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カテゴリ:談話会

筑波大学数学談話会(9月27日)

当数学域の青嶋 誠 教授と矢田和善 助教が,
   Abraham Wald Prize in Sequential Analysis  および
  日本統計学会研究業績賞
を受賞しました。それを記念して談話会を開きます。

日時:9月27日(木)15:30 ~ 16:30
※ 15:00 ~ 15:30 にお茶の時間があります。
場所:自然系学系D棟509号室

タイトル:たった30個の標本で,10000次元のデータを,どこまで精密に解析できるか?

講演概要:近年,高次元小標本のデータ科学が,理論と応用の両面から世界中で活発に研究されています.ゲノム科学・情報工学・金融工学に端を発する高次元小標本データは,新しいタイプのデータ科学を生み出そうとしています.
 従来の統計学は,大標本を前提とするために,高次元小標本のデータ解析に精度を保証する解を与えてくれません.そのことは,最近まで正確には知られていませんでした.高次元小標本のデータ科学には,従来の統計学の枠組みを超えた,新しい発想が必要になります.
 本講演では,10000次元を超える高次元データを,100にも満たない僅かな標本数で扱います.上手に扱わないと,高次元データからはノイズしか聞こえてきません.しかし,本来,高次元データは,豊富な情報を内包しているはず.高次元小標本におけるデータ空間の特性を理解して,適切に解析を行えば,高次元データは驚くほど豊かな情報を語ってくれるのです.
 当日は,高次元小標本のデータ科学に高精度かつ高速な解析を行うために,青嶋・矢田が一連の共同研究で構築した理論と方法論について,アイデアの幾つかをなるべく平易に説明します.

筑波大学数学談話会のお知らせ (6/21)

次回の「筑波大学数学談話会」は,以下の通りです。

日時: 6月 21日 (木) 15:30 ~ 16:30 (※ 15:00 より,ティータイム)
場所:自然系学系 D棟 509号室
講演者:丹下 基生氏(筑波大学・助教)
タイトル:4次元多様体の記述法とその応用
概要:微分可能多様体はモース理論に基づき、ハンドル分解することができる。4次元の場合のハンドル分解とは3次元球面内の枠付き絡み目に対応する。その絵をハンドル図式という。この講演では、ハンドル図式を見ることで4次元多様体を体感することと、その図式を用いて得られる結果について話す。

筑波大学数学談話会のお知らせ (5/24)


今年度最初の談話会を以下のように開催します。皆様のお越しをお待ちしております。

5月24日(木) 15:00-17:30
自然系学系棟D509
講演者:有家 雄介 氏 (筑波大学)
      中島 誠   氏  (筑波大学)

講演題・講演概要

 有家 雄介氏  頂点作用素代数のフュージョン則について
            概要:頂点作用素代数の3つの加群の間のintertwining operatorの空間の次元を
                フュージョン則と呼ぶ. フュージョン則は射影直線上の3点に加群を対応させた
                共形ブロックの空間の次元と等しいことがY. Zhuにより示されている.
                本講演ではintertwining operatorにlog項を付け加えたものの空間と,
                射影直線上の3点に対数的と呼ばれる加群を対応させたときの共形ブロックの
                空間が同型となることを紹介する.時間が許せば, フュージョン則の計算の
                具体例についても紹介したい.


 中島 誠氏   有向パーコレーションの相転移に関する話題
           概要:パーコレーションと呼ばれる確率模型は様々な物理現象の中に見られ、
                 統計力学の中で重要な役割を果たしています。今回の講演では有向
                 パーコ レーションに現れる相転移のそれぞれの相での性質や相転移に
                 関する最近の発展をお話しします。必要な知識は中心極限定理です。

・ 時間には多少変更の可能性がありますこと、ご容赦ください。