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Category:談話会

11月14日(木)談話会 吉川祥 先生(東京理科大学)

11月の談話会を以下のように実施します.奮ってご参加ください.

なお,この談話会は数学フロンティアの対象科目です。

 

日時:11月14日(木)15:30 〜 17:00 (Tea time:15:00〜)

場所:D509

講演者:吉川祥 先生(東京理科大学)

題目:楕円曲線の数論的同値について

概要:代数体上の楕円曲線は整数論において古くから研究されており,今なお重要で面白い対象である.楕円曲線に対して,その整数論的に重要な情報を備えた複素関数(L関数と呼ばれる)が定まる.このL関数はもとの楕円曲線の多くの情報を知っているが,実は楕円曲線の全てを知っているわけではない.この講演では,異なる代数体上で定義された楕円曲線から同じL関数が得られることがあり得る,という現象(楕円曲線の数論的同値)について説明する.さらに,そのような状況はかなり限定的であることについても説明したい.背景から始めて,楕円曲線について知らない方にも聴いていただけるように説明する.この講演は,伊藤哲史氏(京都大学)と千田雅隆氏(東京電機大学)との共同研究に基づく.
 

第12回 筑波大学RCMSサロン(2023年12月14日)

数理物質系数理科学研究コア(RCMS)主催「第12回 筑波大学RCMSサロン」開催のご連絡です.

RCMSでは,分野横断的な研究交流の一助となることを目指し,互いの研究分野の相互理解を推進する場として「RCMSサロン」を開催しています.

今回のRCMSサロンは「同期現象」をテーマとしまして,カエルの鳴き声の同期現象,リザバー計算における同期現象の応用,再帰と同期,など同期現象に広く関わる話題についての講演を企画しています.

プログラムや講演概要などの詳細,またオンライン参加申込につきましてはこちらをご覧下さい.

多くの皆様のご参加をお待ちしております.

 

第12回 筑波大学RCMSサロン「同期現象の数理とその応用」

日 時:12月14日(木)15:00 -- 18:00(Tea Time を含む)
場 所:筑波大学自然系学系棟D棟5階 D509室/オンラインのハイブリッド形式
講演者:合原一究(筑波大学システム情報系)
    常木澄人(産業技術総合研究所・新原理コンピューティング研究センター)
    平山至大(筑波大学数理物質系)

世話人:川村一宏,永野幸一,平山至大

11月2日(木)談話会 John Duncan (Academia Sinica, Taiwan)

談話会のお知らせです。

なお、この談話会は数学フロンティアの対象科目です。 

 

日時:2023年11月02日(木) 15:30   -   17:00
場所:自然系D棟509号室
連絡先:carnahan@math.tsukuba.ac.jp
講演者:John Duncan (Academia Sinica, Taiwan)
タイトル:Moonshine and Arithmetic

アブストラクト:Research in moonshine has mostly been conducted over the complex numbers. In this talk I will explain how umbral moonshine incorporates some arithmetic structures into the moonshine story, such as singular moduli, class numbers, and rational points on algebraic varieties.  

10月6日(金) 談話会 森 雅巳氏, 髙澤 光彦氏 (Arithmer株式会社)

10月の談話会を以下のように企画しています。

たくさんの方のご参加をお待ちしています。

なお、この談話会は数学フロンティアの対象科目です。

詳細は以下の通りです。

 

日時:2023年10月6日(金)15:30~17:00

場所:D509

講演者:森 雅巳氏, 髙澤 光彦氏 (Arithmer株式会社)

講演タイトル: 数学とAIによる社会課題解決事例

アブストラクト

https://nc.math.tsukuba.ac.jp/multidatabases/multidatabase_contents/detail/230/f83f48383e957e636df98f8db1181cb6?frame_id=109

 

第11回 筑波大学 RCMS サロン 「計算機によるAIとシミュレーションの数理」

筑波大学数理科学研究コア (RCMS) では、分野横断的な研究交流の一助となることを目指し、互いの研究分野の相互理解を推進する場として「RCMS サロン」を開催しています。

今回は「計算機によるAIとシミュレーションの数理」というテーマで3名の講師の方々に講演していただきます。

要項

  • 日時:2023年7月27日(木)15:00~18:00 (Tea Time を含む)
  • 開催方法:対面/オンラインのハイブリッド形式
  • 場所:筑波大学自然系学系棟D509セミナー室/Zoom meeting
  • 参加申し込み: 登録ページはこちら https://forms.gle/x3R74N7PVqE1YQmv5
    • 参加申込は7月24日(月)まで受け付けます。Zoomのアクセス手順はRCMSサロンの数日前に登録者へお送り致します。 
  • 共催:科研費 基盤研究 (A) 20H00576「大規模複雑データの理論と方法論の革新的展開」(研究代表者: 青嶋 誠)
  • サロンwebページ:https://rcms.math.tsukuba.ac.jp/events/rcms-salon-11

プログラム

★ 15:00 -- 15:15 Tea Time

★ 15:15 -- 15:50  照井 章(筑波大学 数理物質系/人工知能科学センター)

タイトル:数式処理によるロボットマニピュレータの逆運動学問題と経路計画問題の解法

概要:本講演ではロボットマニピュレータ(腕型ロボット)を動かす際の問題を取り上げます.与えられたロボットの先端の位置から各関節の角度を求める問題を逆運動学問題,ロボットの先端を動かす経路が与えられた際にその経路に沿った運動を行うための各関節の変位を求める問題を経路計画問題と呼びます.本講演では,数式処理を用いて,各問題の解の存在を厳密に判定・保証しながらそれらの解を効率的に求めるための手法を紹介します.

★ 16:05 -- 16:40 藤澤 誠(筑波大学 図書館情報メディア系)

タイトル:物理シミュレーションにおける数理とその応用

概要:現実世界の物理現象をコンピュータ内で再現するための技術として,物理シミュレーションが様々な分野で使われています.特にコンピュータグラフィックス(CG)分野では,複雑な自然現象をリアルに再現したいという要求から盛んに研究が行われています.本講演では,その中でも流体シミュレーションを中心として,その基礎となっている支配方程式およびそれをコンピュータで計算する際に使われる数理やアルゴリズム,CGでの応用などについて紹介します.  

★ 16:55 -- 17:40 石坂 敢也,加茂 碧唯(富士フイルムビジネスイノベーション (株) )

タイトル:小規模学習データによる商品棚の陳列状態推定

概要:小売業において,商品管理や棚割り作業の効率化のために,商品棚にある商品をAIで特定したいというニーズがあります.この問題は一般に物体検出と画像照合により構成され,店舗毎に異なる照明環境や陳列状態下で,類似デザインを含む数百~数千商品を検出・峻別でき,頻繁な商品デザイン変更にも追随できることが求められます.この問題に対して各商品のone-shot画像だけが与えられた前提でアプローチする深層学習技術について紹介します.

★ 17:40 -- 18:00 Tea Time

お問い合わせ先

世話人: 照井 章(筑波大学 数理物質系)

E-mail:rcms-salon at math.tsukuba.ac.jp ("at" を @ に置き換えてください)

謝辞

今回のRCMSサロンは科研費基盤研究(A) 20H00576「大規模複雑データの理論と方法論の革新的展開」(研究代表者: 青嶋 誠)の支援を受けています.