curvature

15:00--16:00:北別府悠氏(熊本大学)
ハイパーグラフ上のリッチ曲率

世話人:
山口孝男(京大理)
横田巧 (東北大理)
永野幸一(筑波大数理物質)

Tsukuba Workshop for Young Mathematicians 2021

2008年以降毎年2月に開かれるこの国際研究集会---筑波大学大学院数学専攻前期課程の学生が修士論文の研究成果を発表する場として、海外を含む学外の若手研究者をゲストに迎えて開かれます。

今年度はオンライン(公開2月8日--19日)にて南京大学の若手研究者お二人をゲストに迎えます。
詳細は次をご覧ください。
https://sites.google.com/a/math.tsukuba.ac.jp/workshopyoung2021/ 

第1回 F-MIRAI x 数学域 プロジェクト集会「数学と未来」(2021年1月21日)

筑波大学未来社会工学開発研究センターと数学域の連携として昨年度まで開催していた「茶話会」を今年度より
「数学と未来」と改称し、その第1回を開催いたします。
奮ってご参加ください。

オンライン開催になりました。ご注意ください。

日時: 2021 年 1 月 21 日(木) 15:15~16:30
場所: オンライン(Zoomを使用)
講演者: 金川 哲也氏 (筑波大学・システム情報系)
題目: 多数の気泡を含む水中の音波を記述する弱非線形発展方程式群の統一的導出方法
参加申込方法:下記連絡先までご連絡ください。折り返し、アクセス手順をお知らせします。

連絡先:

中村 憲史 (筑波大学未来社会工学開発研究センター)
e-mail: nakamura.kenji.fu at u.tsukuba.ac.jp

フライヤー(PDFファイル) 第1回数学と未来_修正版.pdf

プログラム:

15:15~15:30 ティータイム
15:30~16:15 講演
16:15~16:30 ティータイム

講演概要:

多数の気泡を含む水(気泡流)中における音波を考える。長時間長距離の伝播を経て、弱い非線形性、弱い散逸性、さらに気泡の体積振動に伴う分散性の発現そして競合に伴い、気泡流中では、衝撃波や (音響的な) ソリトンなど、魅力的で多様な非線形波動が形成されることが、多数の理論的・数値的・実験的研究によってわかっている・・・(*)。

本講演では、体積平均化に基づく保存方程式系から、特異摂動法の一種の多重尺度展開を用いて、KdV-Burgers 方
程式や非線形 Schrodinger 方程式などの弱非線形波動方程式を統一的な導出を試みる。これらの数学的な求解ではなく、これらが物理法則(古典力学と古典熱力学)からどのように導かれるのか、その導出に焦点をあてる。

(*)のため、残念ながら、波の新たな物理を発見できてはおらず、講演者が唯一工夫したといえる、導出の方法論とその物理的動機を詳述したい。主として、理論流体力学・気泡力学・非線形音響学に属し、機械工学の一分野としての流体工学や超音波医工学などに背景がある。数学的厳密性などの面で、満足頂ける話は難しいと考えているが、ご容赦頂きたい。

AIMaP集会「離散微分幾何と有限要素法の融合,建築とCGヘの応用」(2020年12月23日)

AIMaP集会【離散微分幾何と有限要素法の融合.建築とCGヘの応用】を以下のようにオンラインで開催いたします。ご参加をいただけますようお願いいたします。

開催日時: 2020/12/23(水) 10:00 – 17:50 

開催場所: Zoomによるオンライン開催

参加を希望される方は

https://zoom.us/webinar/register/WN_JX-rsM-1RUyVejiFn16L0A

より参加登録をお願いいたします。ご登録いただいた方にはZoomのミーティングリンク等をお知らせいたします。

主催:筑波大学数理科学研究コア (RCMS)

共催:文部科学省委託事業「数学アドバンストイノベーションプラットフォーム (AIMaP)」

協力:JST CREST[数理的情報活用基盤]設計の新パラダイムを拓く新しい離散的な曲面の幾何学

プログラム

10:00-11:10
古典的Plateau問題の有限要素近似について(1)
土屋 卓也(愛媛大)

11:20-12:30
古典的Plateau問題の有限要素近似について(2)
土屋 卓也(愛媛大)

- 昼休み –

13:40-14:50
離散微分幾何と有限要素法の関係について(1)
廣瀬 三平(芝浦工大)

15:10-16:20
離散微分幾何と有限要素法の関係について(2)
廣瀬 三平(芝浦工大)

16:40-17:10
空間構造における形状解析と応力変形解析について
横須賀 洋平(鹿児島大)

17:20-17:50
HDG法の超収束について
及川一誠(筑波大)